宮迫博之(49)、田村亮(47)らによる闇営業が引きおこした今回の問題は、いまや吉本興業そのものを揺るがす事態となっている。古巣の窮地に、あの島田紳助(63)が口を開いた。
「宮迫と亮の会見があった夜は友だちと飲んでてな。飲みながら会見の様子を聞かされて、“大変や。可哀想やな”と相槌を打つしかなかった。
それから会見の記事を読んだりしたんやけど、久しぶりに人のニュース聞いて憂鬱になったわ」
煙草片手にこう語るのは、紳助その人である。暴力団との交際発覚を受け、芸能界を引退して8年。
一連の流れをどう見ているのかを問うと、「大前提として、宮迫は顔を出す先にもっと注意するべきやった」「アイツらクラスになったら、気軽に(“直”の仕事に)行ったらあかん」。
宮迫とは、『フライデー』の記事(6月7日発売)が出る、およそ1週間前に会っていたという。
「会社に会見させてもらえなかったことが悔しかったんは分かる。でも今度の一件は、本来なら、吉本と揉めるような話ではなかったと思うねん。
大崎さんや岡本さんにとって、二人は我が子のようなもんやし金の卵でもある。そんな二人を嵌(は)めようなんて思うわけないやんか」
双方が弁護士を立てて会見の交渉をした点についても「家族のあいだに弁護士が入ったらあかん。離婚や絶縁やって話になるやろ」と、紳助ならではの言い回しで苦言を呈する。
松本があいだに入って解決を
自身も吉本、そして芸能界から離れた身であるが、
「二人は、俺とはちゃうやん。俺はあんなこと(暴力団との交際発覚)があって、正直、“半分ラッキーや”と思ってたからな。番組のスタッフ食わすためにも辞められへんかっただけで、ずっと、辞めたいと思ってた。
そんな人間が、“いまや”と思って辞めただけのこと。けど、宮迫たちは辞めたくないわけでしょ。そんな人間をクビにするのは可哀想やわ。
この先まだ揉めるかもしれへんけど、なんとか、松本(人志)があいだに入ってうまく解決してほしいと思う。
円満に、いい親子関係に戻ってほしい。それだけが願いやな。『若気の至りでした』と言って頭下げて復帰できたらええな」
[via:デイリー新潮]
https://news.livedoor.com/article/detail/16820724/
「大崎クビにしたら会社潰れんで」
宮迫と田村の契約解除処分は白紙に戻したが、当事者能力のない経営陣の態度に所属芸人たちも不満の態度を隠さず、事態は「事務所vs.芸人」の全面戦争の様相を呈している。
そんな中、暴力団関係者との交際を理由に、2011年に引退した吉本興業の“大物OB”島田紳助氏(63)が「週刊文春デジタル」の取材に応じた。
黒のポロシャツ姿で、ロードバイクに乗っていた島田氏は、取材班の問いかけにバイクを止め、胸の内を語り始めた。
「辞めたらあかんし、まだまだ引退したらあかん」
島田氏は今回の事態が起こる直前、じつは宮迫と会っていたという。
「宮迫はすごい仲良しやし。辞めるって言ったとき、まじで凹んだもんなあ。トラブルが起きる1週間くらい前にも一緒だったんすよ。遊びに来て、みんなで。
(宮迫には)絶対辞めんなよと。絶対に辞めんなって。辞めたらあかんし、まだまだ引退したらあかん。
ほんで、吉本に対して、腹立つこともあるやろし、ここはひとつ長いものにはぐるぐる巻きやと。
先輩たちも心配して動いてるんやから、宮迫も意地を張るなと。
わかるけどね、気持ちはわかるし腹立つこともあるけど、元々はお前やぞ。もういっぺん冷静になろうぜと。
元々はお前が悪いと。腹立つこともいっぱいあると、だからもっと偉なってから言えと。偉くなってもういっぺん喧嘩せいと」
今回、吉本の大崎洋会長と直接面談し、事態の収拾に動いたダウンタウンの松本人志についてはこう述べた。
「松本とは全然やり取りしてない。そんな言わんでもわかってくれてるやろし。あいつはやっぱり素晴らしいヤツやから。あいつは男気あるからね。
ほんまは大先輩がいるんやけど、現状としてさんまと松本が大崎に一番近くて、吉本の中で一番二番のギャラを取ってるイコール力じゃないけども、力のある二人が動かないかんと思って動いてるんやし、すごいええことやと思うわ」
松本の「大崎辞めるんだったら俺も辞める」発言については?
