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『THE MANZAI 2014』博多華丸・大吉の優勝も・・・ブラマヨ、中川家、次長課長、ダウンタウンが出てなくて意味あるの?

通常は番組を企画して放送するとなれば、編成局に企画書を提出してOKが出される必要がある。

先日放送された『THE MANZAI 2014』(フジテレビ系)の企画意図して書かれたのは、公式ホームページを見ると「2014日本で最も面白い漫才師は?」これが番組の企画意図だったはずだ。出場資格に年齢・芸歴・所属事務所の制限もない。


THE MANZAI 2014 優勝 博多華丸・大吉


ところが、『THE MANZAI 2014』にはフットボールアワーも中川家もインパスルも笑い飯も、バナナマンもナイナイもダウンタウンも次長課長も出なかった。

これらの漫才師として実力のある人々は、いま、ひな壇芸人や司会者になったので漫才はやっておらず、タレントとしての扱いだから、漫才師ではないとでも言うのだろうか。

優勝した博多華丸・大吉の漫才は見事としか言いようがなく、笑える話芸だった。だが、「オレたちは日本一面白い漫才師になった」と喜べばいいのか?と問われれば、それは「違う」と本人たちも思っているだろう。

『THE MANZAI』は、2001年から2010年に放送されていた『M-1グランプリ』(朝日放送・テレビ朝日系列)なき後の後継プロジェクトだという。

『M-1グランプリ』の企画意図は単純明快であった。

出場資格は、活動開始から満10年未満の若手。その若手の中から、コンテスト形式で「その時に披露した漫才が最も面白かったコンビ」がグランプリを獲得する。グランプリ獲得者はテレビの寵児となるパスポートを得る。


M-1グランプリ 若手の登竜門


何か大人の事情があったのだろうか。若手漫才師のコンクールとして行われていた『M-1グランプリ』を終了後、その後継プロジェクトとして、フジテレビが、1980年代に放送していた『THE MANZAI』を復活させる形で開催したのが、この第2次『THE MANZAI』である。

しかし、『THE MANZAI』と『M-1グランプリ』は根本からして意図が違う番組になっていったようだ。それが顕著になったのは、『THE MANZAI』が第二次に移ってから。

『M-1グランプリ』のようなコンテストとは違い、制作者が厳選した「その時点で最も面白いと判断する漫才師」が登場する純粋なネタ番組が、そもそもの『THE MANZAI』。

明石家さんま 笑いに順位をつけるのは意味ない
明石家さんまは、「笑いに順位をつけるのは意味ないやろ」と、語ったことがあるが、笑いには好き嫌いがあるだけで順位はない。ただ、順位をつけることで視聴者を楽しませる、出場者にチャンスを与える、という趣旨のもとでなら成立する。

コンテストやオーディション番組にはそれぞれの企画意図がある。山口百恵、ピンクレディを生んだ日本テレビの『スター誕生』(1971年~1983年)は、巨大芸能プロ・渡辺プロダクションに牛耳られてしまったキャスティング権をテレビ局に取り戻すために自前のタレントを作るという意図のもとに始まった番組だ。

同じ、日本テレビの『お笑いスター誕生!!』(1980年~1986年)からは、「B&B」や「とんねるず」がグランプリ獲得者となっているが、これは、たけし・さんま・紳助といった、『オレたちひょうきん族』以外のお笑いスターを自局シンパとして手に入れようという出来レース感の漂う番組であった。

で、第2次『THE MANZAI』である。この番組は、何を目指すコンテスなのか少しもわからない。審査員も困ったことだろう。

西川きよし(68歳)テリー伊藤(64歳)関根勤(61歳)渡辺正行(58歳)オール巨人(63歳)大竹まこと(65歳)志村けん(64歳)春風亭小朝(59歳)ヒロミ(49歳)など、平均年齢61歳のベテラン審査員。

将来性などを加味せず、一般的に判断すれば「博多華丸・大吉」の優勝は当然のことだったのだろう。

ただ、大竹まことだけは「トレンディ・エンジェル」に票を投じ、「何を選べと言っているのか私には分からない」と批判票と送っているかに見えた。

大人の事情が解決したのだろうか、朝日放送(ABC)は2010年末に終了した漫才日本一決定戦『新生M‐1グランプリ』を来夏復活させると発表したという。

[引用/参照:http://mediagong.jp/?p=6683]

□ 松本 たけし審査員を熱望!

松本人志 たけしさんに審査員をしてほしい
「ダウンタウン」の松本人志(51)が年間最強漫才師決定戦『THE MANZAI 2014』について「(審査は)もっと自分勝手でいい。(大会最高顧問のビート)たけしさんに審査員をしてほしい」などと持論を展開した。

松本といえば『M-1グランプリ』(2001~10年)の審査員を務めたことでおなじみ。『THE MANZAI』の審査員を務めたことはないが、15日にツイッターで「ダイアン。和牛も良かった」と評価した。

ダイアンはサーキットランキング5位、和牛は同8位で決勝大会進出。優勝した博多華丸・大吉(同6位)とグループCで同組に。審査結果は博多華丸・大吉6票、三拍子4票、和牛0票、ダイアン0票だった。

「(審査員9人と視聴者投票による)1票制なので、大差がついた感じになる。この決め方がかわいそうやな、と」と0票だったダイアンと和牛を評価した理由を明かした。

また「審査員がお客さんの笑いに誘導された感じ。(審査は)もっと自分勝手でいい。(客の笑いに影響され過ぎると)お客さんに置きにいくネタが増える。長い目で見ると飽きられる」などと持論を展開した。

[引用/参照:http://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2014/12/21/kiji/K20141221009498090.html]

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コメント

  1. 1
    名無しさん 2014/12/22 17:45

    THE MANZAIは全国的に無名のコンビは優勝しにくい。
    その点M-1は、無名でもその時面白かったコンビが優勝するから、見ててドキドキするから面白い。
    THE MANZAIはコンビ歴じゃなく30代までにすればいいと思う。
    M-1はコンビ歴が15年未満がいいと思う。

  2. 2
    名無しさん 2014/12/22 20:46

    松本正論

  3. 3
    名無しさん 2014/12/23 1:28

    そもそもバナナマンは漫才師じゃないだろ
    彼らは根っからのコント職人なのにそんな彼らを漫才師と言ってる時点でこの記事自体が薄っぺらく思えてくる

  4. 4
    名無しさん 2014/12/24 8:56

    この記者、色々と勉強不足だな。
    センスもないし。

  5. 5
    >>1の人 2018/01/27 9:15

    M-1はコンビ歴15年、未来を予想していましたね。スゴいです。

    この記事を書いた人…微妙ですね。
    ベテランはタレント枠だからとかではなく、若手に売れるチャンスを与えたりする事を考えていると思う。

    そして昔と今のウケるネタの質が違うから、漫才に関して言えばベテランは若手に勝てないでしょう。

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