ここ数年で印象的な番組の打ち切りが、『笑っていいとも!』『とんねるずのみなさんのおかげでした』『めちゃ×2イケてるッ!』といった、フジテレビの屋台骨を支えたバラエティ番組の終了だ。
ここで、今や伝説ともいえる80年代、90年代の人気バラエティの最終回をプレイバックしてみよう。
まずは、令和の世に入っても語り継がれるであろうコント番組『8時だョ!全員集合』(TBS系)。全盛期は最高視聴率50.5%(ビデオリサーチ調べ、関東/以下同)を誇った番組も1985年9月で終了。
その最終回は、ファンからすると何とも寂しいものだった。
TBSのスタジオに観客を呼び(すでに後半はスタジオでの公開生放送が多かった)、そのステージ上にひな壇が組まれ、脱退した元メンバー・荒井注も含むドリフターズのほか、番組ゆかりのアイドルやスターが集結。
これまでの名場面をしんみり見るだけというものだった。最後、ちびっこら観客がスタンディングオベーションするところは泣ける。
そんな『全員集合』を打ち切りに追いやったのが、ビートたけしと明石家さんまを始めとする当時の若手芸人がタッグを組んだ裏番組の『オレたちひょうきん族』(フジテレビ系)だ。
だが、この番組も、後に始まった『加トちゃんケンちゃんごきげんテレビ』(TBS系)の返り討ちに遭い、1989年10月で終了。
その最終回は「タケちゃんマン忠臣蔵」と題し、おなじみの時代劇「忠臣蔵」の中に、これまで番組を盛り上げてきたキャラクターが総出演。
だが、『ひょうきん族』ならではだったのが、その芝居が終わった後、たけし、さんまが、他の芸人とだらだらフリートーク。番組によく出ていた女優に、夜中に電話してくるヤツを突き止める話が展開するなど、何の演出もないまま幕切れという、少々投げやりな雰囲気が見て取れる。
ダウンタウンの人気を決定づけたのが、『ダウンタウンのごっつええ感じ』(フジテレビ系)だった。1995年11月12日には24.2%という最高視聴率を記録していたが、97年11月に突然の打ち切り。
真相は、9月28日のオンエアを、優勝がかかっていたヤクルトスワローズの試合中継に急遽差し替えたことに松本人志が激怒したためである。結局、最終回は全編、過去のコントの総集編。改めてメンバーが最終回について語るシーンはなかった。
そんなダウンタウンとウッチャンナンチャン、そして清水ミチコ、野沢直子と、当時の人気者が豪華出演していたコント番組『夢で逢えたら』(フジテレビ系)。
1991年11月にわずか3年間で終了してしまい、復活が未だに待たれるが、最終回はこちらも過去のオンエアをスタジオで見るというスタイルだ。
だが、特にダウンタウンとウッチャンナンチャンはその3年間で大ブレイク。将来の人気が確約されているといった雰囲気で、まったく悲壮感もなく過去のVTRを楽しんでいた。
最終回をどんな形で迎えるかは、意外と大事なのかもしれない。
[via:EXweb]
http://dailynewsonline.jp/article/1807441/
ネットの反応
・漫画と同じで最終回なんて誰も観てねえよ
・10年以上続いたバラエティー番組でいい感じで終わったのは少ないね
・ひょうきんのダラダラトーク云々は最終回の1個前の週だと思うぞ
・ひょうきん族の最後ってみんなでフルコースを食べてるコントから、たけしが「オレたちひょうきん族」って言って終わりじゃなかった?すごくオシャレな終わり方だと思ったけどな
>第1回の最初のコントと最終回の最後のコントが同じ
>ちゃんと第1回の最初のコントを最後にやって綺麗に終わらせてた
>あの終わり方は良かったな。最初と最後を同じで終わらせるって粋な終わり方だったな。
