『ミヤネ屋』宮根誠司と芸能リポーターの菊池真由子
2023年9月4日放送の昼のワイドショー『ミヤネ屋』で司会の宮根誠司さんが、ジャニーズ事務所前社長の故・ジャニー喜多川氏による性加害問題を扱った際、メディアとしての反省を語った場面があり、X(旧Twitter)で反響を呼んでいる。
4日の放送では「ジャニーズ性加害問題当事者の会」が同日に開いた会見を取り上げたほか、過去の男性アイドルグループ「フォーリーブス」メンバーの北公次さんによる告発や、週刊文春とジャニーズ事務所の過去の裁判について振り返った。
メディアの姿勢を問題視
性加害問題の外部専門家による再発防止特別チームが8月29日に公表した調査報告書でも、メディアの姿勢について問題視していた。
「ジャニーズ事務所は、これまでジャニー氏の性加害について認めないという方針で対応してきており、それに対して、日本のメディアも基本的にジャニー氏の性加害については取り上げないことが多かった」
本事案の背景の「マスメディアの沈黙」では、「ジャニー氏の性加害の問題については、過去にいくつかの週刊誌が取り上げてきたものの、2023年3月にBBCが特集番組を報道して、その後、元ジャニーズJr.が性加害の被害申告の記者会見を行うまで、多くのマスメディアが正面から取り上げてこなかった」ともしている。
「忖度かどうかわかんないけど、何となくみんな流されちゃったんです、きっと。僕も含めてね」
宮根さんはジャニー喜多川氏による性加害問題について伝える中で、「あえて触れなかったところってあった、と認めた方が僕はいいと思う」と切り出した。
「(問題に)あえて触れなかったじゃないですか、みんな。その、証拠はないですよ。証拠は知らないけど、あえて触れなかったんですよ」と厳しい表情を浮かべた。
「だって、最高裁(※ジャニーズ事務所は上告したが最高裁は棄却。東京高裁の判決で確定)の判決も出てるし、週刊文春も報じてるし。
いろんなところであったけど、忖度かどうかわかんないけど、何となくみんな流されちゃったんです、きっと。僕も含めてね。そういう風に言っちゃった方が、僕はマスメディアは良いと思いますよ」
宮根さんが共演した芸能リポーターの菊池真由子氏に意見を求めると、
「噂を噂で流していた部分ていうのはあるのかと思いますね。それに対してどうやって取材をすれば良かったのかというのは難しいことなのかもしれないですけども…。
(中略)どうすれば良かったのかなと、本当に反省することしかできない」
などと語った。
宮根さんは「僕も喋る資格があるかどうかというのは、甚だ自分にとっても疑問ですし」と自身を省みつつ、「テレビ局ももう一回、マスメディアを含めて襟を正して。こういうことはちゃんと報じなければいけないんだなというふうに思いますけれどね」とした。
読売テレビの高岡達之特別解説委員が「問われるのは今後どうするかでしょうね」「今後も事務所の姿勢が変わらなければお付き合いしないと言うべき」と指摘すると、宮根さんは「過去も大事です。過去も大事だと僕は思います」と答え、反省が必要だとしている。
#ミヤネ屋 #ジャニーズ
宮根:忖度かどうか判らないが何となく皆ながしていた、私も。マスメディアはそう言った方がいい。菊地:噂を噂でながしていた。
高岡:今後、各局がどうするか。 pic.twitter.com/3jl5tGHuEe
— -零度 (@mainasu_rei_do) September 4, 2023
メディアとしての責任を認め、反省を語った宮根さんの言葉に、SNSでは反響が広がっている。
「宮根かなり踏み込んだ発言」
「みんな自分が可愛いから自分が損になる事は敢えて言わないでしょう それに比べ宮根誠司あっぱれ!」
「宮根さんの立場でこれが言えるのは凄い。物凄く勇気のいる事だ」
「よくぞ言ってくれたって感じマスコミは猛省すべし」
[via:J-CAST]
https://www.j-cast.com/2023/09/05468236.html
「マスコミの沈黙」有名キャスターはどう答えたか
ジャニーズ事務所創業者の故ジャニー喜多川氏による性加害問題で、29日に会見を開いた再発防止特別チームはジャニー氏の性加害を認定。
被害が広がった一因に一部マスメディアが見て見ぬフリをしていたことを挙げた。これを受け、報道・情報番組を持つ著名キャスターはどう反応したか。
TBSの安住紳一郎アナウンサーは30日放送の情報番組『THE TIME,』でこの問題に言及。
