「どういうわけか、ここにきてAVやエロマンガの世界でも"貧乳"を謳った作品が増えているんです。ここ10年ほどは"巨乳"なら何でもいいという勢いで、HカップやLカップなど超爆乳系が人気を博していたんですけどねぇ...」(AVライター)

驚くことに、現在日本では密かに「オッパイのちっちゃな女の子」--すなわち、貧乳美女に萌える男性が急増しているという。

だが、なぜいま「貧乳好き男子」が急増しているのか?早速、取材に乗り出したところ、単に好き嫌いの問題ではすまされない仰天事実が出るわ、出るわ。

医学博士の志賀貢氏がこう説明する。

「巨乳ブームといわれてきましたが、本来、日本人男性は"美乳好き"といっても過言ではないんです。着物文化の我が国では和服の似合う柳腰で、小ぶりな胸の膨らみを持つ"美乳"が最も美しい乳房の形とされてきた。"巨乳崇拝"は食生活やファッション同様、戦後の西欧文化の影響が大きいといえるのです」

また、貧乳には日本人好みのイメージがあるのも事実だ。ベテランの風俗ライターがこう語る。

「一つはロリっぽさです。日本では男尊女卑の考えが残っていたこともあり、貧乳(=少女性)に"女の子を支配したい"といった欲望を掻きたてられる男性も多かった。さらに決して巨乳が"オバカさん"ではないのですが、スレンダーで胸も控え目な女性のほうが知的で、活動的(=働き者)という印象があるんですね」

根は貧乳好きの日本人男性が多い証拠に、東京・大久保にある『貧乳パラダイス』は、風俗不況下で次々とライバル店が消えていく中、すでに7年間も営業を続けている。

若い男性の間でも貧乳好きは少なくないようで、最もペチャパイのAAAカップのまな嬢(24歳=T166、B72・W57・H80)はこう話す。

「ドーンと突き出たオッパイが、怖いという男の子って結構いるんです。迫力に圧倒されちゃうのかな。私みたいなペチャパイの方が安心できるみたい」

いわゆる草食系男子と呼ばれるタイプが来店客にも多いという話だが、これについては、セックスも貧乳女性の方が楽しめるという意見が多いのだ。

「当然ですが乳房は"脂肪の塊"で、巨乳であるほど感度は鈍くなる。乳房の脂肪が少なく、乳首だけが胸についているような女性は当然、乳首の快感が直に伝わるため、ヨガリ方も激しいのです」

「貧乳女性は乳首の感度が敏感。その一方、乳房の脂肪が少ないため、"撫でられる"愛撫にも弱いんです。特に乳房の上側にはスペンスの乳腺尾部と呼ばれる隠れ性感帯が存在するので、この部分を指や舌先で責めてあげると、想像以上に反応してくれると思います」(前出・志賀氏)

つまり、打てば響く体であるため、男性は責め甲斐を覚えやすいのだ。

ペチャパイだからこそ、しっかりと乳房を愛撫すべき。もちろん、小ぶりな乳房を見たときは「カワイイ」と褒めることも大切なのだ。

「性経験が豊富な男性ほど、最終的に貧乳に行き着くようですね。理由としては巨乳女性は食も旺盛で、どこか性格もダラシない子が多い。対して貧乳女性は自制的だから、痩せていてしっかり者も多い。気遣いもできるから、男を喜ばせる術に長けているんです」(貧乳パラダイス SHOKOママ)

むろん、それ以外にもフェチ的な要素があり--、

「血管フェチや骨フェチの方も来店します。血管を撫でながら自分でシコシコしたり、鎖骨にペニスを擦り付けて発射したり...。そんなお客さんも少なくないんです」(前出・まな嬢)

要は、今ではさまざまな理由で貧乳女性を求める男性が増殖しているのだ。

性カウンセラーの青山さんは貧乳好き男子の急増に関して、こんな見解を述べている。

「アベノミクスの影響で若干ながら景気が上向きになりつつある今、働く男性たちの"ヤル気"も増してきているのでは?巨乳に対しては癒やされたいという性的趣向が働く一方、貧乳はフットワークが軽そうで爽やかなイメージを持っている。そういう女性に惹かれる男性が増えることは、男性全般が活動的になっている証拠だと思いますよ」

貧乳ブームが到来すれば、日本が元気になるかも?

[週刊実話]
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