A子(24歳)がセックスワーカーになったのは、13歳の時だった。
ご存知のとおり、法律上13歳の少女が「性」を売り物にした職業に就くことは不可能である。
しかし、それはあくまでも「法律上」。実際には、多くの少女たちが、早咲きのセックスワーカーとして性産業に携わっている。
「出会い系サイト」を利用した「援助交際」という形で。と聞くと、髪の毛を染めた派手な不良少女を想像してしまうが、A子の場合は全く逆だった。中高一貫教育の、いわゆるお嬢様学校である。
カトリック系のミッションスクールで、ボランティア活動にも熱心な教育方針だった。当然、公立校と違って、学費も決して安くはない。
「うちは、特別お金持ちという家ではなかったんですけど、父が学歴のある人じゃなかったからかな。子どもにはきちんとした教育を受けさせたかったのかも」とA子は語る。
親が、高い学費を払ってまで私立の学校に行かせてくれているのだから、親に迷惑をかけるようなことはしたくなかった。だから家庭では、援助交際をやっていることはこれっぽっちも見せなかった。「手のかからない子どもだったと思います」
A子の話をここまで聞いて、ふとした疑問が沸いてきた。
彼女は、決してカネに困って援助交際を始めたわけではない。にもかかわらず、出会い系サイトにアクセスしてしまった理由はどこにあるのか?
「もしかして、セックスが好きだったの?」という不躾な質問を投げてみたところ、「セックスがキライってわけでもなかったけど、決して好きではなかった」という。
好きになったのは、セックスよりもむしろ「お酒」のほう。
高校を卒業し、親元を離れて大学に通うこととなった彼女は、趣味と実益を兼ねてスナックでアルバイトを始める。
しかし、21時~24時まで1日3時間程度の勤務では、貰える手取りは7,500円。時給2,500円なのだから、女子大生のアルバイト代としては充分な額ではあるが、「割に合わなかった」とのこと。
同伴やアフター、店に来てもらうためのメールや電話を考えると、時間外労働をしていることになる。そのうえ、店では飲みたくない時もどんどん飲んで客を楽しませなければならない。
酒が好きで始めたはずのスナック勤務が、だんだん苦痛になってきた。A子は、わずか2カ月でスナックを辞め、デリヘルの門を叩くことになる。
「なんでデリヘル?出会い系サイトの援助交際のほうが慣れていたんじゃないの?」という質問に対しては、「個人営業はやっぱり危ないと思った。今まで危険な目に遭わなかったのが不思議なくらい」という答えが返ってきた。
なるほど、確かに近年、出会い系サイト絡みの事件が多発している。そう考えると、怖いものなしで援助交際していた10代の頃よりも、ある意味で大人になったのかもしれない。
次に、「ピンサロという選択肢は考えなかったのか?」と訊ねてみた。
様々な形態の風俗店の中でも、おそらくもっとも軽いのがピンサロであろう。店によって多少システムは異なるが、全裸にならずとも、フェラチオ・手コキが中心のサービス内容なので、ハードルが低いと思われる。
これに関しては、「ピンサロという業種を知らなかった」というから驚きだ。
13歳から援助交際をしているA子でも、風俗の業種については知識が無かったようだ。
高収入求人誌をめくってみて、「デリヘルという言葉なら、なんとなく聞いたことがある」という理由で、デリヘルを選んだ。
確かに、風営法の改訂で、店舗型風俗店の新規開店が事実上不可能となった昨今、無店舗型の「デリヘル」という言葉が広く浸透してきたように感じる。
それは、客側だけでなく、働く女性にとっても同じだったようだ。「ピンサロやソープランドという言葉は耳慣れないが、デリヘルなら聞いたことがある!」という動機でデリヘル嬢デビューする者は意外と多いのかもしれない。
しかし、デリヘルも思いのほか稼げなかった。
考えてもみたら、デリヘルはラブホや男性客宅への「移動」という時間のロスが生じる。それに加えて、男性スタッフの目が届かない場所でプレイを行なうためか、本番行為を求められる確率が非常に高いのだという。
「10人中8人は『先っぽだけでいいから挿れさせて』と、あわよくばという展開を期待している」とのこと。これでは、個人営業の援助交際と変わらない。A子は、待機所で親しくなった先輩デリヘル嬢から、「箱ヘル」の存在を教えられ、現在の箱ヘルに移ってきた。
箱ヘルとは、店舗型風俗店のことである。
