イギリス版『VOGUE』の表紙[2021年6月号]
5月2日、ビリー・アイリッシュが自身のインスタグラムにピンナップ・ガール風のセクシーな衣装を身にまとった写真をアップし、ファンを驚かせた。
写真は最新のイギリス版『VOGUE』の表紙で、同誌のインタビューによると、撮影はビリーの発案で行われたものだという。
醜形恐怖症を乗り越えたビリー
ビリー・アイリッシュといえば、黒と蛍光グリーンの奇抜な髪色に、ストリート系のダボッとした衣装を思い浮かべる人が多いだろう。
彼女のそうしたスタイルは、女性の体を売り物にするかのようなセクシーな衣装が当たり前のアメリカ音楽業界に対するアンチテーゼと捉えられ、フェミニストからも支持されていた。
しかし、それはビリー自身が発したメッセージではなかった。ビリーがダボッとした衣装を着るのは、自身の体型にコンプレックスをもっているからだと過去に明かしている。
13歳の頃、ダンスの教室に通っていたときに体にピッタリとしたウェアを身に着けている自分の姿を周りと比べたときから彼女の悩みははじまり、10代後半には醜形恐怖症にも悩まされた。
今回の写真は、彼女が自らにかけた呪いから解き放たれた証なのだ。
ただ、ここで疑問に感じる人もいるだろう。体型コンプレックスから開放されたのに、なぜ体を拘束するコルセットを身につけるのか、と。
「自分にとって気分がいいかどうかがすべて」
インタビューでもこの疑問が投げかけられると、ビリーは次のように答えた。
“My thing is that I can do whatever I want.”
(意訳:私の体なんだから、何を着ようが私の勝手でしょ)
女性の“拷問器具”とまで言われたコルセットの歴史的な背景もわかったうえで、それでもそのデザインが好きだから、自分を美しく見せてくれると思うから彼女は新しい自分の姿を彩るものとして選んだのだ。そして、こうも言っている。
「自分にとって気分がいいかどうかがすべて。整形したいなら整形すればいい。自分が着たい服が傍から見たらキツそうに見えたって、そんなのクソくらえだよ。自分が似合っていると思えば、似合ってるんだよ」
意味も文脈も勝手に背負わせないでくれ、私は着たいものを着るんだ! という姿勢が彼女の言葉からは伝わってくる。
自分の容姿がイヤで鏡を見ることもできなかった彼女にとって、鏡に映る自分の姿を見て気分がよくなることはどれほどの意味をもつのだろうか。きっと、私たちが想像するよりもはるかに大きい。
7月30日にリリース予定のニューアルバム『Happier Than Ever(直訳:これまでになく幸せ)』のタイトルを見ても、彼女の心にポジティブな変化が起こっていることが窺える。
新しい魅力が開花したビリーが今後どんなパフォーマンスを見てくれるのか、いまから楽しみだ。
[via:FRaU]
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/82820
予想される批判への反論
アイリッシュは過去に、音楽業界における女性の身体の客体化をめぐる論争を引き起こしてきました。
2019年に公開されたファッション誌ELLEのインタビューでは、自身の胸元に注目を集めないためにオーバーサイズの服を着ている、と明かしていました。
過去には「服の下が見えなければ、誰も意見を言えないでしょ?」「痩せてるとか太ってるとか、知らなければ誰も何も言ってこない」と語り、反響を呼びました。
一方で、アイリッシュは自身と異なるテイストのファッションを否定しているわけではない、とも強調していました。
「似合ってるとあなたが感じるなら」
これまでの路線から一変した新しいファッションに対し、アイリッシュは
「あなたがボディポジティブについて語るなら、なぜコルセットを着るの?なぜありのままの自分の体を見せないの?」といった批判が寄せられることを想定して、「自分に関することは、やりたいことはなんでもできるんです」と反論。
アイリッシュは、人生の今の時期にとって「私自身の気分が良くなること」に焦点を当てることが大切だと話しました。
「他の人が『大きすぎる』と思うような服をあなたが着たいと思うなら、そんなのどうだっていい。似合ってるとあなたが感じるなら、似合ってるんです」《中略》
British Vogueのインタビューでも、次のように語りました。
「あなたが肌を見せたいと思ったら、突然あなたは偽善者とみなされる。軽くてだらしない女、という風になる。そう見られたとしても、私は自分を誇りに思います。
私や女の子たちはみんなだらしない女ということになるし、そんなのどうだっていい。良い方向に転換して、力をつけましょう。体や肌を見せるか見せないかで、あなたへの敬意が奪われるべきではない」
[via:ハフポスト]
