もはや、どの番組がというよりは、テレビ事態を見ない人が増えてしまった時代。一般の視聴者は言われなければ気付かないかもしれないが、実はテレビ界では見られなくなりつつある企画がある。
「消えていく企画があるのは仕方ありませんが、やはり寂しさもありますね。それは、血液型占いですよ。以前はフジテレビの『とくダネ!』でも『血液型選手権』と題して行っていました。ですが、今は血液型の性格分析などの企画もできません」
「全ては視聴者からのクレームがきっかけです。以前、『B型 自分の説明書』(文芸社)という本がベストセラーになり、テレビでも血液型にまつわる特番がいくつか放送されました。
しかし、血液型と性格の関係は科学的な根拠はなく、たくさんのクレームが来てしまったのです。それ以降はこうした特番はもちろん、すでに存在していた血液型コーナーも終了させる運びになりました」(テレビ制作会社プロデューサー)
血液型占いはそもそも統計データから導き出された説なのだし、とやかく言うこともないのではとも思うが。
「通販番組のように『個人の感想です』などのテロップを入れれば、放送できなくもないのでしょうが、基本的にはもはやタブーな企画扱いです」(放送作家)
むしろ血液型占いより根拠が一般には薄そうな星占いは、かろうじて許されているという。
「今のところは、まだ問題ないとされています。ただ、今はミニコーナーとしての扱いなので視聴者も大目に見てくれているだけで、星座占いをメイン企画にした特番を作ってしまうと血液型の時と同様にクレームが舞い込み、放送できなくなる可能性もあります。そのため、今後どうなるかは分かりません」(同)
現場の声としては、何にでもクレーム対応をするのはどうかと言われているらしい。
確かに、テレビがつまらないと言われるのも、視聴者の声にスポンサーとテレビ局が敏感になり過ぎる点に一因があるだろう。
[引用/参照:http://tocana.jp/2014/11/post_5226_entry.html]
□ 海外では気軽に血液型を聞けない
日本人のABO式血液型のバランスは大まかに言うとA:40%、O:30%、B:20%、AB:10%となっているそうです。これ、世界的に見るととってもバランスのいい数字。
純血のブラジル人やペルー人は100%がO型ですし(混血は違います)、インド人はB型が多く、40%に登ります。逆にアメリカにはBとABは合わせても15%ほどしかいません。世界的にはO型が一番多く、O型の少ない地域ではB型が増えるようです。
日本のように偏りのない国はそう多くないため、血液型占いができないんですね。
そもそも、日本人はほとんど全員と言っていいほど、自分の血液型を早い段階で知っていますが、海外では病院で検査する必要でもない限り知らないことが多いようです。
なので、私たちが普段お天気の話でもするように「血液型はなんですか?」なんて聞くと、「えっ! 病院でもないのに?」となりかねない。
イギリスのBBCニュースでは、日本人が朝から血液型占いをテレビで放送していたり、血液型で相性を判断したりすることについて、「信じられない! 差別だ」と報道したこともあります。
[引用/参照:http://tabizine.jp/2014/03/03/4773/]
【関連リンク】
□ BPO「血液型を扱う番組」に対する要望
ふーん、とりあえず自分はB型の男は合わないなー