人気番組『アメトーーク』でもはやレギュラーと言って良い出演率を誇るケンドーコバヤシ。『アメトーーク』はご存知の通り、あるテーマに沿って芸人がその魅力を語り合うとうトークバラエティである。
ケンドーコバヤシ
つまり、その分野に詳しくないと番組には出演できない。しかし、ケンドーコバヤシの出演率が異常に高く、本当に好きなのかという疑問の声が聞こえるのである。
今までケンコバが出演したテーマをみていくと、「女の子が苦手芸人」「麻雀芸人」「下ネタ大好き芸人」「ガンダム芸人」「越中詩郎芸人「家電芸人」「今、プロレスが熱い芸人」「ジョジョの奇妙な芸人」「生姜芸人」「すぐモノ買っちゃう芸人」「北斗の拳芸人」「バイク芸人」「ラグビー芸人」「KARA芸人」「Pリーグ芸人」「女子プロレス芸人」「ラーメン天下一品芸人」「ビー・バップ・ハイスクール芸人」「梨大好き芸人」「グラップラー刃牙芸人」…と書ききれないほど。
さすが人気芸人。驚きの趣味の広さである。ケンコバは「生姜と梨が好きで、漫画にも造詣が深く、マイナースポーツを愛し、韓流ブームの先駆者で(今はブームが下火になったのでやめた)、下ネタが好きだけど好感度のために女の子が苦手な設定にしている」よくわからないスーパー芸人なのだ。
われわれ一般人は本当に好きな趣味があっても1つや2つだろう。しかし、番組をよくよく見ていると、ケンコバが仰々しく語るエピソードはどれも広く浅くかじった程度で、ケンコバが出演しているだけで一気に番組が軽くなると指摘する声も多い。
『アメトーーク』でのケンコバは、さもありなんな口調で豆知識を披露しているが、品川祐のように「いっちょかみ芸人」として批判されることはない。
これは彼の見た目や人柄やにも通じる。これ見よがしにカラダを鍛えたりダイエットしないでぽっちゃり体型をキープ。視聴者と等身大だからか、男性、女性、ゲイからも人気だ。
また、自分だけが出しゃばらないで共演する芸人を立てる控えめさ。ケンコバはそうやって色んな才能を出し惜しみしているかのように見せるのが得意なのだ。
そういえば、彼の漫才やコントを見たことはない。いつの間にかケンコバはレベルの高いマニア好みの芸人、という千原ジュニアのような地位を得ているのである。
そう考えると『アメトーーク』の全方位に万歳三唱な姿勢も、ケンコバの芸風に煙を巻かれているように思えてしまう。
[ブッチニュース]
http://bucchinews.com/geinou/4102.html
女子が苦手なのではなく綺麗な女子が苦手なだけである