伝説的なエピソードの多いNHK「紅白歌合戦」だが、司会に決まった人物は全ての出演者と事前に面接を行うという司会者面接も紅白独自の行事だ。
紅白のリハーサルは29日から公開で行われたのだが、2014年は異例の取材規制がおよび、マスコミから多くのクレームが寄せられるほど。
中森明菜のサプライズ出演など隠し事があったためだろうが、司会者面接の場合は例年ほとんど公にはされない。もちろんマスコミの出入りは禁止、紅組と白組それぞれの司会者が個別に顔合わせを行うような行事なのだが…
「緊迫した雰囲気は少なく、真剣な面接というよりは、司会者と出演者とが”顔見知りになっておく会”といったノリでしょうか。
その面接部屋は各出演者の控室にもなっていて、顔見知りの出演者や関係者が年末の挨拶を交わす場にもなっています」(芸能プロマネジャー)
取材はお断りながら、出演者側の関係者が面接に立ち会うのはOKなことから、今回は某レコード会社の関係者が嵐メンバーの様子を語ってくれた。
「基本的に司会者勢で話すのは、嵐・櫻井翔がほとんど。ほかのメンバーは笑ったり相槌を打ったりといった程度で、特に大野智は一言も言葉を交わさない出演者も多かったです。
櫻井はちょっと空き時間ができると、鼻歌を歌いながら室内をウロウロするなどご機嫌の様子でしたが、大野はずっと仏頂面で下を向いたままと、対照的な2人でしたね」
本来なら、会ったことがない出演者と打ち解けておく面接ながら、嵐メンバーが気を許したのは先輩のV6のみだった模様。
「V6の面接態度は”ゆるい”雰囲気の嵐とは真逆でした。リーダー・坂本昌行の独壇場で、会話の流れから応対まで、敏腕マネジャーのごとく取り仕切っており、ほぼ1人で面接を受けている状態。
同席していた有働由美子アナと井ノ原快彦の絡みもなくはありませんでしたが、基本櫻井と坂本の”サシトーク”でしたね」(同)
面接には、次期社長争いに参戦しているのではと噂されるジャニーズ喜多川氏の姪・藤島ジュリー景子副社長も付き添っていたという。
「基本的にジュリーさんが面接中に口を挟むということはありませんでしたが、薬師丸ひろ子と廊下でバッタリ出くわしたときだけは、ものすごい勢いでおしゃべりを始めたんです。
リハーサルでの歌唱を『すごく素敵でした! 本当に良かった』と称賛して、薬師丸も『今日はどうもありがとうございました』と握手を交わしていました。
V6・岡田准一と櫻井出演の『木更津キャッツアイ』(TBS系)、また嵐・二宮和也主演の『24時間テレビ』(日本テレビ系)内のドラマ『車イスで僕は空を飛ぶ』に薬師丸が出演したという接点はありますが、ジャニーズトップの意外な交友関係に、周囲もザワついていました」(同)
ファンはもちろん取材陣ですらお目にかかれない光景だけに、貴重なエピソードだ。
[引用/参照:http://www.cyzowoman.com/2015/01/post_14714.html]