松本は7月21日、レギュラーを務める「ワイドナショー」(フジテレビ系)に生出演した際に、大崎会長は「これ以上騒動が大きくなるようであれば、進退を考えなければいけない」と話していたと明かしたが、松本は「それは僕は全力で止めます。大崎さんがいなかったら僕も辞めるので。うちの兄貴なんで」と述べたことが話題となっていた。
この発言について、島田氏はこう語った。
「『大崎辞めるんだったら俺も辞める』っていう松本の話と、このままでは他の奴が辞めるっていうのとはまた全然別問題やからね。
大崎さんが辞めたら吉本辞める、いうのは松本は当然やと思うよね。うん。もう兄貴みたいなもんやから。
『僕があんのは大崎さんのおかげや』っていうのはあいつの思いやから。そういう思いは正しいし、みんなそんな思いでやってんのと違う?
大崎クビにしたら会社潰れんで。ほんまに。イメージはどうだか知らんけど実質問題、大崎という人間はカリスマ的な人間だったし、今吉本の中で唯一カリスマがある人間やし、クリエイティブな能力があって出世した男やし。
タレントの気持ちもよくわかるし。だから松本の“兄貴”っていう言葉がぴったりだと思うよ。何で兄貴って言うんだと言ったら本当に兄貴みたいな存在なんですよ。
だから今吉本の大崎が辞めたら、松本も辞めるって言うけども、大崎辞めたら吉本も潰れるから辞めんでもなくなるで。真面目な話、大崎が辞めたらみんな辞めますわ。
(岡本社長については)いやいや、俺あんまり知らんのよ、岡本って。何べんか喋ったことあるくらいで。電話で喋ったり、一緒に昔ご飯食べたくらい。大崎さんが社長に任命するくらいですから。仕事はちゃんとできる人なんでしょうね」
「直の営業は行かないと、生きていけへんの」
事態の発端とも言える「闇営業」については、多くの若手芸人を抱える吉本のような組織には必要なことだとして持論を展開した。
「(ギャラが)1500円とか、そういう奴ら全員食べさすことは不可能やからね。
だから宮迫は『僕らクビになったけど直営業は無くさんといてくれ』と言ってたけど、直の営業は若い子は行かないと、生きていけへんの。それは吉本も咎めへんから。
吉本の営業部って座って待っとるだけやから。そりゃそんなんで仕事来るわけないもんね。そう。だから、よその会社とおんなじようにやれっちゅうて絶対無理やわそんなん。そんなんしたらみんな、餓死」
この島田氏へのインタビュー《ノーカット1万字版》は「週刊文春デジタル」で公開中だ。
[via:文春デジタル]
https://bunshun.jp/articles/-/12987
ネットの反応
・またややこしいのがw
・マスコミはもうこいつに構うなよ
・新潮にも文春にもインタビュー答えたのか これ松本が泣きついたんだろ
・本筋のスクープではFRIDAYに勝てないから擁護に回ったのか カッコ悪い
・こんなインタビュー、普通は受けないから大崎が手を回したのかな。
・ホンマモンが絡んできたwww
・紳助と仲良くしてるんだ?なら宮迫はやっぱ反社と繋りあるんじゃん
・宮迫「兄さん、今仲いい事言わんでもらえますか?」
・もしかしてまず紳助に相談して、紳助が「ギャラの事は言うな」と言ったんじゃね?
・裏でさんまや紳助に連絡取って根回ししてた宮迫くっそダサいな
・随分口を挟むねw 復帰か?
・追放されたヤクザが外部から何えらそーに言ってんだか
・と言うかいつになったら切腹するの?
・反社が問題になっているのに、反社の関わりで引退した人が再登場という茶番
・松紳やれよ!