・志村けんがタケちゃんマンの格好で出てきた時はワロタ
・ひょうきん族に引導を渡したのはみなさんのおかげですなんだよな「面白さ=斬新さ」で人気を保っていた番組は、新しさで勝負できなくなった時点で寿命なんだ
・とんねるず派だったからダウンタウンの小汚い下品な感じがどうしても受け入れられなかった
>とんねるずは下品でもギリギリの限度分かってる感じ ダウンタウンはただエグい
末期のごっつはいつ打ち切られてもいいような糞みたいな内容だったのに
ごっつの最後の方は松本が何やってもほとんど受けないスランプ期だったよね
>なんか理由つけて辞めたかったんじゃないかね
>その頃から松本イズムの押し付けがきつくなって離脱した
・ごっつのコントは好きじゃない。HEYHEYHEYは見てたけど。
・「ごっつ」、松本の武勇伝っぽいけど単にネタ切れでバックレただけ
・ごっつの実質最終回は、エキセントリック少年ボーイのコンサートだけどな あれ今見ると不思議と笑いより感動する
・トカゲあたりで見る気が無くなって行ったな
・YOUと篠原降りた時点で終わる準備はしてた
・ごっつは厳密に言うと、野球に差し替えることにキレたわけではなく、日頃のスタッフへの不信感が募り募ったあげく、野球差し替えの事後連絡すらなかったことで爆発して浜田にもう辞めよかってマネージャー通じて話して番組終了申し出たのが正しい
・全員集合はパワーがあったのはヒゲダンス辺りまでで、80年代になると子供ながらに観ていてガス欠状態だったな。
>予算が無くて学校コントばかりになり同じ事を繰り返すドリフ5人のやり辛さが伝わっていた。
・そりゃ10年以上もやってたんだから、メンバーもそれだけ加齢するからな。
・いかりやと志村の確執がモロに露呈してた最終回、雰囲気が変だったし
・夢で逢えたらはガララニョロロだけ覚えてる
>当時番組がウンナン一推しだったために松本が目立とうとして生んだキャラと聞いた
・リンドバーグとユニコーンは夢で逢えたらでしか見なかった
・夢で逢えたらはコント内の罰ゲームを真似して子供がケガしたとかでクレーム来て、番組内容が突然レギュラーメンバーのトレンディドラマみたいなのになっていつの間にか終わった記憶が
>夢で逢えたらは2,3週視聴者によるもう一度見たいコント特集やって終わった その翌週から2週例外的にメンバーでトレンディドラマやってたけど夢で逢えたら要素をかなり詰め込んでた
・『夢で逢えたら』の最終回は一番年上だった清水ミチコのやりたい終わらせ方を尊重してあーなった、ってダウンタウンが言ってた
・夢で逢えたら終了後 半年くらいウンナンとダウンタウンでトーク番組やってたけどあまり覚えてる人いない
>夢の中からやろ、4ヶ月だけな 松下由樹は覚えてたけど
・ダウンタウンとウンナンの特番やらないかなぁ…
・4時ですよーだの最終回のお通夜のような感じもなかなかだった
・ウッチャンナンチャンのやるならやらねばの最終回が・・・
>香港のバンドの男性が収録中に事故死したってヤツな
>ちなみに電波少年のオープニング曲は彼らの曲
>BEYONDな
・コントはバックのセットで予算がかかってしまうから今はやりにくいんだと思う
・ダラダラと続いてる時って、切るタイミングを常に狙ってるよな。
・フジテレビはお台場に移ってから、ほんと駄目になった河田町のごみごみした空気の方が、ものづくりには良かったんだろうな
・今見たらこの中でひょうきんだけは全く面白くないな
・バラエティー番組の最後が円満に終わるなんてこと確かに有り得ないことなんだよな
・内Pの最終回は良かったな
・もはやテレビの時代ではないからな こんな振り返り記事もKYそのものだ
・これ書いたライターって、見てないんじゃないか?