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志村けんの愛車ロールスロイス[6000万円]売却に群がった詐欺師たち


ブローカーにより拡散されたロールス・ロイスの写真。志村さんの事務所関係者によって撮られたものだという

新型コロナで急逝した志村さんの愛車が、あわや詐欺師に悪用されそうに……

「5月上旬、志村けんの愛車が売りに出されているという情報を入手しました。走行距離は16万㎞と使い込まれてはいましたが、最初の売値は900万円――。

大物芸能人が乗ったクルマで、かつ相場よりも安い値段で高級車が買えるとわかり、入札に参加したんです。結局、事情があって購入までは至りませんでしたが……」

こう話すのは、都内で自営業を営むA氏である。


馴染みのガールズバーから出てくる志村けんさん。飲み会に行く時は、いつもロールス・ロイスで現れた[2016年]

3月29日、新型コロナウイルスによる肺炎で急逝した志村けんさん(享年70)。彼が生前、多くの美女と乗った愛車ロールス・ロイス「ファントム」が約1000万円で売却され、新たなオーナーの元に渡ることが決まった。

新車だと最低6000万円以上だと目される超高級車で、付き人3人の退職金代わりに売却されたという。

志村さんの事務所「エスカンパニー」から後継者探しを正式に請け負ったのは、株式会社PRINCEの仙波王仁(おうじ)氏。愛媛県松山市で高級車専門店を経営しており、中古車販売の仕事も手掛けている。


車検証には事務所「エスカンパニー」の住所、使用者は志村さんの本名、康徳と書かれていた

「元々、志村さんの付き人とお付き合いがありまして、このまま置いていても税金や維持費が掛かると相談を受けたことから今回のお話が始まりました。志村さんの兄、美佐男さんとも直接お会いして最終的な確認もしております。

ロールス・ロイスに関しましては、西日本に住むファンの男性にお譲りすることが決定しており、納車に向けて弊社でメンテナンス中です。

お問い合わせ自体は十数件ほどありまして、その中から購入者が決まりました。

中には転売しようとしている方もいたので、いわゆる〝一見(いちげん)さん〟ではなく、高級車販売業界でつながりがあり、身元のしっかりしている方を厳選させていただきました。

志村さんの事務所からは、同様にキャデラック・エスカレードの売却も頼まれており、現在も信用のおける後継者を探しております」

しかし、実は仙波氏が請け負う前から志村さんのクルマが売られているという情報はSNSを中心に流れており、仲介人を名乗る人々が多数存在するという奇怪な事態に陥っていた。実態について、事務所関係者が話す。


ロールス・ロイスの車内。綺麗に保たれているが、クッション部分からは13年乗り続けた年季が感じられる

「4月下旬、付き人の知人がクルマの写真を勝手にネット上へ流出させたため、怪しげなブローカーたちに目をつけられてしまった。

その後、『志村さんの愛車を私が売っています』とニセの売却話を持ちかける詐欺師が続出したんです。故人の名前を使って詐欺を働くとは、本当に許せません」

思わぬハプニングがあったものの、無事に引き取り先が決まったロールス・ロイス「ファントム」。志村さんの遺志は、新しいオーナーへと引き継がれるはずだ。


タレントの磯山さやからと麻布十番の鉄板焼き店を訪れた志村さん。ロールス・ロイスで颯爽と帰宅した[2010年]

[via:FRIDAY]
https://friday.kodansha.ne.jp/sn/u/entertainment/111568


千鳥・大吾「たまに僕を『大悟!俺は意外とこういう店が好きなんだよ』って安い居酒屋に連れてってくれますよね?」「ただ、あの店の前に電車ぐらいのロールスロイスを停めるのはやめてください!」

ネットの反応

・転売目的や裏社会のお偉いさんに渡ると大変
・不動産業界と同じだね。でかい金が動こうとすると、どこで聞きつけたか必ず手数料目当ての連中が沸いてくる。
・志村さんを乗せて16万キロも走った車。値段よりも価値だよなぁ。
・志村さんは免許無いけどけっこうな車好きでこの車も愛着があってメンテしながら買い換えることも無く乗り続けてたらしいですね。
・志村けんさんの記念館を作るなら、展示しても良い車だと思いますよ。
・悪党のアンテナの高さ、行動力の速さは凄いものがあるな。
・新しいオーナー様も、維持費やいろいろお金がかかって大変だと思いますが、志村さんの元愛車大事に乗ってくれたら、ファンの方も喜ぶと思います。
・志村さんの遺志ってのがイマイチ分からんけど故人が大切にしてた車だから、大切にして貰いたいですね
・運転手もこれで失業だからな 退職金あげるなんて優しいじゃん
・2003年式とか金持ちなのに物持ちが良かったんだな志村
・16万キロとはよく乗ったね。新車で買っただろうから走行距離は長年乗った証拠。愛車と呼ぶに相応しい。
・最近の車は丁寧に乗っていれば10万km超えでもまだまだ十分過ぎるほどに走れる。
・ヨーロッパの人は50万キロなんか当たり前に乗るで。20万30万でガタつくようじゃ、長く乗れねえ。
・倉庫の中で錆びていくよりファンに買われた方が物としては長生きできそう
・けんちゃんラーメンのシールが購入額より高値になっている所を見ると、この車も値上がりしそうだよね。

【関連リンク】
もう一台の愛車キャデラック・エスカレードの後継者も募集中|PRINCE 仙波 王仁 オフィシャルブログ

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コメント

  1. 1
    名無しさん 2022/12/01 9:36

    こんな立派な依頼を受けるような仙波さん、なぜ保険金詐欺のようなちゃちな犯罪に手を染めたのでしょうね。
    派手な経営でお金が回らなかったのでしょうか。

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