6月4日(木)に放送された「アメトーーク!」(テレビ朝日系)は、薄毛に悩む芸人たちによる”薄毛芸人”が大集合。
ゲストは、カンニング竹山、FUJIWARA・原西孝幸、ブラックマヨネーズ・小杉竜一、アンガールズ・田中卓志、我が家・坪倉由幸、オジンオズボーン・高松新一。
「薄毛じゃない人にも、薄毛の人の扱い方を分かってほしい」と、薄毛に悩む芸人が世界中の薄毛の人たちの気持ちを代弁。
[引用/参照:http://news.walkerplus.com/article/59514/]
「アメトーーク」でおもしろい回(=笑える回)は、何かをバカにする企画の時である。
今回のテーマは、薄毛の芸人たち、つまり「ハゲ」という「フラ」(笑いの対象になるような、外見が放つ面白みや明白な特徴)を持った芸人たちを嘲笑う企画であるため、基本的には一定のおもしろさが保障されることが予想された。
そして実際の内容は、大体この予想の範疇であり、普通におもしろかった。大化けもしなかったことが惜しいところである。
番組では、薄毛ゆえに直面する問題、日々の生活での注意点、薄毛なのにそれができるだけ目立たないように行われている涙ぐましい努力が笑いの対象となっていた。
見る方の笑いの根底にあるのは、「どうせアンタ薄毛なんだからそんな気にしてもしょうがないでしょ」という価値判断である。大して気にしてもしょうがないところをムチャクチャ気にしていることが、笑いを生むズレになっている。
これを指摘するのが、MCの宮迫博之(雨上がり決死隊)とゲストのザキヤマこと山崎弘也である。2人とも様々な例えを尽くして薄毛芸人の悲哀を笑いに変える。特に、ザキヤマはあそこまでポンポンたとえが出てくるのがすごいと改めて感じた。
ところで、宮迫も過去に育毛シャンプー「スカルプD」の広告塔になっていたことを考えれば、結構ヤバい状態になっていたはずである。ところが、ザキヤマも含めて出演者がその点に触れることは一切なかった。
ザキヤマは先輩相手に萎縮する人間ではないし、他にもここのところに気付ける実力派が複数いたので、単に忘れられただけとは思えない。宮迫の方が、自分の薄毛をイジるのを正式にNGにしたとしか思えない。
そのため、宮迫が安全地帯から薄毛芸人たちをイジる構造には少し「イジメの要素」が垣間見えてしまった。その点が終始鼻についたのが残念なところである。
宮迫はたまにこうやってカッコつけるのが難点なのだが、芸人がモテようとしたりカッコつけようとしたりしたら終わりである。
プロの芸人なのだから自分の一切合財全てを嗤われるのを覚悟してほしい。宮迫も「薄毛芸人」たちと同じフィールドに立って罵り合うことで、「醜い争い」のおもしろさが生まれるのである。この企画がいまいち大化けしなかったのは、ここが原因ではなかろうか。
[引用/参照:http://news.infoseek.co.jp/article/mediagong_10064/]
□ ネットの声
・宮迫の薄毛は無かったことになってるの?
・宮迫はガン治療で闘病してたから薄毛いじっちゃいけないポジションになった
・宮迫はスルーかよ
・芸人としてどうなんだろな 人のは散々ちゃかしてるのに
・宮迫は芸人の癖に何ハゲ時代はなかったことにして 他人のハゲ突っ込んでんだよ
・つか、宮迫もよく見るとセットでかなり誤魔化してんな~
みんな忘れてるかも知れないけど宮迫がシャンプー治療してなかったら、薄毛サイドで、出てたんでは?— 三村マサカズ (@hentaimimura) 2015, 6月 4
・三村よくいったw
・ザキヤマがすごーくいやな人間だっていうことがよくわかった
・ほんとに宮迫に触れずに終わり!?? えーーっ
竹山すみこが良かった
宮迫はほんと芸人として中途半端。つまんないしカッコつけだし。センスがなくてダサいから痛い。