テレビドラマや映画化もされたダークヒーロー漫画『闇金ウシジマくん』(作者:真鍋昌平)が、きょう4日発売の『週刊ビッグコミックスピリッツ』(小学館)14号で最終回(492話)を迎えて完結した。表紙には「“真実の闇の果て”は!? 世紀の問題作——遂に、最終回!!!」と書かれており、2004年から同誌で連載をスタートさせた同作が、15年の歴史に幕を下ろした。
ネット上では最終回を読んだ読者から「ドラマも映画も面白かった。闇社会の恐さを教えてくれる漫画は、いい教師」「完結はさみしいけど、先生、長い間お疲れ様でした!」などの声があがっている。
同作は、主人公・丑嶋馨が経営する闇金融「カウカウファイナンス」を舞台に、借金を繰り返す客や、その周りの家族や関係者の人間模様、社会の闇を描いた作品。
16年10月に最終章『ウシジマくん編』に突入して、主人公・丑嶋馨の1番の敵であるヤクザの滑皮との対決が描かれており、最終回は、1月21日発売の同誌8号で「国民的ダークヒーローマンガ、連載終了まで残り5話。さよならウシジマくん」と事前に告知されていた。
また、俳優・山田孝之が主演を務めた3度の実写テレビドラマ(10、14、16年)、4度の映画(12、14、16年)が公開された(※16年に映画2本公開)ほか、現在45巻まで発売しており累計発行部数は1700万部を突破、最終46巻は5月30日に発売される。
今回の最終回を記念して、きょう4日から完結記念特設サイトが公開。さらに、キャンペーンの一環として「ウシジマデコトラ」が、東京・神奈川・千葉・埼玉・静岡・名古屋・大阪・京都・奈良を走行することが決定。
自身で撮影した写真と「#ウシジマデコトラ」をつけて、ツイッターかインスタグラムに投稿すると抽選10人に1万円分のオリジナルQUOカードがプレゼントされる。
[via:https://news.biglobe.ne.jp/entertainment/0304/ori_190304_4012824494.html]
作者 批判の声も受け止めます
漫画家の真鍋昌平氏が4日、都内で行われた漫画『闇金ウシジマくん』完結記念デコトラ出発式に出席。
きょう4日発売の『週刊ビッグコミックスピリッツ』(小学館)14号で最終回(492話)を迎え、2004年の連載スタートから15年の歴史に幕を下ろしたが「15年間ずっと机に向かっていたので、終わってすぐにぎっくり腰になって、ずっと寝込んでいました。病院行って、治療して治しました」と笑顔で奮闘ぶりを明かした。
現在の心境については「何年か前から最終回は考えていて、心の準備はできていたのですが、実際に終わったら、呆然というか、何も考えられない状況になりました。自分の漫画人生の中で関わっていた時間が長かったので、全部を捧げるつもりでやっていました」と感慨深げ。
最終回を読み終えた読者の声にも目を通しているようで「自分の中ではこれしかないかなと思ったのですが、けさツイッターで検索したら、けっこう批判が多かったので、落ち込んでいます。受け止めます」と語った。
連載時の思い出を聞かれると
「取材が本当に多くて、朝まで一緒にいて、そのまま作画しないといけない状態もありました。話せないことがほとんどなのですが、少し軽い話で言えば、刑務所からファンレターが来て『面会に来て、オレのエピソードを描いてくれ』とオファーをいただきましたが、丁寧にお断りしました。
特定されないように描いていたのですが、唯一怒られたのは与沢翼さん。めちゃくちゃひどく描いたので怒っていました。すごく面白い方です」
と茶目っ気を交えながら回顧。ファンへのメッセージを求められると「最終回だけでも見てくれたらいいです。感慨深くてあんまり考えられないです」と話していた。
[via:オリコン]
http://news.livedoor.com/article/detail/16107081/
【ネタバレ】
最終回に賛否両論
ついに完結する『ウシジマくん』。本日発売のスピリッツ14号には、「“真実の闇の果て” は!? 世紀の問題作──遂に、最終回!!!」という文字と共に、主人公・丑嶋のイラストが。あらかじめ言っておくが、ここから先は完全ネタバレ注意である。
