TBSの情報バラエティ番組『ラヴィット!』が窮地に立たされている。
5月2日に放送した韓国ロケで、お笑いコンビ・相席スタートの山添寛が店先の唐揚げを使用済みの爪楊枝で刺して勝手に食べた件で大炎上しているのだ。5日には田村真子アナが謝罪し、8日にも彼女とMCの川島明が揃って頭を下げたのだが…。
5日の放送では、番組終了直後に田村アナ1人がVTRで登場した。
田村「ここで番組からお詫びがあります。
5月2日に放送した韓国旅のVTRの中に、出演者がお店の商品に爪楊枝を直接刺して食べるという行為があり、視聴者の皆さまから様々なご指摘を受けました。
番組として不適切であったと深く反省し、お店に直接謝罪をさせていただきました。関係者の方々にご迷惑をお掛けしたこと、並びに視聴者の皆さまに不快な思いをさせてしまったことをお詫びします」
謝罪する田村真子アナ
と、深々と頭を下げた。さらに週が明けた8日のエンディングでは、翌日に放送予定だった韓国旅続編の放送を中止することが発表された。
田村「明日は韓国旅第2弾をお送りする予定でしたが、企画内容を変更してお送りします。楽しみにしてくださっていた皆さま申し訳ありません」
川島「改めまして、先週火曜のロケ内容でご迷惑をかけた方々、そして不快に思われた視聴者の皆さま、本当に申し訳ございませんでした。『ラヴィット!』は心から皆さんに笑ってもらえる番組作りを目指しますんで、これからもよろしくお願いします」
それでもSNSでの怒りは収まらない。
田村アナ&川島
韓国ロケVTRで炎上
《山添さんを降板させて下さい。なぜ本人が謝らない。》
《山添「寛」じゃなく山添「完」に改名したら? 今更謝罪しても時すでに遅し》
と、山添を責める声がある一方で、
《山添さんのやったことは最低だけど、ロケのVTRなんだから編集でカットすりゃいいのにカットもせず流したスタッフにも問題あると思うんよねー》
そもそも問題の韓国ロケはどの様なものだったのか。民放ディレクターは言う。
「2日に放送されたロケ企画は『若槻千夏のやりたいことをやり尽くす旅in韓国』というものでした。
これは昨年11月の放送された、番組で叶えたいことが賞品になるダーツチャレンジで、Snow Manの佐久間大介が“若槻・日帰り海外ロケ”に命中させたことから始まりました。
そのロケがようやく実現したのですが、旅人は若槻のほか、3時のヒロインの福田麻貴、インディアンスの田渕章裕ときむ、そして山添が加わった大所帯となり、日帰りではなく1泊2日のロケとなっていました。そのため3週にわたって放送される予定だったのです」
2日の放送が第1弾だった。
「彼らが向かったのは望遠(マンウォン)市場で食べ歩くというものでした。まずはチヂミを楽しみ、次が問題の唐揚げ店でした」
2店目で炎上したわけだ。
責任は制作者
「その店は現地でも有名な唐揚げ店で、様々なテレビ局が取材に来ていることでも知られています。
若槻はじめ全員が味付けの異なる唐揚げを注文したのですが、なぜか福田のチーズマスタード唐揚げに甘い唐揚げが混じっていた。
可愛い福田に店主からのサービスだったようですが、これに絡んだのが山添で、自分で使っていた楊枝を店先に並んだ唐揚げに刺して頬張ったのです」
これに対して、まず福田がダメ出し。
福田「ダメ、ダメ、ダメ! それはマナー違反!」
若槻「絶対ダメだよ!」
「店主も両手で×マークを出していましたが、取材慣れしているのかそれほど怒っている様子には見えませんでした。とはいえ、まだコロナ禍でもあり、山添の行動は不謹慎だと批判されても仕方がないでしょう」
おかげで2週目に放送予定だった“韓国が誇る世界的ビッグスターとまさかの遭遇!”も放送中止となった。
山添は謝罪すべきなのだろうか。
「彼は“クズキャラ”をウリにしている芸人ですからね。『ラヴィット!』だから許されると思ってのボケのはずですが、ここまで大騒ぎになるとは予想していなかったでしょう。
