ビートたけし ダチョウ倶楽部の絵画と共に追悼
ビートたけし
ビートたけし(75)が11日、ダチョウ倶楽部の上島竜兵さんさんの死について、自身のサイトでコメントを発表した。
「上島、大変ショックです。
40年近く前から一緒に仕事をしてきたのに、芸人は笑っていくのが理想であって、のたれ死ぬのが最高だと教えてきたのに、どんなことがあっても笑って死んで行かなきゃいけないのに、非常に悔しくて悲しい」
とつづった。
80年代後半、当時のバラエティーは芸人たちが無謀な企画にチャレンジして、それをたけしに見てもらうという形式ができてきた。
上島さんは日本テレビ「お笑いウルトラクイズ」で、そのリアクション芸を開花させた。
その様子をたけしは「くだらねぇな」と言いながら、うらやましそうに笑っていた。
芸人の基本である「体を張って、くだらないことを真剣にやる」を実践し続けてきたのが上島さんだった。
それだけに、最後の幕引きはたけしにとってもやり切れないだろう。
[via:日刊スポーツ]
https://www.nikkansports.com/entertainment/news/202205110001285.html
東国原 前夜はたけしと追悼
12日放送のTBS系情報番組「ゴゴスマ」のコメンテーターとして出演した元宮崎県知事でタレントの東国原英夫氏は
「昨日、友人から朝いちで電話が入ったんですが、信じられなくて。我が耳を疑ったというか。『本当かよ?』という感じで、その後、ニュースになって、本当だったんだって残念な思いでしたね」と一報を聞いた際の思いを振り返った。
その上で「昨日も師匠(ビートたけし)と一緒だったんですけど、『どうやって竜ちゃんを送ろうか』って話になった時に師匠の哲学として芸人さんは楽しく送ってあげようということで、昨日はずっとエピソードトークをしてました。
しんみりせずに笑い話で送ってあげるのが、上島君にとってもいいんじゃないかなという結論に達しました。それが一番の弔いになるんじゃないかという師匠の考えだったので、昨日は楽しくエピソードトークをさせてもらった」
と自身の師匠であり、上島さんとも40年以上の共演経験を持つ、たけしとのやり取りを明かした。
『ビートたけしのお笑いウルトラクイズ』
「1980年代に『(お笑い)ウルトラクイズ』っていうのがあって、初回からお出になって、僕と師匠がMCで。
彼らは体を張った、熱いだの、痛いだのやっているんですけど、最後、上島君が熱いだ、痛いだ、やってきた後に『ビート!』って呼び捨てですよ。
あの頃、たけしさんを呼び捨てできる人間なんていなくて、それが大爆笑ですよ。たけしさんに、それもビートですよ。
この名言をはいた男、たけしさんを呼び捨てにした最初の男ですよ。これは面白かったー」と振り返っていた。
[via:スポーツ報知]
https://hochi.news/articles/20220512-OHT1T51104.html
南部虎弾
「電撃ネットワーク」の南部虎弾(70)が11日、公式YouTubeチャンネルで追悼した。
南部は「ダチョウ倶楽部」結成時のメンバーで、脱退後に「電撃ネットワーク」を結成した。この日は早朝に電話で上島さんの訃報を知ったという。「あまりのことに驚きも何も、あ然としてしまいました。今もあ然としています」と心境を語った。
自身より9歳下の上島さんの突然の悲報に、「何で死ななきゃいけないんだ。まったく分かりません」と理解できない様子で、「謹んでお悔やみ申し上げます」と頭を下げた。
ダチョウ時代の上島さんについて、「とにかく、優しくて優しくて、いつも気ばっかり使っている子でした。自分の中では、ダチョウの中では一番優しくて、自分がダチョウをハブンチョになった時も、いつも申し訳ないという顔をして」と、優しい人柄を思い出していた。
ある時、上島さんが故・志村けんさんと一緒に飲んでいる場に居合わせたことがあるという。
「スナックで志村さんと一緒にいる時にばったり出くわしたら、“志村さん、この人のおかげで今こういうふうになったんだよ”って、自分たちを褒めてくれて。相変わらず優しいやつだなと思っていたんですけど」と振り返った。
南部は最後に、ジャケットのポケットから缶ビールを取り出すと、頭に貼りつけてコップに注いだ。「お前の竜が、空に飛んでいきますように。献杯」と、声を詰まらせていた。
[via:スポニチ]
https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2022/05/11/kiji/20220511s00041000426000c.html
「竜兵くん間違ってるよ」
南部虎弾が12日、「情報ライブミヤネ屋」に生出演。上島竜兵さんについて語った。
「竜兵くんに“竜兵会入れてくれよ”って頼んだんですけど、断られました。本当は一緒に飲んで、じっくり話をしたかったんですけど」と話す南部。
