2011年に東京ドームでコンサートを行った水樹奈々を筆頭に、今や声の仕事だけではなく、多岐にわたる活躍を見せる声優。
アニメファンの中にも、キャラではなく声優本人のファンを公言する層が現れるなど、まさに新たな花形職業として注目されているが、華やかな世界の裏には闇が広がっているのが世の常である。
声優界のダークな部分を見てきたという元声優の女性・Uさんは、その悲惨さをこう訴える。
「私はもともとアニメが好きで、それが高じて声優を目指しました。
養成所に通い、幸運にもそのまま事務所に所属できたのですが、もらえる仕事は『がや』と呼ばれる、街中の雑踏や学校内の声といった効果音のような役ばかりで、ギャラもめちゃくちゃ安かったです。
それだけではとても生活できないので、水商売をはじめ、いろいろなバイトに明け暮れました」
本業だけでは食っていけず、バイト三昧の日々。売れない役者などからもよく聞く話だが、声優界にはそんな人のための救済処置のような仕事があるという。
「初めて『がや』以外の仕事をゲットしたのは、いわゆるアダルトアニメでした。
もともと、アダルトアニメで声優が修業するというのはよくある話で、有名な声優も下積み時代に出ていたりします。それで、私は普段とは違う芸名でアダルトアニメの仕事を多くこなすようになりました。
それでも、まだ声優の仕事だけでは生活できませんでしたが、だいぶ収入が増えてうれしかったです」(Uさん)
芸名を変えて、アダルトアニメに出演する。役者であれば、芸名を変えてアダルトビデオに出演しても顔でわかってしまうため、声の仕事ならではの事情といえる。そうやって、着実にキャリアを積んでいったUさんだが、衝撃的な出来事に遭遇してしまったという。
「ある日、事務所の中堅の先輩に呼ばれ、『アニメの仕事を紹介したい』と言われたのです。
話を聞くと、深夜アニメの登場人物の仕事でした。敵役でしたが、それなりに登場回数が多いキャラのようで、『やっと努力が実った』と思いました。
でも、そのあと演技指導をしてもらった時に、『君はアダルトアニメを多くこなしているわりに、大人の女性の演技が下手だねぇ。エッチの経験が足りないんじゃない?』とセクハラまがいのことを言われまして……。
最初はスルーしていたのですが、どうやら私が”実技指導”に応じれば、その役を回すということみたいで。あぁ、枕営業ってこの世界にもあるんだなって思いました」(同)
Uさんはその先輩の誘いを断ったが、ほどなくして周囲で「Uは体を使ってアダルトアニメの仕事を取っている」「誰とでも寝るヤリマン」という噂が流れ始めたそうだ。いたたまれなくなった彼女は事務所を辞め、声優界に別れを告げた。
「もう、それこそ安っぽいアダルトアニメみたいな展開でしょ? でも、こういうことが実際にあるんですよ。まぁ、私がアダルト関係の仕事をたくさんしていたから、そういう女だと思われたのかもしれませんが……。
でも、女の枕営業もそうですが、実は声優界はボーイズラブ(BL)が多いという噂もかなりあります。
大御所にソッチの方が多いらしくて。例えば、Mさんはもう還暦を超えていますが、若くてかわいい系の男子が大好物で、ちょくちょくつまみ食いしているそうです。新宿二丁目とかでも、若い子を連れ回している姿が目撃されています」(同)
アダルトアニメのバイト、枕営業の強要、大御所の男色疑惑……。
人気商売にありがちな裏の顔が、声優の世界にも広がっていることは確かなようだ。それどころか、”顔出し”が少ない業界のためか、性に関しては芸能界よりも深い闇が存在している気配すらある。
[引用/参照:http://biz-journal.jp/2015/06/post_10485.html]
□ グレーな大御所が若手男性声優に・・・
『タッチ』の上杉達也役などで知られる、三ツ矢雄二。言動が「オネエ」っぽいことから、共演者にゲイ疑惑を持たれることもしばしばだが、これに対して三ツ矢はあくまで「グレー」だと押し通している。
そんな、周囲にどうウワサを立てられようと動じない三ツ矢だが、彼の破天荒ぶりは、声優業界では昔から知られるところのようだ。
「現場で若手男性声優に目を付けると、人目もはばからず太ももを触ったり、耳元で囁いたりと、猛アピールをかけていますよ」(声優業界関係者)
三ツ矢は自身を「グレー」と申告しているが、実際には「限りなく黒に近いグレー」といったところか。そんな「手癖の悪いオヤジ」(同)として、声優業界関係者に認知される三ツ矢であるが、そのほかにも、キナ臭いウワサがあるのだという。
それは、今から十数年前。現在のように声優を育成する専門学校が少なく、当時最大手だったY校が一人勝ちをしていた時代のこと。
当時Y校と強いつながりを持っていた三ツ矢は、声優科の授業すべてを任されていたのだという。ベテランかつ声優事務所を運営していた当時の三ツ矢は、声優を志す者にとっては圧倒的権力者。
その立場を最大限に利用し、自分の事務所に囲ってデビューさせることを条件に、好みの学生に片っ端から手を出してたらしい。
「声優の専門学校とはいっても、卒業したってデビューできるかどうかはわかりません。そんな厳しい世界だからこそ、『うちの事務所に入れてあげるよ、デビューさせてあげるよ』なんて言葉は、学生にとって最も甘い誘いなんです。
しかも、相手は大御所の三ツ矢雄二。若干の身の危険を感じても、ホイホイついて行っちゃったんじゃないでしょうかね」(同)
Y校はその事実を知っていたのかは定かではない。しかし、三ツ矢にとっては、講師としてのギャランティは当時6,000万円ほどにものぼり、ついでに好みの男の子も手に入るという最高の条件だったようで、後にY校が衰退したのは、三ツ矢にとって「かなりの痛手だったのでは」(同)と言われているようだ。
ちなみに、三ツ矢に手を出されたという若手男性声優の数人は、現在でも業界に生き残っている。
一番の飛躍を遂げたのが、7人組の男性声優ユニットに所属しているK。Kのデビュー作は三ツ矢プロデュース作品のアニメである。その後は、三ツ矢の付き人を経験していたというのだから、そのお気に入りぶりは相当のもののようだ。
「当然といえば、当然ですが、”三ツ矢出身”の声優たちは、一切当時を語りたがりません。三ツ矢の作品でデビュー、三ツ矢の付き人経験……なんて言われたら、どう考えても『何かあったんじゃない?』と、勘ぐりますからね。
Kの場合、今では十分に人気を得て、立派に独り立ちした成功者だから良いかもしれないけど、いいように弄ばれて、泣き寝入りした若手も少なくないんじゃないですか」(同)
権力を使って若手に手を出す大御所は、芸能界だけでなく声優界にも存在しているようだ。声優人気が高まる現在、志願者も増えているというが、彼らが”付き人”の意味を知る日はそう遠くないかもしれない。
[引用/参照:http://www.cyzowoman.com/2012/10/post_6952.html]
ち・な・み・に、業界内の「枕営業」についてですが、アニメ業界も「芸能界」の一端、魅力的な男女が集まる業界ですし、そもそも芸能界自体が欲望と権力の渦巻く大きな水商売ですし、もともとタニマチ文化で栄えていた世界ですので、今もそれなりに「ある」ようです。— 石ダテコー太郎 (@ISHIDATE_Kotaro) 2013, 12月 4