応援しているアイドルやアーティストと同じ空気を吸って、会場の人間と一緒に盛り上がれる。それがコンサート。しかし、コンサートというのは、回数を重ねるに連れて、ファンの中で暗黙のルールができあがってくるもの。それを知らずに参加したら、楽しめるものも楽しめなくなるかも…。ここでは、独自のコンサート文化のあるグループの、コンサート時における暗黙のルールを見ていきましょう。
■EXILE
いまやトップアーティストとなっているEXILE。チケットは当然入手困難。客層も偽ATSUSHIなるDQN男から、家族連れまで多種多様。幅広い層からの支持は、国民的アーティストの証でもあります。
やっとの思いでチケットをゲットしたあなた。必死に声援を飛ばしたいとことでしょう。しかし、メンバーにコールを送るのは厳禁。EXILEのコンサートは楽しむものではなく、歌を聴くもの。ATSUSHIの歌声を静かに拝聴するのが、EX-FAMILYのたしなみです。
また、EXILEはアーティストであり、アイドルではありません。そのため、うちわやボードを出しての応援はギルティ。そしてそこから派生したルールは個人推しの禁止。たとえ、後ろのバックダンサーに全く興味がなくとも、とりあえず形だけでも応援してあげましょう。
■TOKIO
TOKIO
EXILEと同じように、うちわやボードなどが禁止されているのがTOKIOだ。TOKIOもEXILEのようにアイドルではありません。農作業員でもなく、バンドです。だから、アイドルを応援するようなグッズを持つことは恥ずかしいことなのです。
逆にジャニーズはEXILEのように、メンバー全員を応援することはダメ。ジャニヲタは担当(応援するメンバーのこと)を決めたら、死ぬまで変えることはできないという、ホストクラブのような制度を自発的に設けて遵守しています。
ただ、TOKIOはジャニーズで唯一チケットが取れるグループとも言われており、ご新規さんには相当優しい現場。ルールがわからなくても、ファンから冷たい視線を浴びることはありません。それどころか、新しいファンとして大歓迎されるかも?なによりTOKIOのメンバーが、そんな細かいことなどきっと気にしないでしょう。
■ジャニーズ全般
TOKIOを除くジャニーズグループの、コンサートにおける暗黙の了解。それは後ろの人の視界を遮らないということです。
うちわやボードは胸の位置より高くあげない。うちわを自作する場合は、公式で販売されているうちわより小さくする。反射が強い装飾をほどこすことはNG。帽子やハイヒール、ボリュームのある髪型は御法度。全ては、まわりの人の視界の迷惑を考えて作り出されたルールです。
万が一これらのルールを知らないで参加した場合、後ろのファンから吹き矢で攻撃されたという都市伝説もあるので注意が必要です。
いっぽうで女性アイドルの場合はどうでしょうか?事務所の公式ルールやセキュリティ問題など、ちょっと変わった事情があるんです。
■モーニング娘。系
モーニング娘。を始めとするハロー!プロジェクトのコンサートにも細かいルールがあります。これは暗黙の了解ではなく、事務所が公式に発表しているルールです。しかし、大々的に発表されているわけではないので、知らないままでいると、自治厨と呼ばれるヲタクに通報されて、途中退場させられてしまいます。
サイリウムは片手に2本まで。あまりに輝度の強いサイリウムは使用禁止。お客様の過度なパフォーマンスは禁止。これらが公式ルールとして設けられているものです。どれも、普通の人間が普通に鑑賞していたら抵触しないルールです。しかし、これらをわざわざアナウンスしないといけないということは、それだけ客席が動物園のようになっているのでしょうか…。
公式ルールの他に、暗黙の了解ももちろん存在します。それはMIXの禁止。MIXとは、曲のイントロで「タイガー、ファイヤー、サイバー……」など呪文のようなかけ声を入れる応援スタイルで、これがハロプロファンの中でタブー視されています。明確な理由はありませんが、歌が聞こえなくなる、地下アイドルっぽいというのが主なところでしょうか。
ももクロなどのコンサートを見てMIXを勉強し、ハロプロの現場で披露しようものなら、自治厨と呼ばれるヲタクに2ちゃんねるやTwitterで叩かれます。MIXはやめましょう。
■AKB48系
逆にMIX大歓迎なのがAKB48系のグループ。それどころか、公式にMIXの練習DVDも発売されており、AKBのコンサートの醍醐味は数万人で唱えるMIXにあると言っても過言ではありません。AKB48はピンチケ(若いマナーの悪いファンの総称)発祥の地でもあり、コンサート中のルールはユルいのですが、ノコギリ事件の影響で、今後はルールが厳しくなるかもしれません。
ここまで、各グループのコンサートのマナーを見てきましたが、いかがでしたでしょうか?
なんだか最初は面倒臭いと思ってしまいますが、コブクロのように2時間もの間、延々と手拍子するようなコンサートよりも、数倍楽しいのは事実。ルールが細かくあるのは、それだけファンの盛り上がりがスゴイということなのかもしれません。[ブッチニュース]
http://bucchinews.com/geinou/4464.html
http://bucchinews.com/geinou/4465.html
メンドクサ!!
最後にサラッとコブクロ批判してるのウケる。
こんな面倒くさいライブ行くならコブクロのライブ行くわ。
コブクロに対する批判とも取れるような一文は一体なんだろか…