「多分自分が上島くんの話をするのは今日が最後になると思うんですけど、じっくり上島さんと話をした試しがないんですよ」と切り出し、「いつも、遠ざかるというか、そういう話をされたくないというか…。どこかにもう1人の上島さんがいるんだなっていう感じがして。
人の前ではあんなに明るく優しく振舞えるのに、1人になるとポツンとしてしまって、だんだんひとりぼっちの世界になっていくっていうのは感じてました」と振り返った。
最後には、「もう、お会いすることがないんで出来れば本当は自分で死を選ぶっていうのは間違ってますよ。自分は2年前に腎臓移植っていうのをやって、ベットにいる時に“どうやって生きようか”って、まわりにいる人たちも自分の命をどうやって守っていこうかって考えている中で、自分で自分の命を捨ててしまうのはやっぱり竜兵くん間違ってるよ。間違っているよと言っても、もう帰ってこれないんだから」と声を震わせながら語った。
[via:スポニチ]
https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2022/05/12/kiji/20220512s00041000530000c.html
出川哲朗
ともにリアクション芸という舞台で戦ってきた〝盟友〟の出川哲朗(58)が11日、所属事務所を通じてコメントを発表した。
「無念です。まだまだ竜さんとケンカしてチュ~したかったです。最高のライバルであり最高の友でした」と追悼した。
公私ともに親交がある上島さんと出川が共演する時は、突然ケンカを始めて仲直りのキスというのがお約束のギャグとなっていた。共演する機会も多く、2人はどの芸人よりも身体を張ってお茶の間に笑いを届けてきた。
上島さんの訃報を受け、一時ツイッターのトレンドワードランキングには、出川の名前がランクインするほど。それだけ2人の関係性を知っているファンは出川のことを心配していた。
この日、出川は都内のスタジオで、バラエティー番組の収録に参加。スタッフによると、出川は目を大きく腫らした顔で登場したという。
「さすがに落ち込んでおり、元気がなかったですね。いつもは大きな声を出して、番組を盛り上げてくれるんですけど、この日は無理でした」(前同)
もちろん共演者もスタッフも、出川が落ち込んでいることは分かっている。
「憔悴しきっていたので、誰も出川さんについて触れられない雰囲気でした。気丈に収録に参加していたけど、食レポをするのがやっとでしたね」(前同)
芸人仲間たちも悲しみに暮れている。
[via:東スポ]
https://www.tokyo-sports.co.jp/entame/news/4186205/
松本人志
ダウンタウン・松本人志が11日、ツイッターを更新。
松本は「今日は仕事でテンションを上げるのに少し苦労しました。同世代の仲間やからね…」と素直な気持ちを投稿。
名前こそ出さなかったが、ダウンタウン、ウッチャンナンチャン、B21スペシャルらと共に〝お笑い第3世代〟と呼ばれた、盟友の急逝を悼んだ。
[via:東スポ]
https://www.tokyo-sports.co.jp/entame/news/4186205/
松村邦洋
松村邦洋(54)が13日、金曜パートナーを務めるニッポン放送「高田文夫のラジオビバリー昼ズ」に出演。
松村は上島さんとは同じ太田プロダクションに所属し、付き合いは33年になるという。
番組パーソナリティーの高田文夫氏は「元気にいかないとしょうがない」と気合を入れると、松村も「元気にいきましょう!」と鼓舞するように応じた。
高田氏からあらためて「松村は竜ちゃんにはお世話になったろ?」と話を振られた松村は「お世話になりました。同じ事務所でしたからね。だいたいダチョウ倶楽部のバーターは春一番とボクですからね」としみじみ。
同番組にも昨年6月25日にリーダーの肥後克広とともにゲスト出演しており、当日の写真や音声に振り返り、高田も「竜ちゃん、面白かったね。裸に法被で、あの頃、『全裸監督』のキャンペーンで」と笑った。
松村は上島さんとの出会いについて「33年前ですかね、若い時から。南部虎弾さんとケンカしたあたりですかね、もめて」と3人のダチョウ倶楽部になってからの長い付き合いを回顧。
「僕らが若い時は(片岡)鶴太郎さんがボクシングをやっていた頃で、食事とかに行っても食べられないんですよね。鶴太郎さんが『竜ちゃんとまっちゃん来るか?』『竜ちゃん、まっちゃん来いよ!』って、竜さんと2人、呼ばれてることが多くて。
メニューがなかなか…。鶴太郎さんがダイエットしているんで、僕も若手だったし、なかななか頼めないじゃないですか。本当に腹減っちゃったんですよね。竜さんのお通しに手を出しちゃって。
竜さんも食べてないんですよ、それで(手を出して、鶴太郎が)『それ、竜ちゃんのお通しじゃないか!』って。そしたら、竜さんもそのまま『俺のお通し食いやがって』って(なった)」と懐かしんだ。