・これ株主テレビ局はオッケーなの?スポンサーにちゃんと説明できるの 大丈夫なのかよ
・紳助が社長になればええやん。吉本興業グループはそういう会社って分かりやすくなる
・会長、社長、副社長、宮迫とも親しいのにまったく役に立ってない松本。
・あちこち声かけまくっては皆から説得されてるのに聞く耳持たず また次の所に火の粉飛ばしては延焼させてる宮迫さん
紳助「プロテスト構想」提案
こうした現状について、吉本大物OBの島田紳助氏(63)が「週刊文春デジタル」の直撃取材に対し、独自の“芸人プロテスト”構想について語った。実際、吉本興業にも提案していたという。
「NSC(吉本総合芸能学院)から上がってきた子も、プロかアマチュアかわからへんでしょ。だから昔(2001年に)、僕がM-1を作った時に、吉本に提言したんすよね。
『M-1で何回戦までいかない奴はプロとして認めるな』と。ギャラを払うなと。M-1で3回戦までいかへんような奴はプロではない、と。3回戦までいったやつに僕がライセンスを発行したらどうやねん、って。
例えば一番下がC級ライセンス。ほんで、C級ライセンスとった奴が吉本のタレントやと。ボクシングでいうたらプロテストの資格があるから、そいつらはギャラをもらう資格があると。
「契約せえへんから、チャンスがある」
僕バイクレースやるんですけど、吉本がホンダやヤマハだとしたら、バイクを貸してくれるだけ。
自分でメカニック集めて、自分でレース出て、リスク背負って、勝ってきたら、『おお、来い来い』言うて、初めてサポートメンバー、マネージャーというもんをつけてくれるイメージ。
広いところから選ぶから、タレント側にはチャンスはいっぱいあんねん。
(第1回大会の)M-1で、麒麟が決勝まで上がってきたときに、知らんねんもんね。吉本の人間が。『誰や! どこの事務所や!』って騒いで。ほんで漫画みたいに『ウチや!』って。
(芸人は)1000人とかおるから。麒麟なんて900番目くらいの人間だったわけでしょ。名前も知らんし認識もしてない。そういうことって契約してないからあるわけじゃないですか。だから、契約せえへんから、チャンスがある」
この島田氏へのインタビュー《ノーカット1万字版》は「週刊文春デジタル」で公開中だ。
[via:文春デジタル]
https://bunshun.jp/articles/-/12991
ネットの反応
・もうそれでいいよ 将棋の奨励会みたいに、年齢制限あればなお良し
・まぁ正しいべ ザコ芸人が多すぎる
・漫才やらない奴ら皆クビじゃん
・選別すると芸人志望者はNSCに行くメリットがなくなるからなぁ 吉本としてもそれは避けたいのだろう
・笑いにセンスは要るがライセンス要らん
・これは同意するわ。面白くないくせにNSC出て数年ずっと劇場で最底辺のランクのやつが一丁前に芸人を気取ってるのは腹立つからな。
・なかなか面白いな 紳助まだまだいけそうだな
・紳助と絡んだらコンプライアンスやばいだろ
・反社を切るって言ってて紳助が戻ったらお笑いだわ
・M-1とかいう、よしもとの出来レース
・元々M-1は参加資格が結成10年以内だった 長く続けてるだけの売れない芸人に踏ん切りをつけさせるために作った
・プロテストなんてできるわけないじゃん NSCビジネス崩壊するから
・上方漫才大賞とらないと売れないみたいなものだろ昔からあるよな
・一定レベル以上にならないとNSCを卒業させるなよ
・相撲もそんな感じだし、どっかで線引きは必要だろう
>相撲は飯と寝床は保証されるんだから 吉本も寮で全員面倒見るべき
・このペースのまま仕組みを変えずにいたら・・・
・アマチュアからプロに昇格したら給料支払うってのは、筋が通っているように見えるけど、誰がライセンス発行するの?すごい権力だけどw
・公正な評価しようと思うと項目がテクニックだけになっちゃうでしょそれ すごいつまんないよ
・潰しの効く年齢までに芸人を引退させる優しさ、素敵やん
・松本とは格が違うって事がよく分かったわ
・ゴットタンのネタギリッシュを見てたら、下ネタがお題とはいえ、凄くネタ作りに知性を感じた。あんなネタを作れる芸人は残って欲しい。テレビでばか騒ぎばかりしてるような芸人なんて消えればいいよ
・吉本興業の生存競争と育成システムは他事務所を圧倒してるが時代に合わせた育成システムにするためにメジャーリーグの育成システムを参考にすればいい
・ガタガタ言ってるようなのはみんなプロテストで落ちるだろうな
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吉本興業の契約書問題やギャラの安さや芸人の扱いの悪さが問題視され始めているが、それを大崎会長や岡本社長のやり方として批判するのは間違い。
契約書問題やギャラの安さや芸人の扱いの悪さというのは大崎洋氏が社長や会長に就く前からの事。
これらの問題は吉本興業創業から行われてきた企業の伝統、DNAとも言うようなものだ。
有名な話では吉本興業の創業者はマネージャーに対して芸人の荷物を持ってあげる事を禁止してるのだが、それは芸人の増長を防ぐ為。
所属タレントがチヤホヤされると天狗になって勘違いするので、そういう傲慢な芸人にさせないという戒めや、マネージメントあっての芸事でもあるという事を自覚させる為。
吉本興業は創業当時から変わらないだけ。
もちろん大崎会長が今の時代に合わせて企業体質を変えてこなかったという理屈での批判は当てはまるかもしれないが、中には大崎体制になってからが悪いかのような批判が散見される。
それは間違いで、大崎洋氏の功績は計り知れない。
そこを無視して今回のゴタゴタだけで経営陣の退陣を求めるのは短絡的。
今の吉本興業の経営陣は松本人志閥だから誰も文句言えない等という理屈は全く関係ない話。
伝統だからOKなどとほざく奴は脳死状態。