「世界でもこういう問題はあるんですけれども、メディアというのは報道機関とエンタメ部門を兼ねているということがありまして、自然に任せるとたしかにこういった問題を指摘できなくなる構造的な問題もあるかもしれません」
と見解を述べた。
お次はテレビ朝日で長年『報道ステーション』のメーンキャスターを務めていた古舘伊知郎。
30日放送のTBS系『ゴゴスマ』で触れ「自分は1980年代の半ばに『夜のヒットスタジオDELUXE』という歌番組の司会をしていてメリー(喜多川)さん、ジャニーさんとも接点があった」と振り返った。
その上で「今さら遅いかもしれないが(ジャニー氏の性加害については)噂では聞いていたが、そうなんだ、という感じでやり過ごしてきたという反省がある。初老の男性が少年を…というのはイメージしづらいというのがあった」
と神妙な面持ちで反省の弁を述べた。
有働由美子キャスターは、特別チームが会見した当日29日の日本テレビ系『news zero』の中でこう切り出した。
「メディアに身を置くひとりの人間として、こうして指摘を受ける前に行動を起こさなかったことを恥ずかしいと思っています。海外の人権問題は徹底的に批判するのに、もっと近くにあった問題はちゃんと取材して知ろうとしませんでした」
続けて「今日、マスメディアの沈黙と指摘されましたが、私も含めたメディア一人ひとりに突きつけられている問題です。なぜ沈黙してしまったのか、重く問われているとともに、覚悟のもとに向き合っていきたいと思います」。
報道に携わる者として非を認めたカタチだ。
有働キャスター以上に踏み込んだのは読売テレビ系『ミヤネ屋』MCの宮根誠司だ。30日放送回では元ジャニーズJr.の橋田康氏が生出演し、現在の心境を明かした。
これを受け宮根は
「マスコミも含めて、我々も橋田さんとかに謝らなきゃいけない立場だと思うんですね。ジャニーズ事務所にいる優秀なタレントさん、アーティストさんがたくさんいて、テレビに出てもらいたい、なぜかというと視聴率もとれるから。
疑惑があったり、暴露本が出たり、週刊文春が特集したりした時に、我々は積極的にというか、ほとんど取り上げませんでした」と告白。
〝数字を持っている〟ジャニーズ事務所を敵に回すことができないというメディアの暗黙の了解を口にしたのはかなりインパクトがあった。
その上で宮根は「我々は橋田さんはじめ被害にあった方にマスメディアとして謝らなきゃいけないんじゃないかな。僕も喋る資格があるのかな、と思っちゃったりもするんです」と率直な心境を吐露。
ネット上では「宮根すごい」「よくここまで言った」と反響を呼んでいる。
[via:東スポ]
https://www.tokyo-sports.co.jp/articles/-/274732
ネットの反応
・放送見てました!宮根さん踏み込んだ発言で見ごたえありました!
・宮根さん、出演者の忖度の雰囲気に負けず、過去を認めるべきと言い放ったのは素晴らしい。
・生放送でここまで言うとは思わなかったので驚きました。
・あの宮根が、珍しく踏み込んだなw
・たまに発動するまともモード
・宮根さんがちゃんと言ったな。忖度って。
・見て見ぬふりしてたってハッキリ言った。
・お茶をにごしてたり、放送すらしなかったりしてる他の情報番組とはえらい違い。
・宮根さんが「あえて触れないようにしてましたよね、みんな!」って言った直後の菊地さんの表情と、みんな「うーん」といって凍りつくような静けさが凄かったw
・宮根さんは「テレビは自分も含め、正直に話しましょうよ」という趣旨の、画期的な発言をしたがスタジオにいた他の出演者たちは「この発言に、自分は関係ない」という態度をとることで必死だった
・でも、そこから先に突っ込んで話は展開せずに話題変えてたけども。
・局社員は誰も肯定も否定も出来ないんだろな
・はじめてミヤネ屋で性加害を取り上げたときは被害者よりもジュリー社長に寄り添っていた番組だったのに。
・ジャニーが生きてる時にしてほしかったな 弱体化した事務所には何でも言えるって、卑怯やな
・コイツ何言ってんの?他人事みたいによ。開き直ってんじゃねーよ!
・ミヤネ屋偏向報道やべぇ
・宮根さん最高裁で判決は出ていません。放送でデマを言わないで下さい。
>東京高裁で文春は敗訴したが賠償金が大幅に減額されたがセクハラは認定された
>東京高裁がセクハラ事実認定→ジャニーズは最高裁に上告→棄却→つまり最高裁も事実認定したってことなのよ
・根源は黙殺してきたメディアでしょう
・宮根がなぜ生き残ってきたのかわかった気がした。
・今だに忖度して、あたりさわりのないコメントをするキャスターの何と多いことか。
・宮根の保身としか見えないのは、私が歪んでいるのかな?