「箱ヘルのほうが、愛がある気がする」と、A子は語る。箱ヘルは、男性スタッフと接する時間がおのずと多くなるためか、「お店に貢献したい」という気持ちが強くなるのだという。
また、意外と簡単に起業できるデリヘルは、一攫千金を夢見る若い経営者が、適当に女の子を集めて経営しているケースもあるようだが、箱ヘルの場合は、何らかのワケアリ事情を抱えていそうな者が腹を据えて携わっているのか、仕事熱心で親身な男性スタッフが多いという。
話をA子に戻そう。
彼女が「愛」を感じているのは、店に対してだけではない。自身が客としてマッサージ店などに行くたびに、A子は「指名」の重みを感じるのだという。
「自分自身は、マッサージ店に行っても、指名することはない。そう考えると、「何十人もいる女の子の中から自分を選んでくれて、スッキリした顔で帰っていってくれるのが嬉しい」のだそう。
「奥さんがヤラせてくれないっていうお客さんに悦んでもらうのが好き」とも語っていた。まさに天職といえるのかもしれない。
なので、「私、昼職もやっているんです」という言葉には、正直驚いた。
どうやら、ずいぶんとお堅い職種のようだ。ということは、むしろ昼間の仕事だけで充分暮らしていけるはずである。
それでも箱ヘルを続ける理由を訊ねたところ、「私、節約したくないんですよね」という、非常にシンプルな答えが返ってきた。
A子は、決してブランド物に身を包んでいるわけではなく、外見的にはごく普通の女の子だ。
ホストに貢いでいる等の、過剰な贅沢をしているわけではない。それでも、「コンビニに行った時、小銭単位の値段を気にして節約したり、酔っ払って帰宅する際、タクシーを使うことにいちいち罪悪感を感じるのがイヤ」とのことだった。
現在住んでいる家賃8万円のマンションも、年収200万円代の昼職だけでは住み続けることは不可能。そう考えると、やはり箱ヘルは辞められないのだという。
では逆に、箱ヘル一本に絞ってみては如何だろうか?この問いに対しては、再び「いい学校に行かせてくれた」という親の話が出てきた。
「ご近所や親戚に、自慢できる娘でありたい」というA子にとって、昼間の仕事もまた辞められないものなのだろう。
最後に、気になるセックス観についても触れてみた。
13歳で援助交際を始めて、しばらくは「セックスが特別好きではなかった」というが、今ではセックスが大好きなのだそう。
きっかけは、社会人1年目の時に経験したセックスだった。
あまりにも気持ち良すぎて、涙が出てきたとのこと。男としては本望だろう。
それをきっかけに、一時期は10名のセックスフレンドを持つほど、セックスにのめり込んだこともあった。
その中には、店の常連客だった男性もいた。
聞けば、30代・40代のお相手が多いようだが、A子いわく「年上の人と接していると、得るものが多い」。
「今までお金を貰ってプレイしていた相手と、お金ナシで本番行為まで……って、ありえないって思われるかもしれないけど、自分としては、ムダなセックスをしているつもりはない」という強い信念が感じられた。
箱ヘルと昼職とセックスフレンド……3つのうち、どれかを切っても、彼女はきっとやっていけるのだろう。
それでも、今の状態が楽しいから、当分はこの生活を続けていくという。24歳という年齢がそうさせているのかもしれないが、10年後の彼女も、ライフスタイルはどうであれ、人生を楽しんでいてほしいと切に願う。[MEN’S CYZO/文=菊池美佳子]
http://www.menscyzo.com/2012/02/post_3529.html
わざわざピックアップせんでも、世の中には、そんな奴たくさん居てるんじゃね
なにこの意味もなく長い話
う〜ん、なんか作り話っぽいね〜( ~っ~)/
Yeah Kiss My Ass
酒よりもセックスの方が好きなんだろ?
ロリコンが多いね
援交女なんて腐るほどいるよ。
いいお客さんが付けば楽で楽しいですよ
寝てるだけ、会話してるだけで、手取り+お小遣い+プレゼントもらえる♪
指名入れてくれる人に合わせて出勤すれば無駄がないし、出勤したのを見て呼んでくれる人もいる
いいお客さんに気に入ってもらえば楽して稼げますよ
デリヘルも援交も変わらないよ フェラだけしろとか言う人もいるし。単価はデリヘルより安い。でもデリヘルは何も手を出さない経営者に半分もっていかれるから腹立つ。
ビッチ
ここまで来ると清々しいけどな。