もっとも、本来、こういうケースでの責任は制作者にあります。SNSでも一部指摘されているように、スタッフもやり過ぎと思ったならカットすればよかっただけのことです」
なぜカットしなかったのだろう。
「『ラヴィット!』には総合演出の他に、演出というポジションがあるようです。曜日割なのか企画割なのかはわかりませんが、チェックする立場の人はいるはずです。
番組によって誰がどんなタイミングでチェックをするかはまちまちですが、それを怠れば、今の時代、これらの肩書きの人たちの責任は重いでしょうね。
そして問題のシーンでは、山添の手元が赤い矢印でわざわざ強調されており、これを見よと言わんばかりの編集がされていました。
カットする以前に、スタッフは面白いと思っていたフシがあります。すでにTBS局内では問題になっているようです。
だからこそ、山添本人ではなく、番組を代表して局員の田村アナが謝罪したということです。山添が謝罪しないのも、ある意味当然。特に違和感はありません」
川島は謝罪する必要があったのだろうか。
「5日の放送では、田村アナ1人の謝罪をわざわざVTRにしました。この件に川島を絡めたくないという番組側の意向だと思います。8日は田村アナからの謝罪コメントではなく、翌日の韓国ロケVTRを中止することを知らせていました。
そのコメントを受けて、隣にいた川島も何か受けないといけない流れになっていました。スルーもできず、茶化すわけにも行かず、騒動が大きくなりすぎていたため、番組MCとして謝罪せざるを得なかった。
番組側からもお願いされたのだと思います。川島にとってはとばっちりでしょうが、『ラヴィット!』MCとしては最善の行動だったと思いますし、彼もそれをエンディングに活かしました」
川島は謝罪の直後に神妙な顔のまま、残りわずかの時間を、おいでやす小田に振った。
川島「で、小田さん、いかがだったでしょうか?」
小田「どーんなタイミング?無理、無理、無理!そのまま終わったらえーやん!」
川島「(ずっと神妙な表情のまま)申し訳ございません」
芸人として見事なサゲだった。
[via:デイリー新潮]
https://www.dailyshincho.jp/article/2023/05101237/
ラヴィット謝罪。韓国ロケで山添が直接直食い。韓国でのマナー違反が大炎上。。。。。
pic.twitter.com/8E7JVapWia— 進撃のJapan (@roketdan2) May 5, 2023
本人謝罪できない複雑な事情
今も炎上は続いている。
「山添本人が謝罪をしていないことに、いまだ批判が寄せられている。VTRなのでカットすることもできたが、むしろ山添の手元を強調する編集がなされていた。
回転ずし店などでの迷惑行為を散々ニュースで批判的に報じてきたのに、まさにダブルスタンダートです。局や番組サイドへの批判もやんでいない」(テレビ局関係者)
放送開始当初は低視聴率が話題となった『ラヴィット!』だが、他局のワイドショー番組とは一線を画しお笑い色を強めに。さらに、多くのロケや企画を実施して番組ファンを増やしていった。
番組が上昇するにあたって、大きく貢献したのが山添だった。
人気アイスの名前をアダルト動画などを扱うECショップの名称でボケて回答したり、番組プレゼントのキーワードでふざけまくったことで、番組名が毎回ツイッターでトレンド入りした。
昨年最後の放送(12月28日)では、山添が川島の代役司会を務めるまでになっていた。
山添に求められた攻めたボケ
「山添さんのトレンド入りによる宣伝効果は大きく、攻める番組としてコアなファンを獲得していった。スタッフも山添さんに〝攻めたボケ〟を求めるのが当たり前の雰囲気になっていた。
実は山添さんは裏で『炎上、大丈夫かな』と不安を口にすることも。韓国ロケの件も、カットしなかった編集も含めて山添さんの〝暴走〟と片づけるわけにはいかないんですよ」(TBS関係者)