・この芸能レポーターの表情は凄いですね。
・宮根にうながされる形でリポーターが渋々うなずいてたのが印象的でした。
・菊池真由子すっとぼけてんなー。
・菊池真由子ミヤネ屋でのふてくされ顔w
・芸能リポーターがジャニー喜多川の性加害を知らなかった筈が無い。
・北公次の告発動画を「今回初めて知った」という菊池真由子の取材力。
・レポーターとして終わってる。
・知らなかったとは無知を表明してる様なものですね
・それが真実ならリポーターとしての価値なしだろ。
・芸能リポーターの菊池真由子は一体何を「取材」して来たんでしょうね。
・リポーターとしてジャニーズ側に色々忖度されてたから宮根に同調できないんだよ。今後もジャニーズにすり寄りたいもんね。
・「噂を噂で流してた」これが、忖度だよ。
・菊池真由子さん、あなたの認識が私達視聴者と同じな訳がないでしょう?宮根さんが「そこは我々が『敢えて触れなかった』と言いましょうよ」と言ってくれたことに対して何ふてくされてるんですか?あなた方がそういう態度だから、被害者がこんなに増えたんだよ!
>まあ、でも可哀想。なんで私だけがこんなことを言われなきゃならないのかと。
・すごい不服そうなお顔ですね。こういう方々が隠蔽に加担してきたことがよくわかります。
・何が知らないだよ?菊池真由子。こいつはジャニーズ追っかけ記者だから知らないはずねーだろ。お前もジュリーと同じだよ。
・宮根誠司の言葉には反省も込められてると感じたが、菊池真由子まるで自分が被害者のような顔して、この人は井上公造事務所だからジャニーズ事務所から旨味を吸ってきたからまともなコメントできないのね
・知っていたのにわからないフリってかなりの卑怯さを感じる。
・宮根さんがあれだけ言ってるんだから「そうですね、避けてました、ごめんなさい」でいいんじゃない?
・芸能レポーターは真実を知っていて見て見ぬふりしていた人たちですからね…これから大変でしょう。
・ジャーナリズムってもんは日本のメディアには無いからね
>日本で起きたジャニー喜多川による性加害報道を「イギリスの」BBCに先を越された時点で日本のジャーナリズムって何だ?というお話ですね
・菊池真由子とジュリー社長と林真理子の「知らなかった」は知って居た人の常套句。
・菊池真由子も駒井千佳子も山田美保子もその他のジャニーズをネタに仕事して飯食ってる芸能ミーハージャーナリストおばさんたちはモゴモゴして結局肝心な事は何も言わんのよな。宮根が言ったみたいにお仕事できなくなっちゃうもんね。
・東山さんもみんな覚悟決めて告白してほしい
・NEWS ZEROを見ていましたが、櫻井翔君がまったく他人事として、事の成り行きを注目って言ってましたw
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ジャニー喜多川が生きてたら次の日には謎の自殺で命なかっただろうな
この記事の宮根氏は読売テレビの解説委員の発言に対してのもの。
それは読売テレビというテレビ局に勤める物の“言い訳”として、これは刑事事件になってないから報じてこなかったというもの。
これに対しての「そんな言い訳はせずに正直に敢えて触れないようにしてきたと認めた方が良い」と発言したもの。
これは宮根よく言ったではなく、解説委員の馬鹿げた言い訳が炎上しないようフォローしただけ。
これまで刑事事件になってない様々な事を取り上げてきたくせに、都合良く「刑事事件になってないから」とするのは不合理極まりない。
解説委員としてあるまじき発言で聞いてて不愉快だった。
で?
結局テレビ局はどうすんの?
不祥事を起こした政治家や企業やタレントは偉そうに叩きまくってたくせに、こういう時に言葉で反省だの信頼回復だのと言うだけなの?
マスコミとしての自浄努力が無い。
何故報じてこなかったのか?テレビ局のどの部署の誰がどういう意図でジャニーズ事務所に忖度してきたのか?
テレビ朝日やTBSは普段から偉そうに政治批判してモリカケ問題等を追求するくせに、こういう時は全く透明性の無い対応で誤魔化している。
日本のジャーナリズムってのは機能不全、もっと厳しい言葉で言うなら死んでいる。
今後どんなに正義面で政治批判しても白々しくしか聞こえない
テレビは変わらんでしょ。
政治家への忖度、大手音楽事務所への忖度、基本ゴシップだけは大袈裟に報道して必要な事は全く報道しないゴミ。
テレビ局に当事者意識が全く無い。
第三者委員会の提言でメディアの忖度の存在を認めている。メディアが報じてこなかった事が被害の拡大に繫がったと。
それなのにジャニーズ事務所が会見を開いた日の夜の報道ステーションでは司会のキャスターは「ファンの信頼回復に努めるべき」とコメントした。
報道機関としての信頼回復はどうするのか?
まるで他人事である。
会見ではテレビ朝日が名指しで問題視された。ミュージックステーションのキャスティング問題を質問されていた。これをどのように釈明するのか?
マスコミの認識の甘さが鮮明になった。