そのユニークな写真集とは、“パンツ摺り下げ"をテーマにした写真集。
JK(女子高生)など素人がパンツを下げている部分だけをクローズアップし、顔は見せないという、マニアックな内容。
ただしネットの評価を拾ってみると、《なんで、こういう写真集がなかったのだろう》《なまじ顔が見えるよりヌケる》《脱ぐ瞬間が超エロイ》…などの賛辞の声は多い。
対して、もちろん、《くだらない》《顔が写っていないから論外》という意見もあるのも事実。賛否両論あるにしても、それだけ話題になっている証明だろう。
「JKモノは原則、ヌードを撮ることはできない。だから、服を着たままエロくするという逆転の発想です。顔が見えないという点も妄想を掻き立てられるのでしょうね」(投稿雑誌編集者)
A社は写真集では大手ではなく、ましてや出版社としてはメジャーではない。それこそアイデア勝負ということになる。
「いま写真集市場は、不況で非常に厳しい。有名人モノでも5万部行けばオンの字なんですよ。こうした企画モノは1万部ハケるのがせいぜいなのですが、ネットでの話題性を考えると2~3万部は行くかもしれません」(同)
同写真集は、6月23日に発売。編集部もさっそく購入したが、見ると確かにエロい。制服姿のJKが惜しげもなくパンツを脱ぐシーンを披露。カレ氏の前でもこんな格好で脱ぎ、セックスをしているのかと思うと、なにやら異常にムラムラする。
しかし、振り返ってみると、これまで写真集といえばヌード一辺倒だったはず。
「'90年代はじめにヘアが解禁になり、最初当局も敏感に反応したが、ヘアを見せる見せないは本人の判断により、なし崩しになった。いつの間にか公認になった経緯はありますよね」(ビジュアルクリエーター)
昨今では写真集はもちろん、雑誌のグラビアでもヘアを見せるのは当たり前になっている。いまやヘア見えなど誰も驚かないし、最近はギリギリの“性器見せ"もまかり通っている。
そのうえ、先のコメントにあるように昨今は出版不況。写真集のような高額なものは、読者の購買意欲をそそらないのは明らか。
「部数が出ないのでギャラも安い。だから有名人がなかなか脱いでくれない。かといってマイナー女優が限界的なヌードに挑戦しても、どこでもやっていることなので読者も食傷気味。インパクトのない写真集はもう売れない」(出版プロデューサー)
そうした状況を考えると、今回の“パンツ摺り下げ"は企画のよさが評価されたことにもなる。それこそ顔なし、ヌードなし、性器なし--なのだから、一般的な写真集とは、何から何まで違う。
「読者も新しいものを見たいという飢餓感はあるでしょうね。大ヒットは望めないににしても、写真集の方向性として定着する可能性もある。写真集市場の活性化にもつながる」(前出・出版プロデューサー)
「アキバ系の書店から火がついたという話ですね。アキバはオタクのメッカでしょう。書店によっては売り切れのところもあるということですから、彼らの心をしっかりつかんだみたいです」(ネットライター)
さらに登場の女のコが制服がほとんどだということもマニアにウケた理由のようだ。
もっとも、この写真集、内容はソコソコ評価できるにせよ、見る者によっては少々不満が残るようだ。「制服で顔見せができないのはわかるにしても、ならば、ヘア見せ“性器見せ"をふんだんに出すべき。でないと、どことなく消化不良。顔が出ないのなら、なにをやってもいいはず。より過激に見たい」(写真集評論家)
さらに、「どことなく編集者が“買ってあげた"ようなきれいなパンツばかりで、どうもリアリティーがない。もっと汚れ系でないと(笑)」(前出・写真集評論家)
それは間違いなくいえる。[週間実話]
『あしぱん。』
マイウェイ出版
ツイート
>>11さん。見てはいけないものを見た感じなんじゃない?おっぱいポロリ的な。
ムラムラとかじゃなく、ちょっとドキッとした…。なんだろ
こんなん見て喜ぶ野郎きもちわりい