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仕事ができない奴?世代間ギャップ?

英国では、『上司よりも自分の方が仕事ができる』と感じている就労者は、全体の70%を占めるとする統計結果が発表された。「デイリー・メール」紙が伝えている。

上司オンライン・リクルート会社「Monster.co.uk」が、52ヵ国9,000人を対象に行った統計調査では、英国の就労者が上司に対して最も批判的な見方をしていることが判明。

『上司は自分よりも仕事ができる』と認めていた人はたった18%で、41%もの人々が『上司は完全に無能』とすら考えていたという。

統計では、英国の就労者の多くが、上司には部下の仕事への貢献を認めたり、部下の福利を気にかけたり、部下と意思の疎通を図ろうとしたりといった態度がみられないと受け止めていることも判明している。

「Monster.co.uk」のイザベル・ラティノードさんは

「この統計結果から、ほとんどの若手社員が少なからぬ不満を抱えており、もっと責任のある仕事をこなすことができると自負していることが判った。しかし実際に、英国内に仕事のできない上司がこれほど多いとは考えにくい。若手社員は、上司の多くは失敗の責任を取るというリスクを背負っていることも理解すべきだ」と、話しているという。

悩みちなみに、アジア圏での同アンケートの比率は、英国とは大きく異なる。

例えば中国では、ほぼ3人にひとりが『上司は素晴らしい』と考え、上司の能力に疑問を抱いていたのは15%程度だったという。

インドでも、上司の能力を認める率が中国に次いで高かったという。

一方で仕事の出来ない部下を持つ悩める上司も多いのも事実。どっちも似たようなものかもしれない

そんな中で見えてくるのが「世代間ギャップ」

社内のコミュニケーションを進める際に立ちはだかるのが世代間ギャップ。ベテラン社員からよく聞かれるのが、「若手社員の考えていることが分からない」という悩みだ。

リクルートマネジメントソリューションズ研究員の飯塚彩さんは、「意識の違いをよく知っておくことが必要です」と指摘する。

同社は昨秋、大手企業の社員1300人を対象に意識調査を実施した。志向や価値観によって、「肉食タイプ」(挑戦志向で周囲に影響力を発揮することに価値を置く)と、「草食タイプ」(リスクの回避、現状維持を望み、周囲との調和を好む)の二つに大きく分類。管理職は「肉食対草食」7対3で肉食タイプが多数派。逆に若手社員は3対7で草食タイプが多かった。

肉食上司のシツケかた調査の中で管理職が、部下である新人の課題点として挙げたのは、「指示や助言がないと動けない」「うまくいかないと、すぐにくじけてしまう」などが多かった。これに対して、新人たちに、改善してほしい上司の態度について聞くと、「声をかけづらい雰囲気で距離感がある」が最多で、「目標や方針をはっきりと示してくれない」「具体的に指示をしてくれない」「ほめてくれない」など。気持ちはすれ違っているようだ。

上司は若手社員にどう対応したらいいのか。日本生産性本部研究員の本間友貴さんは、「今の若者はけしからんと考えるだけではだめ」と言う。かつては必死に仕事を頑張ることが経済的な豊かさに直結した。しかし今は将来の見通しも立てにくい時代だ。集団生活をあまり経験せずに育ってきた若者は人間関係作りが得意でないという実情もある。「上司が無理に若手社員を指導しようとするのではなく、入社年次が少し上の先輩社員に面倒を見させるのが望ましい」と本間さんは提案する。

一方の若手社員たちはどう振る舞ったらよいのか。東京ガス西山経営研究所長の西山昭彦さんは、「上司は年齢だけでなく育った文化も違うことを理解して」と話す。

やりたくない仕事でも黙々とやる姿勢を見せると、上の世代は「助けてやろうかな」と思ってくれることが多い。また、趣味でも出身県でも何か上司と共通のものを見つけると、それがきっかけになって絆ができやすい。「人間関係作りは最初が肝心。せめて入社3か月は、アフター5に上司に誘われたら付き合ってみるのもいいのでは」と西山さんは勧める。

あなたの会社はどうだろうか。

[japanjournals]

【関連ワード】

仕事 若手社員
[7] むさ

指示が無いと何もしないとか言って勝手な事したら怒るんですよねわかります

[6] デブ

まぁ、俺の会社は上が無能だからみんなの環境が楽だろうな~

[5] ふ

BL本かと思ったww

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