「ダチョウさんは日本酒を遅くまで飲んでいる時、僕がまだ四谷の太田プロの社宅に住んでいる時に、そのまま来て、『松村、6時に起こしてくれよ!』って言われて、だいたい9時に起こしちゃってて。起きられなかったんで、そのまま丸ノ内線まで行って…」と笑いながら振り返り、「悪いことばっかりしてますね」としのんだ。
[via:スポニチ]
https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2022/05/13/kiji/20220513s00041000261000c.html
ダンカン、上島竜兵、松村邦洋「中野猛虎会」を結成
ダンカン
上島さんと約40年親交を深めてきたタレント、ダンカン(63)が本紙の取材に応じ、「上島に酒、何十回おごってますけど、俺に1回もおごらずに死んじまったじゃねぇか!」とツッコミに喪失感を込めた。
過去に同じ芸能事務所、太田プロダクションに所属。ともにプロ野球・阪神ファンで、家も近所(東京・中野区)とあり、タレント、松村邦洋を含めて「中野猛虎会」を結成した。
上島さんの性格は「芸人特有の寂しがりや」と明かし、「上島はいじられてナンボのキャラで、(飲み会では)酔うと寂しくて泣く。だけど寂しいのはお互いさま」と励まし合ったことを告白。1998年にはダンカンが住居侵入の男を取り押さえて話題となったが、「上島は俺が捕まったと早とちりして、中野署にメロンを持参して警官に見逃してと頼んでくれた」と感謝した。
仕事では89~96年の日本テレビ系「ビートたけしのお笑いウルトラクイズ‼」などで共演。「(上島さんは芸を)一切考えない。でも、こうしたら?というと、それを120%で面白くする。すごい才能」と絶賛。
松村と電話で故人をしのんだといい、「われわれがそっちに行ったら酒の席を大々的に用意しろよ」と〝おごり〟で乾杯することを願った。
[via:サンスポ]
https://www.sanspo.com/article/20220512-WQHN6YUUVVOQXNZ5FRW6NOQJOQ/
ダチョウ、竜兵会はコメント出せず
「ダチョウ倶楽部」のリーダー・肥後克広(59)と寺門ジモン(59)はこの日もコメントを発表しなかった。
有吉弘行(47)、土田晃之(49)ら、上島さんを中心とした仲良しグループ「竜兵会」メンバーも沈黙を貫き、ショックの大きさをうかがわせた。
ダチョウ倶楽部の寺門ジモンは、上島竜兵さんの急逝後初めて自身のYouTubeチャンネルを更新。来週まで配信を停止すると発表した。
[via:スポーツ報知]
https://hochi.news/articles/20220512-OHT1T51241.html
有吉弘行 気丈に収録
上島さんを慕う後輩タレントの有吉弘行(47)が、亡くなった11日の番組収録を、気丈に臨んでいたことが分かった。
日本中が悲しみに暮れた11日。上島さんと公私ともに親しく、より深い悲しみの中にいた有吉は、大きな喪失感を抱えながらも普段通り変わらず、2本のバラエティー番組の収録に臨んでいた。
参加したのは、いずれも日本テレビの冠番組で司会を務める「有吉ゼミ」(月曜後7・00)と「有吉の壁」(水曜後7・00)。収録は、同じ都内のスタジオだった。
早朝に訃報に接した有吉は、収録開始間際になってスタジオ入り。同局関係者は「誰も声を掛けられないぐらい憔悴(しょうすい)し切った様子でした」と明かした。
しかし、収録が始まると一変、何事もなかったかのように、いつもと変わらないテンションで番組を進行した。
上島さんはカメラが回り始めると、スイッチを入れて芸人として、体を張って周囲を笑わせることに徹した。有吉も、そんな上島さんのように番組を作り上げた。スタッフは「上島さんのことは触れず、気丈に振る舞っていた。その姿に涙を誘われました」と振り返った。
上島さんと親交の深かった出川哲朗も偶然、同じスタジオ内で同局「沸騰ワード10」(金曜後7・56)の収録に参加。
収録前は泣き腫らした様子だったといい「こんなタイミングで同じ場所に有吉さんと出川さんが居合わせてしまうなんて」(同局関係者)とスタジオ内に悲しみが広がったという。
有吉は土田晃之(49)や劇団ひとり(45)ら、上島さんを囲んで酒を飲んだ「竜兵会」のメンバー。
96年に同局の「進め!電波少年」で人気者になったものの、その後、仕事が激減し、再ブレークを果たすまでの不遇の時代を支えてもらったのが上島さんだった。有吉にとって13年に「涙をこぼすのは上島さんの葬式だけ」とツイートするほどの恩人だ。
15日にはFMラジオ「有吉弘行のSUNDAY NIGHT DREAMER」(日曜後8・00)が控える。自身の思いを明かすことが多い番組だけに、発言が注目される。
[via:スポニチ]
https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2022/05/13/kiji/20220513s00041000024000c.html