3月いっぱいでKAT-TUNから脱退しジャニーズ事務所を退社したばかりの田口淳之介。残された3人の亀梨和也、中丸雄一、上田竜也は3大ドームツアー『KAT-TUN 10TH ANNIVERSARY LIVE TOUR“10Ks!”』の真っただ中。
ファンの信頼を裏切るかのような脱退劇は、メンバー間の確執ばかりを浮かび上がらせ、信頼など消し去ってしまったかのよう。デビュー当時6人だった彼らには、もう友情など存在しないのだろうか。
今月22日に緊急出版される書籍『KAT-TUN 6粒の涙』で、そんな6人の関係性やこれからについて元スタッフが証言している。
初期の亀梨と赤西仁が出演した、あるCM撮影現場でのやりとりを元スタッフのひとりが、当時を思い出して教えてくれた。
「赤西の身体つきがわりと筋肉質だったんで、CM撮影のスタッフさんが“いい身体していますね。鍛えているんですか?”って聞いたんですよ。その人は単にコミュニケーションのつもりだったんでしょうけど」
赤西の返事は、「はい。ジムに通って鍛えています」といたって普通。
だがスタッフが気になったのは、続くひと言。
「亀梨みたいに細いとちょっとね」
元スタッフは瞬間、ふとした違和感を覚えたという。そのCM撮影は、ふたりが時間差でスタジオに入っての別録りだった。
驚いたことに数時間後、同じ場所に入れ替わりで現れた亀梨も、赤西について残した言葉があったという。
「メーキング映像でカメラを回していたんですけど、亀梨のコメントを録ろうとしたときでしたね。
“さっき赤西くんの撮影をしたんだけど、彼はこういうのが苦手って言っていたね。
亀梨くんはこういうのは上手そうだから、よろしくお願いします”
って撮影スタッフが水を向けたんですよ。そうしたら、“あいつ、ほんとに言い訳野郎だな”って」
そのときの亀梨は、周囲に聞こえてもかまわないといった感じだったという。
ツートップの確執、そしてグループの“その後”を暗示させるエピソード、結成時の不協和音も同書には描かれている。
「デビュー候補筆頭で未来を有望視された逸材ぞろいだったのですが……」(元スタッフ)
[引用/参照/全文:http://www.jprime.jp/johnnys/kattun/26358]
KAT-TUN現役&元メンバーの内情
確かにKAT-TUNはジャニーズの中でも強烈な個性の寄せ集めといったグループだ。
そしてトラブルを起こし事務所を去った赤西、田中聖といったヤンチャなメンバーもいたから、『6粒の涙』に描かれるその内情は相当スリリングなものだろう。
しかし、記事では確執とは別の意外なエピソードも紹介されている。それが脱退&現役メンバー間の“絆”だ。
2013年の大みそか、KAT-TUN初の単独カウントダウンコンサートが京セラドーム大阪で行われていたが、一方、すでに脱退した田中は東京の自分の店で年越しの宴で盛り上がっていた。
「(宴の最中)とあることが起きた。『あっ、メンバーからメールが来た……』」
そこには「俺たちはこれからもずっと仲間だから」という文言が。それを見た田中は大粒の涙を流したという。
おそらく『6粒の涙』はこうした美しい話が随所に挿入されたものになるだろう。それも1つの真実かもしれないが、より大きな理由はジャニーズ事務所対策、訴訟対策のためのテクニックだ。
そうした美談の行間に描かれるであろう、メンバーたちの暴露的“本音”や“実像”を楽しみにしたい。
また本とは別に、主婦と生活社では「元側近スタッフによりあの時、あの場所のエピソード」なる有料メルマガを5月1日からスタートさせるという。月2回配信で378円。ジャニーズ商売がなかなかうまい主婦と生活社であった。
[引用/参照/全文:http://www.cyzowoman.com/2016/04/post_19746_2.html]