ケタ違いの海外セレブCM料ハリウッドセレブの多くはテレビコマーシャルに出演したがらない。
アメリカでは「CMは駆け出し役者の仕事」というイメージが強く、セレブが出演すると「そんな安っぽい人だったのか」と見られてしまうからである。
日本のCMに出演するセレブは多いが、これらのCMは日本またはアジア限定で、アメリカで放送されることはない。
しかし、そんな彼らも一流企業やブランドのCMには躊躇せずに出演する。
イメージアップが期待できることと、破格の出演料が提示されるからである。
今回は、公表されている&大手メディアにより推定されている広告出演契約料の情報を基に、「セレブのCMギャラ・ランキングベスト5」をリストアップした。
■第5位 マドンナ
世界のトップスターしか選ばれない、ペプシコーラの広告塔をマドンナが務めたのは1989年のこと。
500万ドル(約4億円)の広告出演料を得たマドンナだったが、マドンナの楽曲「ライク・ア・プレイヤー」のPVの別バージョンとして作られた3パターンのうち、CMのプロモーションに作られた映像が全米に放送されるやいなや「宗教とセックスのイメージが混合している」「神を冒涜している」とバッシングされ、CMの本放送はキャンセル。
契約も破棄されてしまった。
しかし、さすがマドンナ! 手に入れた契約料は1円たりとも返還しなかった。
マドンナは、その10年後に出演したマックス・ファクターの化粧品テレビコマーシャルでは400万ポンド(約5億2,000万円)を、そのまた10年後の昨年、ルイ・ヴィトンの広告に登場した際には1000万ドル(約8億円)の契約金を得たと伝えられている。
■第4位 シャーリーズ・セロン
絶世の美女と呼ばれているシャーリーズ・セロンが出演した、身につけている宝石、ドレスを脱ぎ捨て最後には裸体になるクリスチャン・ディオールの香水「ジャドール」のCM。
脱ぎっぷりのよさにびっくりだが、それもそのはず。
3年間で600万ドル(約4億8,000万円)の広告契約を結んでいるのだ。
シャーリーズは、ほかにも「歩く広告契約」を複数のジュエリーブランドと結んでおり、アカデミー授賞式に高級ジュエリーブランド「ショパード」のジュエリーを着けた時は、数時間で20万ドル(約1,600万円)が支払われたと言われている。
年間250万ドル(約2億円)の広告契約を結んでいた高級腕時計メーカー「レイモンド・ウエイル社」から「公共イベントで我が社以外の時計をつけたのは契約違反」と、訴えられるハプニングもあったが、広告塔としての価値はまだまだあるとオファーが殺到している。
■第3位 ブラッド・ピット
無名時代にポテトチップスやリーバイス・ジーンズのCMに出演していたブラッド・ピット。
大スターになってからは年間500万ドル(約4億円)契約を結んだロレックスと、ハイネケン・ビールのCMしか出演していない。
ハイネケンは05年のスーパーボール限定CMとして制作され、アメリカではたった 1回しか放送されず幻のCMと呼ばれている(アメリカ国外では2年間に渡り放送された)。
数時間でハイネケンCM撮影を終えたブラピが手に入れたギャラは、450万ドル(約3億7,000万円)だったと伝えられている。
アメリカでは滅多にCM出演しないブラピだが、日本のCMには頻繁に出演。
缶コーヒーのルーツ、ジーンズのエドウィン、トヨタやソフトバンクのCMに出ており、ギャラは非公開になっているものの億単位で稼いでいると見られている。
■第2位 ニコール・キッドマン
180cmという長身にスレンダーなボディー、透き通るような白い肌が印象的な知的美女ニコール・キッドマン。
エレガントの代名詞のような彼女が、シャネルから、ブランドを代表する香水シャネル「N゜5」の「イメージにぴったり」だとCM出演オファーを受けたのは04年のこと。
3年間で、なんと 1200万ドル(約9億8,000万円)の広告出演料を提示され、契約を結んだ。
契約後、最初に制作された「N゜5」のCMは、映画『ムーラン・ルージュ』(01)を手がけたバズ・ラーマンが監督。
衣装は、フェンディやシャネルのデザイナーを務めたカール・ラガー・フェルドがデザインするなど、何もかも超一流で、たった4分間のコマーシャルに費やされた制作費用は破格の440 万ドル(約3億5,000万円)! ニコールは、前出の契約料のほかに、このCMのギャラとし371万ドル(約3億円)受け取ったと伝えられている。
■第1位 キャサリン・ゼタ=ジョーンズ
ハリウッドセレブの中で最も高額なCMギャラを得ているのは、『シカゴ』でアカデミー賞に輝いたキャサリン・ゼタ=ジョーンズ。
06年に米大手携帯電話「T-Mobile」のCMに出演する2年契約を結んだのだが、その額なんと2,000万ドル(約16億円)! この額は、公表されているCMギャラの中で最高額とされている。
キャサリンは、日本を含むアジア限定で放送されている「LUX(ラックス)」シャンプーのCMにも出演。
全部で7分間のハリウッド映画風コマーシャルなのだが、この出演料も破格の155万ポンド(約2億円)。
1秒に約50万円稼いだ計算となっている。
次点で、日本の「アリナミンV」のCMで1億円を手にしたとされるアーノルド・シュワルツェネッガー、1ドル300円だった70年代に3万ドルの契約料で「うーん、マンダム」のCMに出演したチャールズ・ブロンソン、エスティローダーの化粧品年間広告出演料300万ドル(約2億4,000万円)と伝えられているグウィネス・パルトロー、アパレルブランドSt. Johnの広告塔として1200万ドル(約9億8,000万円)を手にし、日本の資生堂CMのギャラも数億円と伝えられているアンジェリーナ・ジョリー、などなど。
逆に、ギャラが低すぎて驚きなのはマイケル・ジャクソンのスズキ・スクーターのCM(82)で、なんと数百万円だったと伝えられている。
信じられないほど高額のギャラが支払われているセレブたちだが、その効果は絶大で、元はすぐに取れるのだという。
一部メディアでは、タイガー・ウッズの愛人騒動により、彼に莫大な出演料を支払ったクライアンがCM放送をキャンセルせざるを得ない状況になったため、セレブを起用することが見直されていると伝えられているが、まだまだセレブCMは作られていくだろう。
[cyzo woman]
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