最近テレビを見ると、必ず出てくるのがオネエ系タレントのみなさんだ。別に出ることは問題ないし、なかには面白い人も結構いる。ただね、あまりにも数が多いじゃありませんかと、ちょっと煙たい気分である。
なぜオネエ系が増えたかというと、まず枠が増えたのだ。昔はピーターとか美輪明宏とかごく一部の人が露出するだけだった。シスターボーイとか、気持ち悪いとか、言われて迫害されていたのも事実だ。だから、むしろみんな応援していたくらいだ。
ピーター|美輪明宏
ところがここ5年ぐらいだろうか。オネエ系=オカマちゃんという概念で視聴者は理解していたのに、新たに女装家という枠が出てきて、視聴者も戸惑っているのではないか。女装だから中身は男だよね、トイレは男性か?でも恋愛対象は男性か?よく理解し得ないまま、女装枠が急拡大して、オネエ系の人員が倍に膨らんでしまった。
さらに教育評論家までオネエになってしまうし、マツコ・デラックスのように、頭が良くて仕切れると、ひな壇タレントの枠だったオネエ系が、なんとMC枠にまで進出してきた。
だからオネエ系が多く感じるのだ。個人的な感想で言えば、ちょっと出過ぎじゃないかと思う。なぜかって、実際の街中にあんなにオネエ系の人がたくさんいないもん。
そうなると、どこまで本気でオネエをやっているのか、わからないフシもある。つまり、売れたいがためにそっち枠で登場するとかね。タイじゃ仕事のために、みんなオネエやるらしいし、バンコクにはオネエが増えて、オネエ専用の通勤バスがあるという。
日本だってスタイリストやヘアメイクで、オネエの雰囲気醸し出しながら、女のコを安心させて、いざというときに男に変身してやっちゃう人が結構いる。
つまりオネエをうまく利用しているというか、佐村河内さんじゃないが「今後耳が聞こえないキャラで行きます」ぐらいのノリで、「今後オネエやりますから」宣言で、オネエ業界に参戦している人もいると思う。一度ドッキリカメラで、収録終わりを盗撮してみてはいかがかな。
「あ~しんどい~オカマとかほんとやってられないぜ~」とか言いながら、タバコ吸ってるかもしれませんぞ。
確かに、オネエ系タレントは使い勝手がいい。男でも女でもない得体の知れない人が言ってんだからと、きついことも笑って過ごせる。
それは外タレ枠のデーブ・スペクターと同じ扱いで、事情を知らない異国の人が言ってるのなら、「まあいいや」とスルーできるのだ。マツコ・デラックスのように、結構鋭いことを言う人もいるけどね。別にあの人は、ノーマルな姿で普通に喋っても、面白いと思うんだけど。
個人的にはマツコ・デラックスのスリム化計画というのを期待したい。ある日、MCをしていたマツコ・デラックスが、映画「ミッション・イン・ポッシブル」ばりの特殊メイクのマスクを取ると、中からダイエットに成功した短髪細身のマツコが現れる。じゃあ服はなんだ。あのでかいドレスを脱ぐと、現れたのは着ぐるみだった。ファスナーを開けると、今度はボディがすっきりしたマツコが現れて、大絶賛されるというもの。
まあ冗談ですが、でもねマツコの魅力って何なんでしょう。もし細身短髪の男性がマツコみたいなことを言っても、キツ過ぎたり、マトモ過ぎたりしてウケないんだよね。つまり、巨漢の女装姿という立ち位置から言うから、緩衝材的役割を果たすのだと思う。
ビートたけしが着ぐるみ姿で危ないギャグを言うけど、それは着ぐるみだから許される、それと同じ構造だ。じゃオネエ枠の人は、みんな着ぐるみ扱いかよ~。そうなると、着ぐるみ枠のふなっしーともテレビの出演を巡ってバトルが展開されますね。
しかも女装して綺麗なら納得できるが、なんで化粧ばっちりして、いまいちなわけ?それはないだろうと思う人がたまにいる。だって綾小路きみまろとか、坂東英二とか頭に髪の毛を盛って、見苦しくないように努力してるんでしょう。テレビ業界はヅラと植毛比率が異常に高い。そうやっておじさんタレントは視聴者に不快な悪い思いさせないように頑張っているのに、なんでオネエ系は一部だが、気持ち悪く盛っちゃうの? 理解に苦しむ。
今後どうすればいいか。私は古い保守的な考えなので男女の性別は、はっきりしていたほうがいいと思う。だからオネエがテレビに出るのは、子供が見ない夜9時以降とか、各局毎日2時間までとか、暗黙の自主規制をすればいいんじゃないの。
今まで差別されて来たオネエの方々だが、今や増殖して、本来テレビに出れたはずのノーマルな人が、逆に差別されて出れない状態でもある。弱肉強食、実力主義といえばそれまでだが、みなさん個性が強く稼いでらっしゃるから、たまには枠を譲って、普通のつまらない人間をテレビに出してやって下さいな。[R25]
http://nikkan-spa.jp/635255
オネエ比率が実社会より高いから出過ぎって(笑)じゃあ可愛い子も面白い人も多すぎだろ?バカ過ぎ