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ももクロ男性限定「男祭り」の波紋・・・弁護士は憲法違反の可能性あり?

アイドルグループ「ももいろクローバーZ」が31日に福岡県太宰府市で「男祭り」(男性限定コンサート)を開くことに地元の女性団体などから疑問の声が出ている問題で、ももクロ側は14日、予定通りコンサートを開催する強い姿勢を見せた。

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この騒動は13日に同市の芦刈茂市長が、実行委事務局にコンサートの名称変更と、性別を限定しないチケットの販売を文書で申し入れたため、その開催を不安視する声がネットを中心に上がっていた。

これに対して同グループのオフィシャルサイトは

「10月31日(土)福岡県・大宰府政庁跡にて開催される『水城・大野城築造 竈門神社創建1350年 九州国立博物館 開館10周年 日本遺産認定記念 ももクロ男祭り2015 in 太宰府』は予定通り開催いたします。ご来場をお待ちしております」

と伝えた。

「男祭り」は観客を男性に限定したライブ。女性限定の「女祭り」と対をなす同グループ人気コンサートのひとつ。3年ぶり3回目の開催となる。

これまで、同市の「男女共同参画を進める市民ネットワーク」が、「観客が男性限定というのはおかしい」と市の人権政策課に苦情を申し立てている。

[引用/参照/全文:http://www.tokyo-sports.co.jp/entame/entertainment/460554/]

公的な行事ではない?

同グループのプロデューサーを務める川上アキラ氏がテレビ朝日の配信番組に生出演し、経緯を説明した。

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昨年、大宰府天満宮側から「ももクロを通じて歴史を知ってほしい」と開催の打診を受け、その時から「男性限定」にすることは確認されていたという。

「(天満宮を)管理しているのは市ですが、イベント自体は市のイベントでも何でもない、公的な行事ではない」とあくまでも、ももクロ側が主催のイベントであることを強調し、男性を限定することに問題がないとの考えを示した。

[引用/参照/全文:http://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2015/10/13/kiji/K20151013011314420.html]

女性団体が抗議

太宰府市で31日に男性限定で開かれる人気アイドルグループ「ももいろクローバーZ」のコンサートの実行委員会に市が名を連ねている問題で、I(アイ)女性会議県本部(福岡市)の4人が14日、芦刈茂市長に面会し、「男女共同参画のアンテナを高く掲げ、しっかり判断してほしい」と要望した。

奥節代事務局長らによると、芦刈市長は席上、「8月に男性限定とわかって『困る』と指摘した」と説明したという。これに対し、女性会議側は「市はその時点でもっと踏み込むべきだった。市長の責任が問われる」と話したという。

[引用/参照/全文:http://www.asahi.com/articles/ASHBG569LHBGTIPE028.html]

「憲法違反の可能性あり」と弁護士が指摘

申し立てを受け、太宰府市が実行委員会に対して、コンサートの名称変更と、性別を限定しないチケットの販売を申し入れる事態となっている。

はたして、ももクロの「男性限定ライブ」は、法的に何か問題があるのだろうか。作花知志弁護士に話を聞いた。

作花弁護士は「多様な要素を含む問題ですが,市が実行委員会に入っている点や、特別史跡での公演を認めた点を重視して、憲法違反とされる可能性があると考えます」と述べる。

なぜ、そう言えるのか。根拠として、3点をあげる。

「1つめは、『性別』による差別を禁止した憲法14条です。そこには、『すべて国民は、法の下に平等であって、人種、信条、性別、社会的身分又は門地により、政治的、経済的又は社会的関係において、差別されない』と書かれています。

2つめは、地方自治法244条3項。そこでは、『普通地方公共団体は、住民が公の施設を利用することについて、不当な差別的取扱いをしてはならない』と規定しています。

そして最後に、太宰府市が制定した男女共同参画推進条例の存在などからすると、男性観客限定で行われるコンサートに行政が関わりを持った点が、それらの法規範に違反すると評価される可能性があるからです」

ただ、他のアーティストでも男性限定、女性限定のライブを開催することは珍しくない。今回の「男祭り」に限らず、性別限定のライブ開催そのものにも問題があるのだろうか。

「機械的に申込者にコンサートホールを貸し出すような『純粋に民間が行うコンサート』と、市が入るなどした実行委員会がコンサートの実行に関わる場合では、評価は異なるように思います。

この事件が訴訟になるとすれば、コンサートに行けなかった女性が行政に対して慰謝料を請求する訴訟や、公金が支出されている場合にはその支出の違法性を争う住民訴訟などが考えられます。

仮にそうなった場合、さきに挙げた法規範が適用されるとすると、行政は男性に限定する『合理的な理由』を証明する必要があります。

さらに行政は、そのように『男性に限定すること』が、性同一性障害の方のような性的マイノリティの方の人権を侵害しているのではないか、という疑問にも答える必要があります。

性同一性障害者の性別の取扱いの特例に関する法律も、やはり行政を拘束する法規範だからです」

作花弁護士はこのように述べていた。

[引用/参照/全文:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151015-00003814-bengocom-soci]

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主催:スターダストプロモーション
企画・制作:スターダスト音楽出版/H.I.P.
後援:キングレコード
技術協力:NEC
(ももクロ側のHPより)

「実行委員会」なるものは、記念事業の実行委員会ではなく、あくまで「ももクロのライブ」の実行委員会らしい。太宰府市が、このライブを主催しているわけではなく、記念事業とも直接関わりもなく、太宰府市、太宰府天満宮のイベント情報にも告知されていない。

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コメント

  1. 1
    2015/10/15 20:14

    じゃあ女性専用車両とか映画のレディースデイも廃止やな

  2. 2
    うおーっ 2015/10/15 21:02

    訴えるのは日本共産党さん大好きですか?

  3. 3
    ふきいっしー 2015/10/15 21:11

    クレーマー社会だな。。。で、にたようなことしてる福山は??

  4. 4
    名無しさん 2015/10/16 15:29

    女限定で優遇してるサービスも全部違法だと言わない胡散臭さw
    いい加減、女に媚びるやり口はいい加減やめろ。

  5. 5
    ビッチ 2015/10/19 15:56

    そもそも、ももクロなんざどうでもええし。そんな騒ぐ理由がわからん

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