誕生から25周年を迎え、記念のテレビコマーシャルも放送されている『スーパーマリオ』。ファミコンがブームになるきっかけを作ったゲームであり、世界中のプレイヤーが熱中したゲームでもある。ある意味、『スーパーマリオ』は任天堂の運命を変えたゲームともいえるだろう。
そんな『スーパーマリオ25周年キャンペーン』の公式サイトに、任天堂からの興味深いコメントが掲載されている。テレビコマーシャルではカセットにフーッと息をかけているシーンがあるが、実際にそれをやるとカセットの故障につながる可能性があるというのだ。
ファミコンが主流の時代、カセットをファミコン本体に挿しても画面が映らない事があった。カセットの端子部分が汚れていたり、接触が悪い場合にそのような現象が発生していた。
「端子に息を吹きかけると直るぞ!」という話が広まり、全国的にカセットにフーッと息を吹きかける人が続出。小中学生をメインに、「映らなかったら息をかける」という行為が定番化していったのだ。
どうして息を吹きかける行為が広まったのか?息を吹きかける事でホコリを落とせたり、端子を湿らせてファミコンとの接触を良くする効果があったと思われる。しかし、息をかける事で端子部分が湿るため、さびる可能性があるのだという。公式サイトに掲載されている任天堂からのお知らせは以下の通り。
・キャンペーンTVCに関して任天堂からのお知らせ
ファミリーコンピュータが発売されていた当初、カセットの金属端子部分に息を吹きかけ、ほこりを飛ばす行為が全国的に広まりました。しかし、現在ではこの行為は、サビによる故障の原因となることが分かっております。これは、ニンテンドーDSなど、金属端子を持つすべてのハードやソフトに共通することですので、端子部に息を吹きかけないようにしてください。ほこりや汚れが気にかかる場合は、別売りのクリーニングセットをご利用くださいますようお願い申し上げます(引用)。
……という事なので、もし接触が悪くてもフーフーしないようにしよう。この件についてゲーム記者のIKA-X氏にお話をうかがったところ、「フーフーはまだいいほうですよ。フーフーしてもダメなときはベロンベロン舐めていましたからね。金属の変な味がしましたよ。絶対に真似しないでくださいね」との事だった。
これはファミコンだけでなく、ニンテンドーDSシリーズなど金属端子を持つすべてのハードで同様で、ほこりや汚れが気になる場合は、別売りのクリーニングセットを使うよう呼びかけている。[ロケットニュース]
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