第26回参院選は10日、投開票され、自民党は改選55議席を上回り、単独で改選過半数の63議席を確保する圧勝となった。公明党と合わせた与党では、70議席以上。32ある1人区も自民が28勝4敗と野党を圧倒した。
タレントなどから議員転身を狙った候補者も多かった今回の参院選。主な新人候補者の当落選を改めて振り返ってみた。
最激戦の東京選挙区(改選6)で当選したのが元「おニャン子クラブ」で自民党の生稲晃子氏(54)。
また比例代表では、れいわ新選組の水道橋博士(59)、日本維新の会の中条きよし氏(76)、暴露系ユーチューバー「ガーシー」として知られるNHK党の東谷義和氏(50)らの当選が決まった。
一方、作家で無所属の乙武洋匡氏(46)らは落選となった。以下は主な新人候補者の結果。
タレント候補の勝敗一覧
※敬称略(政党名)
【選挙区】
○生稲晃子(自民党)
×乙武洋匡(無所属)
×松山三四六(自民党)
×高見知佳(立憲民主党)
×八幡愛(れいわ新選組)
【比例代表】
○中条きよし(日本維新の会)
○猪瀬直樹(日本維新の会)
○松野明美(日本維新の会)
○青島健太(日本維新の会)
○水道橋博士(れいわ新選組)
×武田邦彦(参政党)
○東谷義和(NHK党)
[via:スポニチ]
https://www.sponichi.co.jp/society/news/2022/07/11/kiji/20220711s00042000265000c.html
生稲晃子 選挙特番を出演拒否!?
当確の一報を受けて生稲氏は支援者に「夢を見ているようで頭の中が空っぽになっています。本当にここまで私を連れてきてくれてありがとうございました」とあいさつした。
また、安倍氏については「悲しくてしようがない。当選することが恩返しだと思っていたのでよかった。安倍先生がどこかで自分を見ていると信じています」と述べた。
当確にホッとする生稲氏だが、ネットは大炎上していた。
『池上彰の参院選ライブ』(テレビ東京系)は生稲氏がすべての選挙特番の出演を〝陣営関係者〟が「国会議員としての資質、勉強が圧倒的に足りないから」との理由で断ったと暴露したのだ。
同番組に出演する池上彰氏は「インタビューのやり取りに自信がないのかもしれませんけど、それでもやはり伝えるというのが国会議員になれば責任が出てくるのではと思います」と苦言を呈していた。
元おニャン子クラブ・生稲晃子(@ikuinaakiko1917)さん、自民党より出馬し当選
↓
当選後、各局の取材を全拒否する前代未聞の対応
↓
生稲陣営関係者「取材を拒否したのは国会議員としての資質・勉強が圧倒的に足りない為」
↓
スタジオが凍りつく
↓
日本国民さん、とんでもない逸材を当選させてしまう pic.twitter.com/FehuRCBq7u— 滝沢ガレソ🪄 (@tkzwgrs) July 10, 2022
出演拒否暴露に陣営反発
ネット上では、生稲氏の対応について「なんで立候補したの?」「有権者を馬鹿にしてるの?」など批判一色となったが、この件に選対関係者は大反論。
「そもそもいつ当確が出るか分からないし、多摩の事務所にも行かないといけないから全部テレビは断ったんですよ。8時に当確なら対応できますけど、厳しい状況でいつか分からないですから」とまくしてたてた。
さらに、「インタビューに出ないと決めたのは陣営の2、3人で決めたんですよ。テレビ東京の記者が言っていた陣営関係者が『政治家の資質がない』とかって、まったく何の話をしてるのって。
僕らははっきり言って怒っている。批判の電話も来ている。誰が言ったか?まったく分からない。公式見解としてはあり得ない」と訴えた。
炎上は初めてではない。安倍派のバックアップを受け、選挙序盤はトップグループにいた生稲氏だが、NHKなど報道各社の候補者アンケートに無回答が多かったということで炎上。
「#生稲晃子に投票する意味がわからない」などネガティブキャンペーンも起きた。その影響か情勢調査ではズルズルと評価が下がっていた。
今後、どこかで生稲氏と池上氏の対決が見てみたいものだ。
[via:東スポ]
https://www.tokyo-sports.co.jp/entame/news/4313375/
マスコミ対応責任者の東京都議会議員 川松真一朗氏が反論
池上彰氏は「インタビューのやり取りに自信がないのかもしれませんけど」
生稲晃子さんはマスコミ共同インタビューは受けた。あくまで時間の関係で個別対応はしなかっただけ。
上から目線で見解を語り世論を煽る手法はやめた方がいい。
マスコミ対応責任者の私はテレ東に取材されていないのは事実。 https://t.co/nIDNjznxK5
— 川松真一朗【Statesman、墨田区選出・43歳】 (@kawamatsushin16) July 10, 2022
ガーシー当選で実名解禁?
