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今夜もAVでヌケるのは...

戦後日本社会に数々の問題作を投げかけた大島渚監督(享年80)が亡くなって以降、巨匠の功績を称える声はやまない。

大島渚監督とデビッドボウイしかし、肝心なコトが忘れ去られている。世の男性が今夜もアダルトビデオを楽しめるのも、大島監督のおかげなのだ。

1976年製作の監督の代表作「愛のコリーダ」。
愛のコリーダ海外版ポスター
阿部定役の松田英子と吉蔵役の藤竜也が"ナマ挿入"を繰り広げる過激な性描写で論争を巻き起こし、ついには大島監督が「わいせつ罪」で東京地検に起訴されるという事件に発展した。

愛のコリーダ画像「映画のスチール写真や脚本を掲載した単行本がわいせつ文書にあたるとして摘発されました。

というのも、この映画は資本も帰属もフランスにあり、いかに司法当局が介入しようと日本の法律は適用できなかったのです。

愛のコリーダ画像そこでポルノ解禁を認めたくない検察側は、日本の出版社から刊行された単行本を標的とする"ウルトラC"に打って出て、大島監督をわいせつ裁判にからめとったのです」(法曹関係者)

愛のコリーダ画像検察側のやり口は大島監督の闘争本能を刺激した。

裁判で監督は「芸術かわいせつか」という従来のわいせつ裁判の争いから一歩踏み込み「わいせつがなぜ悪い」と堂々と主張。

わいせつ罪を定めた刑法175条は「表現の自由」を保障した憲法21条に違反する、と徹底抗戦を挑んだ。

そして6年に及んだ裁判闘争の末、大島監督は無罪判決を勝ち取ったのだ。

愛のコリーダ画像問題の「本番シーン」は日本国内ではボカシ入りで上映された。

修正版は大島監督にとって不本意なものだったが、ナマ本番のハードコア・ポルノ作品でもボカシ入りなら「合法」という司法判断を手に入れた、この功績が大きかったのだ。

愛のコリーダ画像日本のAVは監督の裁判闘争後に爆発的に普及し始めた。監督がカラダを張って闘っていなければ、今日のAVの隆盛はなかったと言っても過言ではない。

AVのお世話になった日本男児は全員、大島監督の冥福を心の底から祈り、監督の偉業に感謝しながら今夜もシコシコすべきである。[GendaiNet]
http://gendai.net/articles/view/kenko/140555

【関連リンク】
愛のコリーダ - Wikipedia

阿部定事件 - Wikipedia

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新聞に掲載された吉蔵の殺害現場の写真
※グロ注意!!苦手な方は御遠慮下さいませ。

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