タイムトラベルをテーマとした映画のなかでもっとも人気がある作品といえば『バック・トゥ・ザ・フューチャー』だ。主演のマイケル・J・フォックスがマーティー・マクフライを務め、相方のドクをクリストファー・ロイドが演じていた。
最終的に3作品が公開され、いずれも大ヒットするという興行成績を残した。シリーズ作すべてが成功する映画は稀で、まさにマイケルとクリストファーのコンビの演技力の賜物といえよう。
『バック・トゥ・ザ・フューチャー』
しかし、そんな『バック・トゥ・ザ・フューチャー』の主人公が、最初はマイケルじゃなかったのをご存知だろうか? 実は撮影開始から5週間ほど、別の俳優がマーティーを演じていたのである! その俳優とは誰なのか!? どうして途中からマイケルになったのか?
似てるけど、これはエリック・ストルツ
最初にマーティーを演じていたのは、欧米で人気の俳優エリック・ストルツ。彼はイケメン俳優として人気を博しており、主人公役にピッタリの人物だった。しかし、撮影が進んで5週間後、突然マイケルに交代となり、最初から撮影しなおしたのである。
話によると、撮影陣は最初からマイケルに出演依頼を出していたものの、マイケルが多忙なため出演を断っていた。しかし5週間が経ってマイケルが「やっぱりやれます」という事になり、急遽、エリックが降板させられる事になったのだ。
この降板劇にはいろいろと諸説があり、クリストファーとエリックの性格が合わなかったという説や、エリックは二枚目すぎてユーモアを感じられなかったからという説もある。少なくとも、マイケルが無理矢理エリックを降板させたわけではないようだ。
ちなみに、2010年10月に世界中で『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のブルーレイディスクのプレミアムボックス(3部作セット)が発売される。それぞれの地域によってプレミアボックスの特典が違うのだが、当編集部の調査によるとイギリス版のプレミアムボックスが一番豪華で安い。[ロケットニュース]