「デビュー10周年を過ぎたら、カレンダーの発売は終了」「ジャニーズカウントダウンコンサートにSMAPは出演しない」などなど、ある部分で利益よりもマイルールを重んじる体質のせいか、数々の不可解な不文律が存在するジャニーズ事務所。

「30歳になったらアイドル雑誌から卒業する」というのもそのひとつと言われていたが、グループ最年長の大野智が30歳となった嵐も、2011年1月号をもって「POTATO」(学研パブリッシング)「Wink up」(ワニブックス)「Duet」(集英社)3誌から事実上の"卒業"をすることになった。


嵐

今月7日発売の3誌2月号では、デビュー以来、毎月掲載されてきた5人揃ってのレギュラーページがなくなり、相葉雅紀のソロインタビューや二宮和也主演の映画情報など個人単位の情報にとどまっている。

「KinKi Kidsのふたりも昨年1月号で卒業したし、V6はかなり前からカミセンが3誌持ち回りのソロでしか掲載されなくなっています。ジャニーズアイドル御用達のアイドル誌とはいえ、Jr.も含めると取り上げられている人数は膨大。全員載せるわけにもいきませんから、上が消えていくのは当然でしょう。KinKiの次は嵐が卒業だろう、と予想されていたとはいえ、この人気絶頂期に撤退するとは......。出版社側のダメージも大きいはずですよ」(ジャニーズに詳しい記者)

いま、嵐が表紙になると売上が跳ね上がると言われる雑誌業界だけに、レギュラーページが喪失したことで次号以降の売上ダウンの可能性も高くなりそう。出版社側に訊ねてみると......

「嵐のメンバーが多忙になり、5人揃う時間が取れなくなったため、次号以降レギュラーページの掲載を見合わせることになりました。もちろん、スケジュールの都合がつき次第、5人で掲載することもありますし、完全撤退というわけではありません。(30歳になったから卒業という説について)そんなことはまったくありません(笑)。V6の坂本昌行くんなども掲載していますし、年齢で区切ることはないですよ。もちろん、大野くんも都合がつけば登場してもらいます」(アイドル雑誌編集部)

それまでアイドル誌を敬遠していたファンも、「せっかくだから記念に」と購入していくのか、"卒業"に該当する雑誌は一時期いずれも品切れ状態となり、オークションでは定価の4倍近い値段がつけられるという事態にまで発展した。

ただ、一部のファンは「雑誌を全部買うのが大変だったから、撤退してくれて助かる。嵐も少しは楽になるだろうし......」と、それほど残念に思ってない様子。

諸先輩たちが通ってきた道とは言え、人気絶頂の今、アイドル誌から卒業した嵐が今後どのように露出されるのか、注目していきたい。

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