さらに山添自身が『ラヴィット!』で発揮してきた〝クズキャラ〟でブレークしたことも事態をややこしくしている。番組で人気が出たことで、4~5月になんと3本ものレギュラー番組がスタートするからだ。
「他のレギュラー番組の関係者らと話し合いを進めていることも、山添さんが発信することができない理由の一つになっている。キャラ変を余儀なくされれば、他の番組にも影響が及んでしまう。早く収まってくれればいいのですが…」(同)
謝罪して早く終わらせたくても、それもなかなか難しいということだ。
[via:東スポ]
https://www.tokyo-sports.co.jp/articles/-/262569
相方山崎もノーコメント
お笑いコンビ「相席スタート」の山崎ケイが9日、ニッポン放送のラジオ番組『ナイツ ザ・ラジオショー』に出演した。《中略》
山崎は同番組に火曜パートナーとしてレギュラー出演している。
番組開始早々、ナイツの塙宣之が「オレはやっぱり田村アナが悪いと思います」と発言すると、山崎は「はい、何の話ですか?」。
このやり取りにナイツの土屋伸之が「田村アナは悪くないでしょ」とツッコむと、塙は「謝ってたじゃん?田村アナが」。
さらに山崎が「何かあったんですか?」と言うと、土屋は「ケイちゃんが知らないのもおかしい」と話した。
さらに塙は「どっから説明したらいいんだ?」と言うと、山崎は「あっ、説明しなくて大丈夫です!説明しないでください」と必死に断った。
その後、トークは別の話題に切り替えて展開され、ラジオは進行していった。
山添はいまだにこの問題について言及していないが、相方の山崎もコメントを避けた。
山崎は現在、第1子を妊娠中のため仕事をセーブしており、現在出演しているのはこのラジオのみ。そこでもこの問題についてきちんと話さなかったのは、何かコメントできない事情があるのかもしれない。
[via:東スポ]
https://www.tokyo-sports.co.jp/articles/-/262598
クズキャラ暴走が不安だった相方
『うちのガヤがすみません!』(日本テレビ系)でブレイクした2019年ごろから、“クズキャラ”を前面に押し出すようになった山添。そんな相方を心配していたのが、相方の山﨑ケイだ。
「(山添が)何しても怒られなくなっちゃってて……」
これは、2022年8月7日に放送された『川島明のねごと』(TBSラジオ)での発言。
くしくも『ラヴィット!』でもMCを務める川島が、「山添さんもすっかりね、このキャラを(スタッフや共演者に)認めていただいて」と、2人のブレイクぶりを持ち上げたひとことに対する回答だった。
山﨑は、こう続けた。
「『ポップUP!』も、いつも10時半入りなんですけど、11時くらいに来るんですよ。こないだ10時50分に入ったら、『今日は早いですね』と、すごい褒められた。このキャラクターを作り上げたみたいで、何しても怒られないんですよ」
山添も「打ち合わせで、怒りをぶつけるように『(ぶっきらぼうな口調で)はい、ああ、わかりました』みたいな返事はしてましたよ」と告白。クズキャラぶりを見せつけた。
「番組では、エアコンで喉の調子が悪くなったという山添に対し、スタッフが『酒ヤケとかでいいよ』と返したエピソードを披露するなど、スタッフもキャラクター作りに一役、買っていたことも明かしていました」 (前出・芸能記者)
『ラヴィット!』の炎上騒動では、ロケシーンについて
《山添が悪いけど爪楊枝のところカットしなかったスタッフも悪くなるよね》
《編集しなかった番組側もやばいし》
という声も、SNS上で相次いでいる。
クズキャラを求めるスタッフの期待に応えようとしたあまりの“暴走”だったのだろうか。
[via:FLASH]
https://smart-flash.jp/entame/234509/1/1/
ロザン「事務所の責任も」
お笑いコンビ、ロザンの菅広文(46)と宇治原史規(47)が10日までにYouTubeチャンネルを更新。