参院選が10日投開票され、NHK党は比例代表で議席確保が確実となり、暴露系ユーチューバーのガーシーこと東谷義和氏(50)の当選が確実となった。
憲政史上、例を見ない規格外の国会議員が誕生する。東谷氏は今年2月突如、芸能界の裏側を暴露するユーチューブチャンネルを開設。
27年間、芸能界で裏方として、タレントの世話をしながら見聞きした裏話を披露し、ネット会社会長が辞任に追い込まれれば、ミュージシャンが公開生謝罪に追い込まれ、〝ガーシー砲〟としてネットを中心に騒がせ続けた。
疑惑暴露もテレビでは取り扱われないことに業を煮やした東谷氏は参院選に立候補。
俳優・綾野剛のさまざまな疑惑を追及しつつ、NHKや民放での政見放送では47パターンのイニシャルトークで裏話を披露。当選した暁には実名入りでの暴露を公約しており、今後、芸能界、政財界は激震必至だ。
[via:東スポ]
https://www.tokyo-sports.co.jp/entame/news/4312010/
高橋理洋[FC2創業者]とガーシーの選挙ポスター
参院選後に実名暴露予告
国政政党は選挙区の政見放送で、事前に録画した映像が持ち込み可能とあって、全45選挙区に候補者を擁立したNHK党は「ショート暴露」と題し、東谷氏が47バージョン(一つは候補者差し替えにより、未放送)の爆弾ネタを投下している。持ち込みの場合、候補者(選挙区)本人以外の映像も流せる。今回は東谷氏らの動画が挿入された。
その内容はあまりに衝撃的だ。
「サッカー選手による中絶強要、婚約解消」
「売れっ子アーティストによる動物虐待」
「有名整体師の助成金不正受給」
「上場企業会社社長による女性へのDV」
「アーティストによる監禁傷害致死事件への関与」
「お笑いタレントの大麻疑惑」
「俳優と某局女子アナの海外旅行」
「女性アーティストと反社とのつながり」
「アーティストの高額賭け麻雀」…。
さらに大物俳優が未成年のキャバクラ嬢に飲酒を強要し、急性アルコール中毒で救急搬送となった話など、事実であれば逮捕者が出てもおかしくない不祥事や犯罪の数々をサラリと暴露。
東谷氏自身が女性のみならず、男性もアテンドしたことによる体験談での裏話も数多く含まれているという。
実名を出すことはなく、ほとんどの暴露で、イニシャルトークにしているが、中には「イニシャルを言ったらすぐばれるので控える」と封じている内容もある。
既にイニシャルとそのスキャンダルの内容から名前が簡単に浮かび上がっている暴露もあり、当事者や関係者は震え上がっているとみられる。《中略》
「当選しても暴露は続ける」と宣言している東谷氏は、当選した暁には「ショート暴露」の内容を実名入りで公開する意向で、落選した場合も「暴露は封印します。サロンのみで公開とさせていただく」と限定ながらも公開を表明している。
ここにきて、綾野と同じ事務所に所属する有名俳優の全裸写真を東谷氏が投稿したことで、ツイッターのアカウントが6月29日に凍結され、別アカウント開設も翌日にすぐさま凍結される事態に陥った。
東谷氏とともにドバイから参院選に立候補しているFC2創業者の高橋理洋氏はツイッターに「ガーシーさんや私が万が一急死することがあればそれは他殺です、とここに宣言しておきます」とまで投稿した。
風雲急を告げる展開の中、東谷氏が投下した“時限爆弾”はもはや解除不能ともいえる。47の暴露はどのように解き放たれ、芸能界をはじめとした各界に影響を及ぼすことになるのか――。
[via:東スポ]
https://www.tokyo-sports.co.jp/entame/news/4291595/
47人暴露の標的は誰?
