毎年、数多くのテレビドラマが制作され、主演を務める役者や脚本家が話題となり、放送開始後は視聴率や評判などがニュースになる。しかし、ドラマには”主題歌”や”挿入歌”があることも忘れてはならない。
歌手にとって、主題歌や挿入歌に選ばれることは名誉なことであり、多くの歌手が主題歌や挿入歌に起用されると喜びの声をあげるが、さぞや高額なギャラが払われているに違いない。どの程度のギャラが支払われているのか、ドラマ関係者や音楽関係者に聴いて回った。
「夢を壊すようで申し訳ないのですが、主題歌であっても十数万円程度ですね。挿入歌なら数万円程度ということもあります」(ドラマ関係者)
なんとも寂しい答えが返ってきてしまった。しかし、歌手が喜びの声をあげるのはなぜなのか。
「主題歌や挿入歌になれば毎週のエンディングや盛り上がりのシーンで使用されます。そのため、多くの人に自分の曲を聴いてもらうチャンスが生まれます。
広告として考えた場合には、数千万円~数億円分の価値があるので、お金をもらえるだけでもありがたいんです」(音楽業界関係者)
たしかに毎回必ず流れるため、ドラマで聴いて歌手や楽曲に興味を持つ視聴者も多いだろう。このような宣伝効果があるために、受け取るギャラは僅かな金額にとどまっているようだ。
さらに、この音楽業界の関係者は、そのほかの歌手の収入状況に関しても教えてくれた。
「音楽番組などに出ていると高額なギャラを受け取っている印象があるかもしれませんが、あのような番組に出る時も出演料は僅かですよ。3万円や5万円などということもあります」(同・音楽業界関係者)
音楽番組は歌手がいなければ成立せず、いわば主役だ。それにもかかわらず、このようなギャラで本人たちは納得しているのか。
「これに関しても宣伝ですから、ほとんどノーギャラであっても構わないのです。メディア露出することで、レコード店は売れている歌手として認知してくれますので、CDを置く位置が変わります。
そうなれば売上にも影響しますし、番組ではライブのお知らせなどもしてもらえるので動員にもつながります」(同・音楽業界関係者)
メディアにはほとんどタダで出て、CDやライブで元を取っているとのことだが、近年はこのような状況もやや変化してきたという。
「かつてのようにCDが売れる時代であれば、これまでの方法で問題なかったのですが、今はCDが売れないので売上も期待できなくなっています。その分、ほとんどのアーティストがライブやコンサートに力を入れています。
でも、ライブは人件費や会場費など莫大なお金がかかるのでチケットが全部売れても収支はトントンなんです。そのため、アーティストや関係者が最も力を入れているのがグッズですね。
この売上でなんとか収益を得ているようなものです。お客さんが全員グッズを買わずに帰っていたら、そのアーティストの未来はないでしょうね。物販のテントに並んでいるファンは神様のようなものですよ」(同・音楽業界関係者)
グッズによる収益に頼っているのは一部の地下アイドルやインディーズバンドだけかと思っていたが、テレビにも出る大物歌手であっても、今はグッズに頼らざるを得ない実情があるようだ。
主題歌に決まるだけで数百万単位のお金が転がり込んでくるかと思っていたが、さすがに今はそこまで甘くないようだ。今後はライブに出かけた際には何か買って帰ることにしよう。
[引用/参照:http://tocana.jp/2014/12/post_5440_entry.html]
□ 2015年1月期-冬ドラマ主題歌情報-
『警部補・杉山真太郎~吉祥寺署事件ファイル』
GENERATIONS from EXILE TRIBE「Sing it Loud」
『デート~恋とはどんなものかしら~』
chay「あなたに恋をしてみました」
『太鼓持ちの達人~正しい××のほめ方~』
GLIM SPANKY「褒めろよ」
『ゴーストライター』
三浦大知「Unlock」
『銭の戦争』
SMAP「華麗なる逆襲」
『まっしろ』
miwa「fighting-φ-girls(ファイティングファイガールズ)」
『全力離婚相談』
安藤裕子「人魚姫」
『出入禁止(デキン)の女』
lecca「live again」
『DOCTORS 3 最強の名医』
コブクロ「奇跡」
『美しき罠~残花繚乱~』
安田レイ「恋詩」
『問題のあるレストラン』
きゃりーぱみゅぱみゅ「もんだいガール」
『怪奇恋愛作戦』
女王蜂「ヴィーナス」
電気グルーヴ「Fallin’ Down」
『山田孝之の東京都北区赤羽』
スチャダラパー「中庸平凡パンチ」
『学校のカイダン』
B’z「有頂天」
『流星ワゴン』
サザンオールスターズ「イヤな事だらけの世の中で
『新ナニワ金融道』
ウルフルズ「借金大王」
最近のドラマ見ないから
曲も知らん
それ以前にドラマがつまんね