同じ吉本興業に所属する後輩コンビ、相席スタートの山添寛の炎上騒ぎを受け、事務所の責任について言及した。《中略》
「本人が大前提として悪い」と、山添の行為を批判するとともに、生放送ではなくVTRであったことからオンエアしたテレビ局の責任を問う声があることにも触れた上で、「事務所の責任もあるんじゃないか」とした。
マネジャーがロケに同行していたとすれば問題のシーンを事前にカットするよう局側に願い出ることで炎上騒動は防げたと指摘。
「謝らないといけないことが2点あって、ご迷惑を掛けたお店の方と視聴者の方。お店の方には絶対に謝らなあかんけど、視聴者の方に関しては、ここはなんとか阻止できる可能性があるわけやん」とした。
宇治原も、マネジャーが同行していたかは定かではないとした上で、「もし(マネジャーがその場に)居て、ロケを見ていたんだったら事務所のジャッジで『カットしてください』って言うべきやったとは思う。
視聴者に不快な思いをさせないためには事務所のストップが意味があった」と同意した。
[via:日刊スポーツ]
https://www.nikkansports.com/entertainment/news/202305100000319.html
ネットの反応
・にくたらしw
・テレビも芸人も非常識
・テレビ局がそんなことで良いのか?
・バレなきゃいい理論じゃねーか。
・店の商品清算前に勝手に食べるとかへずまりゅうと同じやん。
・いやいや、アドリブでやってんのに謝罪しないの当然て、どうかしてるぞ!
・これが業界の常識て、不常識過ぎて怖いわ!
・業界の常識を通すのが世間に常識的に受け取られるとでも?あーそうですかって納得するとでも?虫がいい考え方ですね。
・全く関係ないアナや川島が謝罪していて山添が謝罪しなくて良い道理ってあるのか?
・テレビ業界の常識は非常識という事を露呈させた事案。
・そういうとこだぞ、ダメなところは!
・山添がラヴィットに出演するとトレンドに上がりやすいので、若干狙いに行ったような気も。
・本人の為に、何らかの方法で謝罪や弁解の方法を与えてあげて欲しいね。
・謝らんでええやろ
・第三者である視聴者に謝罪をしなきゃいけない理由がわからない。
・編集してオンエアしても大丈夫だと思ったスタッフのほうが悪くないか?
・やらかした山添がダメなのは言うまでもないけど、編集の段階で「流してはいけない」と気づけなかったスタッフもヤバい。せっかく面白い番組なのだからマジで気をつけてくれ。
・テレビ局の人間はその業界の事しか知らないので、世間とのズレに気がつきにくい。カットしなかったのがその証拠。
・番組が求める事と期待に応える演者の間に、放送する側の常識が抜けていた。
・生放送でない限り芸人は可能な限り素材を提供することが仕事。その素材を料理するのが制作側の仕事。収録の番組で芸人がいちいちコンプライアンスを気にしてボケていたらカスみたいなことしかできないから制作側でフィルターをかける。なのでラヴィットの件で山添の謝罪は不要。
・細かいことに反応するつまらん奴が多すぎる。唐揚げ屋も可愛いからっての、サービスに対する山添流のただのギャグやんけ。点じゃなくてもっと面で見れんかねー
・まあ、良くないことだとは思うけど、そこまで目くじらを立てて怒ることでもなかろう。謝罪謝罪ってお店にするのならわかるけど。
ネットに動画を挙げるのと違ってテレビではロケ物でもディレクターからカンペで指示が出るから本人の意思ではない可能性もある。
ペンギンのプールに飛び込むのも唐揚げを楊枝で刺すのもカンペの指示なら本人としては謝罪するのは筋違いと思うし、番組としても出演者を守る為に謝らせないように仕向けてる可能性もある
スポンサーがなんか汚いの平気で売ってそう
テレビ番組で不祥事があった時にアンチ勢力がスポンサーに圧力かける風潮が大嫌い。
不買運動とかスポンサー企業のイメージを貶める言動でテレビをやり込めようとする奴等の卑劣さ