https://www.huffingtonpost.jp/entry/story_jp_608f4ea7e4b05af50dc4d5fa
「肉体的に求められたことがない」
“ティーンのカリスマ”として知られ、弱冠18歳にして、今年のグラミー賞で女性アーティストとして史上初めて主要4部門を制覇したビリー・アイリッシュ。
彼女のトレードマークであるダボっとしたシルエットの服を頻繁に着るようになった理由について、英GQのインタビューで語った。
「今から“爆弾発言”をするね」。
こう切り出したビリーは、
「私はこれまでに一度も求められていると感じたことがない。今まで付き合ったどの元カレも私をそういう気持ちにはさせてくれなかった」
と告白すると、続けて
「誰からも肉体的に求められていると感じたことがないって、私の人生において結構大きなことなんだよね。私がこういう格好をするのは、人の服装とかサイズを批判する人たちのことを考えたくないから。
だからといって、朝起きてタンクトップを着ようと思わないわけじゃない。実際、過去に(タンクトップを着ようと思い立って)そうしたことがあったし」
と、あくまで着たいものを着ているだけだが、過去の恋愛で経験したこともしくは経験できなかったことが自身のファッションに少なからず影響を与えていると明かした。
ちなみに、“求められていると感じたことがない”からといって、恋愛に奥手になっているわけではないが、ある男性と良い関係を築けていたにもかかわらず、ビリーのほうが彼の優しさにつけこんでしまったせいで破局を迎えてしまったことが尾を引いて、今は誰にも魅力を感じない状態に陥っているそう。
ただしビリーは「何が起きてるのか自分でもわからないけど、実際のところ、それはそれでかなりイイ感じ」と、現状に満足していることを明かしている。
[via:フロントロウ]
https://front-row.jp/_ct/17367797
ネットの反応
・おっぱい最高やん
・なんか顔だけコラしたみたいに見える
・曲は知ってるけど本人をまじまじと見たことなかった。思ったのとは違った、華奢なのかとばかり。
・意外と豊満だったでござる
・こういうの求められてない気がするんだが
・隠れ巨乳キャラやめちゃったのか
・最近やりまくってるから路線変更?
・中二病かまして大人への脱皮でセクシー路線
・減量がんばったね
・ははーん、痩せたから見せたくなったな?
・かなり修正してるやろ
・痩せなきゃ…で頑張った結果
・デブが痩せたら急に脱ぎだしたわー
・体の線が出ない服を着るというギミックで売りに出た人がコルセットとか真逆でしょ
・今回はちょっと大人になりましたって感じでいくのかな
・どうしたんこれ?ファンは心配だろうな
・女子受け悪くなるからやめた方が
・結局スレンダーな身体を羨望してたわけだ
・フェミさん困惑案件やな嘘でもフェミっぽく見せといた方が楽やろ。ウザくなった?
・デブ写真が出回ってただのブーちゃんってバレたから修正画像で大衆の記憶を書き換えようとしてるんだな
・これまでの身体についての発言が全てコンプレックスを隠すための負け惜しみだったことが露見してしまった
・結局コンプレックスを「矯正」して解決しようってメッセージはファンの子達に絶望を与えるかも
・コンプレックスが元になってるなら少し見た目が改善して自信出てきて更に雑誌編集者に乗せられたらこうなるんだろう
・人気が落ちたら女の部分を出すと思ってたけど意外に早かったな
・まあこれは一度きりのコスプレみたいなもんでまたジャージに戻るんだろうけど
・ビリー自身、この手の服は二度と着ないに一票。
・ドキュメンタリー見てたらデブが原因でライブの初っ端にジャンプしていきなり足挫いたのは笑った
・ちょっとデブるの早杉だろ
・オッパイは良いんだけどさなんか脚短いし顔デカいな
・男顔やからかな こういうエレガント系な髪型は似合わんと思う
・なんだろなぁチンコが全く反応しない
・熱心なヴィーガンは日本人に受けなさそうだな
・アメリカ人♂はこういうのでもいけるのか
・ニューハーフみたいに見えるんだよな Tシャツ姿が一番良いと思う
・何でいっつも不貞腐れてるんだろ
・笑えば可愛いのにな
・こんなにゴツいのにあんな歌い方してんかよ
・腹から声だせよ
・インタビュアーの言葉じゃなくてビリーの言葉の部分だけに限れば、ファンなら理解できるんじゃないの?
・正論だな。ちょっと肌見せる服着ただけで「性を売り物にしてる!」とかいうアホとかいるんだよな
・フェミへの反発だろ 女を自由に解放すると称して結局は自分らが決めた枠の中にはめ込もうとする
・男も女も何を着ようが自由だろうが
…なんだろうこのこんにゃくで出来たケーキを
どうこれ?ねえ美味しそうでしょう!?
って見せられてる感じは?