□ 特許といえば、通常出願するのは最先端の企業や研究者など。ときには普通のおばちゃんが日用雑貨を発明したり、有名なところでは発明家のドクター中松もいる。
しかし、芸能人と特許出願は結びつかない人が多いのでは。実は、特許庁から認められるか否かは別として、特許出願している著名人は少なくないのだ。
変わった特許出願の世界が紹介されている本『すばらしき特殊特許の世界』(稲森謙太郎/太田出版)は有名人による特許やちょっとトンデモな特許などが多数紹介されている。
「時をかけるおっさん」という名の目覚まし時計を特許出願したのは、ダウンタウンの松本人志。
遅刻グセがあるという松っちゃんらしい発明品だ。
目覚まし音とそれを止める信号発信を別々の機器にして、信号発信器のほうを布団から離れた場所に置く仕組みの時計はなかなかのシステム。
嫌でも布団から出なければアイディアだ。
目覚まし時計と一緒に出願されたのが、「ライターのおっさん」。ライターで火をつけるたびにカウントされ、吸った煙草の本数がわかるという発明だ。
どちらも番組の企画で出願されたとはいえ、もし特許が認められていた松っちゃんの資産は・・・。
AKB48の生みの親である作詞家の秋元康は、恋愛ゲームのプログラミングで特許出願している。
「某実在のアイドルグループのメンバー全員から求愛されたプレーヤー、本命を決めたらその他を振りまくることで本命の好感度を上げる。
振った人数次第で、ハッピーエンディングが待っている。
「良心耐久度」なるものが設定されており、誰かを振ると良心耐久度が減り、良心耐久度不足になると本命以外の告白を受けなければならなくなる。
この「ほろ苦いバッドエンディング」が”既存のゲームにはない新しさ”というふれこみだったらしい。」
後に秋元は、この発明の設定を少し変え、実際にゲームシリーズの『AKB1/48アイドルと恋したら…』でミリオンヒットを飛ばしている。
作家の東野圭吾や吉村作治など何も発明しなくても十分な収入を得ていそうな人々の特許出願例もある。
東野の出願は作家デビュー前、実際に特許を取得したエンジニアだった。
吉村は「古代エジプトビール」を再現したという、考古学者らしい発明だ。
こんなのあったらいいな、が認められることもある特許の世界。
アイディアを思いつくだけなら誰でもできるが、あと一歩進んで出願までこぎつけているのが特許取得へのステップのようだ。
[引用/参照:Litera]
http://lite-ra.com/2014/09/post-467.html
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