配信では、 動画配信サイト「FC2」の創業者として知られる高橋理洋氏やNHK党の立花孝志党首らがゲストとして登場。《中略》
暴露する47人の中には、ヤクルトスワローズの主将・山田哲人や大リーガーの前田健太が含まれているという。
ヤクルトファンの視聴者から「哲人くんの話は聞きたくない!」という切実な声も寄せられたが、東谷は「ごめんな、哲人さらします」と返している。
さらに、配信の終盤に視聴者からのコメントを読み上げる中で、歌手の椎名林檎とグラビアアイドルで女優の岸明日香に対しても「47都道府県(の暴露リスト)に入れてます」と宣告があった。
政見放送で有名人の暴露をして「続きは当選したらYouTubeで」という過去に例のない仕掛けに、視聴者からは期待の声が集まっている。
その一方で「政治をおもちゃにしているように見える」「政見放送で有名人の暴露をする意味がわからない」といった厳しい意見もあり、賛否両論となっているようだ。
また、今回の配信に「FC2」の創業者である高橋氏が昔からの友人として登場したことで「ガーシーの人脈、本当にすごいんだな」といった声も。
東谷は編集者の箕輪厚介氏からエイベックスの松浦勝人会長を紹介されたそうで、YouTube上で松浦氏とコラボする予定もあるという。
かつては「懸賞金をかけられている」として居場所を頑なに隠していた東谷だが、今回の配信ではドバイに滞在していることを明かし、対面でのコラボやファンとの交流にも前向きな姿勢を見せている。
これまでは「ひとり語り」形式がほとんどだった東谷だが、今後は複数人でのコラボ配信が増えそうな気配で、参院選への出馬も含めて新たな局面へと突入していきそうだ。
[via:Business Journal]
https://biz-journal.jp/2022/06/post_300099.html
「日本終わったw」賛否渦巻く
今回の当選を受けて、7月10日の夜からTwitterでは「ガーシー」がトレンド入り。
支持者とみられるユーザーからは
「応援して良かった!!」
「ガーシーに入れて良かった!頑張れガーシー!!」
「面白すぎてザワザワする」
といった声。一方で、
「ガーシー当選とか日本終わってる」
「ガーシー当選したから世も末なんじゃなくて、世も末だからガーシー当選なんじゃないか」
「私達の税金が暴露系YouTuberの手元に渡るの普通に耐えられない」
など、否定的なコメントも多く寄せられています。
「各政党がいろんなYouTuberを擁立する未来あり得る」
「ネット投票なんか導入したら議席の半分ぐらいYouTuberやVTuberで埋まるんじゃないか?」
など、“異例の事態”を受け、今後の政局を心配する声もみられました。
[via:ねとらぼ]
https://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/2207/11/news103.html
れいわ新選組から比例代表で立候補した水道橋博士(59)が当選を確実にした。一報が伝えられた深夜、同党の開票センターで会見した。
「僕自身が当選するとは本当に思ってなかったが、(選挙戦で)やるからにはより真面目にやる気持ちが強くなった」と語り、勝因については「知名度もありますし、(選挙戦で)本気なんだということが伝わったんだと思う」と語った。
SNS投稿をめぐって名誉を傷つけられたとして日本維新の会・松井一郎大阪市長から訴えられた水道橋博士は、同訴訟を「スラップ訴訟」(言論を封じ込めるための威圧的訴訟)だと主張している。
訴訟を世に知ってほしいから出馬したかと問われ、「世に知ってほしいもそうだし、自分で法律を作られたらどうか、と言われてなるほどと思った」と話した。さらに「松井市長が訴えなければ、僕がここに座っていることもない」と話した。
[via:スポニチ]
https://www.sponichi.co.jp/society/news/2022/07/11/kiji/20220711s00042000251000c.html
芸人が出馬に秘めた思い
「あなたもいつ訴えられるかわかりません」こう語るのは、れいわ新選組から出馬するお笑いコンビ「浅草キッド」の水道橋博士。自分の身に起こったことは他人事ではないと訴える。