最終回の内容
前回、滑川に殺されそうになるも、なんとか難を逃れ形勢逆転した丑嶋。最終回である「第492話 ウシジマくん78」は、お馴染みの新宿歌舞伎町から始まり、丑嶋もまたいつも通り債務者から取り立てをして回っている。
滑川はその後逮捕され、死刑を求刑されていることが戍亥の口から明らかに。その日、「カウカウファイナンス」のメンバーは丑嶋の誕生日を祝うために集合しており、加納の妻子や沖縄にいるマサルの描写もあることから、ここまではハッピーエンド感が漂っている。
ところが。ザックリ書いてしまうと、丑嶋はこの後、取り立て先でトラブルに巻き込まれ、債務者を守る形でナイフで刺されてしまうのだ。何事もなかったように金を回収し、柄崎との電話を終えた丑嶋は、血を流しながらその場に倒れ込み、そこで話は終わる。
丑嶋の生死についてハッキリした描写はないものの、滑川にも勝ったあの丑嶋がこうもあっさりヤラれてしまうとは……。ハッピーエンドはないだろうと予想はしていたが、少々驚いてしまった。どこかヤングマガジンの『代紋TAKE2』を思わせる終わり方である。
ネットの声
このまさかの展開に、ネットではさっそく賛否両論が巻き起こっている。以下でその一部をご紹介しよう。
「らしいといえばらしい最後だったかな」
「これが15年続いた漫画のラストか。あまりにひどくてことばがでなかった」
「ああやっぱりか〜となりました」
「アイアムアヒーロー以来の残念な最後です」
「これ以上はない終わり方だと思う」
「なんやこれ」
「衝撃展開すぎてえええってなった」
欄外にも注目
ちなみに、本編の欄外には歴代の債務者たちのプロフィールが載っているので注目だ。「フリーターくん」編の宇津井はある意味ハッピーエンドだったよなぁ……「ホストくん」編の愛華はキツかったよなぁ……など、ぜひ思い出し凹み(?)をしながら読んでいただきたい。
[via:https://rocketnews24.com/2019/03/04/1181463/]
ネットの反応
・まぁ、ハッピーエンドは無いわなと予想してたけど
・ウシジマくんの最終回せつねーなー
・ダークヒーローではないな
・ヒーローにすんなよ ただの闇金だ
・最終回読んで朝から憂鬱な気分…。結末は、ああやっぱりか〜。
・因果応報、自業自得な最後なのかもな( ´_ゝ`)
・最終回がヤクザ絡みの漫画によくあるラストで草
・カスに殺されるパターンはもはやベタなんよね
・探偵物語か
・うわ~やっちまったな~!って感じの、よくあるベタなオチでした(泣)
・あんなありがちな終わりかたするとは思わなかった
・ウシジマくんの最終回は代紋TAKE2を超えたな…なにこれ
・死ぬんだろうなとは思ってたがあんなモブキャラに…
・どこにヒーロー要素があったんだよ
・与沢に許可取ってたんかあれw
>連載中は与沢翼監修ついてたセミナー編だったのに問題視されてきたらあとになって与沢が否定しだした
・野垂れ死には夢落ちと一緒で投げっぱなしだわな
・滑川は死刑でウシジマくんはあっさり殺された。あー終わったーせつねー。
>死んだ描写はない
・ヤクザ抗争になってから駄作化した
・ウシジマくんの終わり方はアレしかないだろう
・ガッカリした人達は滑皮と相打ちとか華々しい散り際か、生存エンド望んでたの?
・このマンガはギャンブルや闇金の恐ろしさを学べる教材である
・学校で中学生の課題図書にしておけば後の不幸はだいぶ減るだろうにな
・10年前と今とじゃまったく読み方が違った。
・やっと終わったのか これで心置きなく一気読み出来るな
・この内容でこれだけ映像化されたのは凄いね
・もうドラマも映画も無しかね?あと1シリーズと1本ぐらい撮ってほしいが
長編で巨悪に勝って、
短編でプチエピソードで雑魚にやられる。
なんかアンダーグラウンドのリアルっぽさでてたし。
自分は因果応報でいい終わり方だと感じた。
どーーでもいい。
ハッピーエンドになる訳がない
無難な終わり方