過去、NHKでは様々な朝ドラが放送されているわけですが、その中で、最高視聴率62.9%、平均視聴率52.6%を叩き出した"お化け番組"が、『おしん』(83年)です。
子供時代のおしんを演じた小林綾子さんは当時10歳。そのギャラは、なんと1話数千円だったとか。
おしん
この連続ヒットで、NHKは8時台の視聴率トップの座を奪還したのだとか。
「『おひさま』や『ゲゲゲの女房』は、昭和を描いているのですが、この時代にはキーワードが2つあって、1つは貧しさ。もう1つはちゃぶ台。つまり、貧しくても家族でちゃぶ台を囲むと、前向きになれる。そんな時代を描きたかった。『てっぱん』ではちゃぶ台が鉄板になっています」(NHKドラマ部チーフプロデューサー・若泉久朗氏)
そのキーワード、"貧しさ"と"家族"を扱い、空前の大ヒットとなったのが『おしん』でした。
子供時代のおしん役を射止めた小林綾子さんは当時10歳。セリフは完璧で、NGはほとんどなかったのだそうです。
「ある時母親役の泉ピン子さんが『セリフに詰まったら、綾子ちゃんが自分のセリフを言ってくれた』って怒るんですよ(笑)。『あの子、他の人の台詞まで全部覚えてる!』ってプライドを傷つけられたみたい」(『おしん』プロデューサー・小林由紀子氏)
その小林さんも現在は38歳。ご本人に撮影当時のことを聞いてみると・・・。
「セリフは、母を相手にして必死で覚えました。自然と共演者のセリフまで入っていたんですね」
当時、子役だった彼女のギャラは1話数千円程度だったとか。
ちなみに、現在大人気の子役で、NHK大河ドラマにも出演した、こども店長こと加藤清史郎くんのギャラはというと・・・。
30年近く前と現在、しかも大河ドラマと朝ドラという違いがありますので一概には比べられませんが、清史郎くんの大河のギャラは1話10万円程度だったそうです。
朝ドラは毎日、大河は週に1回の放送ですから、撮影の拘束時間はおそらく朝ドラのほうが長いのではないかと思われます。
さらに小林さんは少女編全編の主役でしたから、覚えるセリフ量も段違いで多かったことでしょう。
加藤清史郎
「エジプトでは、生まれた子供におしんと名付けるのが流行したほど。また南米では、1クラスに3人くらい"オシン"という生徒がいたそうです」
日本だけでなく海外でもウケるドラマだったというところがまたすごいです。
2011年現在で「世界で最もヒットした日本のテレビドラマ」とされているとか。
30年近くたっても、これを超えるドラマは作られていないんですね。
[芸能のツボ 週刊文春]
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確かに安い、安いが
そんな驚く程ではないな
俺は大嫌いだったこのドラマ
この話興味ある人いるかね?