「日本維新の会の松井一郎代表を批判しているYouTubeのサムネをツイッターで引用し、『事実でないなら今すぐ訴えるべきだと思いますよ(笑)』と書いたら、僕が訴えられた。
僕だけならまだしも、リツイートした4000人も訴えるという。松井さんは公人ですよ。これは明らかに権力者が一般人の声を封じ込めようとするスラップ訴訟。
たとえ僕が裁判で勝ったとしても、このままではすぐに新たな犠牲者が出てしまいます」
消費税ゼロ、インボイス制度反対、ピルの購入も薬局で
そこで供託金600万円を負担してくれたれいわ新選組から出馬を決意した。反維新を掲げるだけでなく、いくつも政策を打ち出している。
「例えば消費税をゼロにし、消費マインドを刺激する。フリーランスを苦しめるインボイス制度には反対。
また薬局でピルを買えるようにもしたい。医師会が利権を守るために反対しているが、女性の体を守るのはオヤジたちではなく彼女たち自身ですよ。
政策を考えるのもネタと同じ。日常のなかの“あるある”や違和感をどうかたちにしていくか。頭のなかで考えたのをツッコミ、ブラッシュアップしていく。ずっとネタ作りをしてきたから、僕は政策を考えるのが得意だとわかった」
[via:日刊SPA!]
https://nikkan-spa.jp/1835942
「スラップ訴訟」とは
「スラップ」は「SLAPP」(Strategic Lawsuit Against Public Participatiоn=公共性のある市民活動に対する戦略的訴訟)を意味し、語呂が「SLAP」(たたく)と同じであることから、市民やメディアの活動に巨額の賠償金を求めて提起し、その動きを抑え込もうとする大組織や権力者による恫喝的な訴訟を示す言葉として使われるようになった。言論活動以外でもスラップ訴訟と問題視される裁判は少なくない。米国では規制をかけている州もある。
[via:東スポ]
https://www.tokyo-sports.co.jp/social/4269929/
松井市長がコメント
水道橋博士が自身のツイッターで「市長、政治家としてまず一般人へのスラップ恫喝の書き込みを一度撤回してください」と投稿した。
この返答として、松井市長は「水道橋さん、当選おめでとうございます。国会議員として国民皆さんの為に働いて下さい。貴方が僕に対しての名誉毀損の件は司法で決着をつけましょう。以上」と投稿。
当選を祝福しつつも、水道橋博士が主張する「スラップ訴訟」に関しては、裁判で決着をつけるとの意向を示した。
[via:スポニチ]
https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2022/07/12/kiji/20220712s00041000578000c.html
ネットの反応
・まさかのw
・終わりだよこの国
・日本の民度も地に落ちたな
・ガーシーが国会議員になって何するの?
>国会議員なんてガーシーレベルのやついくらでもいる
・生稲が当選する日本wwマジかよ
・安倍の件で同情票に流れたと思うw
・どうせ誰が当選しようが税金泥棒だらけで衰退するだけだから一緒
・猪瀬ってあの猪瀬か?
>カバン芸と言われた猪瀬
>セクハラした女は落ちたのにこいつは当選か
・なんで生稲晃子の勉強代を国民が払うんだよ
・生稲は比例じゃないから堂々として良い
・そうかーみんな消費税さらに倍増してもいいのか⋯お金持ってるんだねー
・ただ有名なだけの人間で議席を獲得。比例の制度を見直さないとダメだろ
・暴露系YouTuberのガーシーや元アイドル生稲晃子に世界でもトップクラスの議員報酬(約3000万円)が税金から支払われる事になる。投票した人達はこれだけの給料を自分達の払った税金から与えるに相応しい人物と本当に思ったのだろうか。
>民意です。
・AV無修正解禁の公約でNHK入れたから頼むぞ
・よく知らんけどその47人も「国民」なんだが?国会議員としてやっていいことか?
・その公約で当選してんだからやらなきゃ公約違反になるだろ
>知りたいか知りたくないかで言われると知りたいけど、ゲスいよなぁ。
>ショボい暴露ばっかりだな
>これが公約かよw
>普通に名誉毀損だろ
・民意って虚しいな