漫才日本一決定戦「M-1グランプリ 2017」の決勝が3日、都内で開催され、結成15年のコンビ・とろサーモンが優勝した。
昨年に続き審査員を務めた上沼恵美子が、今年も絶好調。冒頭、ネットの「顔白い」に怒る自虐ネタを繰り出し、因縁のカミナリには公開指導。
マヂカルラブリーのネタには激怒コメントを発し、最後のとろサーモン優勝後には涙。大暴れにネット上では「上沼優勝」「優勝者は上沼」とおもしろがる投稿が相次いだ。
「顔白い」
大会冒頭で紹介されると、「去年もやらしていただいて、ネットの書き込みで顔が白いって…」と、自ら禁断ネタを切り出した。隣の松本人志が「ものすごい気にしてらっしゃるんですね」と突っ込むと、上沼は「普段ネットとかは見ないんですけど、今日は素顔でやってまいりました」と笑わせた。
公開指導
昨年「81点」と突出して低い点数をつけたことがネットで話題となったカミナリに、今年は「90点」。コメントを求められると「去年、私低かったでしょ。サンドウィッチマンが部屋に来て『カミナリのどこが悪いんですか』って脅されたんです」と明かした。
「きょうのはネタがとっても好き!」と評価。しかし「ただ、(突っ込みで)叩いて笑いが来ない。あのドツキはいるんやろか。これ(ドツキ)なしで突っ込んでも笑いは来ます」と公開指導した。
激怒
審査員全員が80点台の低い点数をつけ、奮わなかったマヂカルラブリーのネタには最も低い「83点」。コメントを求められると「ごめん聞かないで。好感度あげようと思ったら審査員もいい点を押したらいいわけです。でも、本気で挑んでるんで、みんな。本気で私も挑んでます」と怒り顔で語った。
マヂラブが「僕らも本気で…」と話すと、上沼は巻き舌で「本気でやってるちゅってんねん!こっちも!」と激怒。「一生懸命がんばってるけど、好みじゃない。ごめんね。よう決勝に残ったなと思って。もういいですか」と切り上げた。
司会の今田耕司は「こんな怖い上沼さん、初めてやわ」と場をつないだ。
最後は涙
とろサーモンの優勝後には「一番、苦しんだ審査でした。すごい」と賛辞を送りながら涙。「私らも吐きそうです」と語った。
[via:デイリースポーツ]
https://www.daily.co.jp/gossip/2017/12/03/0010787250.shtml
審査員プラスの影響?
前回は初の審査員5人体制(松本人志、上沼恵美子、博多大吉、中川家礼二、オール巨人)だったが、今回は新たに2人(渡辺正行、春風亭小朝)が加わり7人体制になった。
ここで全ての採点を表にまとめてみよう。赤字が審査員の最高点、青字が最低点となる。審査員ごと、ファイナリストごとに平均点と標準偏差(点数のバラつき)も併せて算出した。
審査員の平均点は全員90点オーバー。合計点数は全組600点以上。高い得点水準で採点が行われた大会だったことがわかる。
意外にも、優勝したとろサーモンに最高点を付けている審査員はゼロ。ファーストステージ3位通過で優勝したコンビはこれまでいなかったので、大逆転とも言えるだろう。
審査員の標準偏差(点数のばらつき)を見ると、3点台と比較的ばらつきのある松本・上沼・巨人に対し、大吉・小朝・礼二が1点台と低い。
特に小朝は89点から94点まで1点刻みで採点しており、基準点からの相対で点数を付けているように見える。大吉先生も昨年に引き続き慎重派だ。
ファイナリストごとの標準偏差では、和牛が1.030と最も低く、審査員全員の評価が最も一致していたと言える。逆に標準偏差の値が大きい=評価が割れたのはマヂカルラブリー(2.250)やジャルジャル(2.231)。
特にジャルジャルは、最高点の95点をつけた松本が「評価が分かれる」と評した通りの数字に。敗退が決まり、今にも泣き崩れそうな福徳の隣で、審査員相手に「背筋伸びてる!」「ピン!」のやりとりを仕掛ける後藤。「おまえ……ようボケれるな今……」と息も絶え絶えにつぶやく福徳に、コンビの深い関係性を見た。
ファイナルステージはとろサーモン、ミキ、和牛の3組による最終決戦。
とろサーモンに4票、和牛に3票が入った。今年審査員に加わった渡辺正行と春風亭小朝が揃ってとろサーモンに票を入れているため、去年の審査員5人体制のままだったら、とろサーモン2票、和牛3票で、和牛が優勝していたかもしれない。
[via:エキサイトレビュー]
http://top.tsite.jp/news/anime/o/38052451/?sc_int=tcore_news_movie
OAにのらなかったあの審査員の涙
9回も準決勝に進出しながらも、なかなか決勝への切符を手に出できなかった『M-1』を「憎んでいた」時期もあったと語った久保田。
優勝を決めた瞬間、思わずメガネを外して涙を拭う久保田に、上沼と渡辺がもらい泣きするシーンが感動を呼んだが、放送終了直後には、しきりに目元をぬぐう松本の姿も…。
苦難の果てについに栄光を手にし、審査員までも泣かせたとろサーモンの今後の活躍に期待したい。
『M-1グランプリ2017』決勝戦・結果
ファーストラウンド
1.ゆにばーす:626点
オール巨人89点
渡辺正行87点
中川家礼二90点
春風亭小朝91点
博多大吉92点
松本人志87点
上沼恵美子90点
2.カミナリ:618点
オール巨人87点
渡辺正行86点
中川家礼二89点
春風亭小朝90点
博多大吉91点
松本人志85点
上沼恵美子90点
3.とろサーモン:645点
オール巨人88点
渡辺正行93点
中川家礼二93点
春風亭小朝93点
博多大吉93点
松本人志92点
上沼恵美子93点
4.スーパーマラドーナ:640点
オール巨人94点
渡辺正行91点
中川家礼二92点
春風亭小朝91点
博多大吉93点
松本人志90点
上沼恵美子89点
5.かまいたち:640点
オール巨人95点
渡辺正行89点
中川家礼二94点
春風亭小朝90点
博多大吉92点
松本人志91点
上沼恵美子89点
6.マヂカルラブリー:607点
オール巨人86点
渡辺正行89点
中川家礼二88点
春風亭小朝89点
博多大吉88点
松本人志84点
上沼恵美子83点
7.さや香:628点
オール巨人87点
渡辺正行91点
中川家礼二90点
春風亭小朝90点
博多大吉90点
松本人志90点
上沼恵美子90点
8.ミキ:650点
オール巨人93点
渡辺正行94点
中川家礼二91点
春風亭小朝92点
博多大吉91点
松本人志94点
上沼恵美子95点
9.和牛:653点
オール巨人92点
渡辺正行92点
中川家礼二93点
春風亭小朝94点
博多大吉94点
松本人志93点
上沼恵美子95点
10.ジャルジャル:636点
オール巨人93点
渡辺正行88点
中川家礼二89点
春風亭小朝90点
博多大吉91点
松本人志95点
上沼恵美子90点
最終決戦
1.とろサーモン:4票
(渡辺正行、中川家・礼二、春風亭小朝、博多大吉)
2.ミキ:0票
3.和牛:3票
(オール巨人、松本人志、上沼恵美子)
[via:マイナビニュース]
http://news.livedoor.com/article/detail/13978737/
ネットの反応
・白すぎやろwwww
・オバQやん
・上沼が1番面白かったという事ですか(´・ω・`)
・関東だと料理番組の人のイメージしかない
・なんだかんだこのおばはんはコメントが面白いな
・何で偉そうなのか、どういうポジションの人なのかわからんからな
>東京でいうところのみのもんたや堺正章クラスの大物
>たかじん亡き後、大阪のドンとして君臨するおばちゃん
・普段受け付けないけどM-1の審査員の時だけは凄腕を実感する
・まぁ、いつもの上沼だわな コメントくれるだけいいんじゃないか
・マヂカルラブリーはかわいそうだったな
>凝り固まった大御所にレッテル貼られて可哀想
・あのやりとりを本気だと思った人はネタなんて楽しめないだろ
・こいつらよくここまで来たなってのは本音だろ
・寧ろ全国だから少し猫を被ってたぐらいだわw
・あれだけ公開説教されて 逆に救われただろ
・なぜか裸になって筋肉芸人松本にすらスルーされのがリアルに痛々しかったけどw
・どつき不要とマジカルが決勝に残ったのはおかしいってのは正論
・マジカルラブリー一番笑ったけど?w ようこのネタM-1でしようと思ったなとジワジワきたけどな
誰よりも賞にこだわってないネタで自分的には高評価だけど
・ジャルジャルが賞レース向きじゃないのは相変わらずだけど
自分たちのスタイルを貫きつつ毎回進化してて今回ちょっと感動した 勝てないけどね
>あの手のネタはしつこさが仇になるのがね。笑い飯もああ言う擦る感じなのを辞めて一皮剥けた。
・福徳の悔しがり方がガチ過ぎたな
レギュラー番組も終わって焦ってるだろうし、これに賭けてたんだろうな
・今田の空気を読む力は凄いよな
・マジカルのとき下向いてた上沼に振った今田もGJ
・今田と大吉はいてくれないと困る
・未だに漫才やらしたらトップだわな。上沼恵美子
・上沼は嫌いだけど、一生懸命審査してるのと、的確な視点を持ってるってのは認める。
・審査員全員M1チャンピオンにすべき
巨人、渡辺、松本、上沼の笑いのツボのズレが酷い
・とろサーモンの何が面白いのかさっぱりわからん
・上戸彩の700万点だろ。一番は