1日、テレビ朝日のバラエティー番組収録中の事故で胸椎を骨折し、全治3カ月の重傷を負ったお笑い芸人のスギちゃん(39)。

2日午後には自身のブログで「身体は元気だけど、腰が動かない、ただそれだけだから直ぐに治して復活するぜぇ」とワイルドに宣言したが、「入院とリハビリ期間を含むと2カ月以上は休養せざるを得ない」(芸能プロ関係者)。バラエティーや営業に引っ張りだこの人気者だけに、仕事への影響は甚大だ。

スギちゃんは3月の「R―1ぐらんぷり」準優勝をきっかけに、突如、大ブレーク。その後は休日はほとんどないほど。6月には過労でダウンしたが、この時は点滴を受けて1日でワイルドに復帰した。

しかし、今回は1日に出演予定だったファッションイベントをキャンセルしたのを皮切りに、出演中のドラマ「GTO」(フジテレビ)の最終回の出演もキャンセル。3日の「笑っていいとも!」(フジ)も出演を取りやめた。所属事務所のサンミュージックはキャンセルする仕事が「数えられない」と嘆いている。

「事務所は大慌て。すでに決まっている営業は小島よしおやダンディ坂野など同僚芸人を代役に立てて対応しています。


小島よしお|ダンディ坂野

3日は「バイオハザード」ジャパンプレミアのイベントに小島よしお、ダンディ坂野、鳥居みゆきが出演した。


小島よしお|鳥居みゆき|ダンディ坂野

「ほかにも髭男爵、ヒロシといった一発屋芸人たちに急きょ、代替出演の機会が巡ってきて事務所全体が活気づいています。彼らは開店休業状態でしたから、スギちゃんが復帰するまでは特需です」(芸能ライター)

痛いのは、これから暮れにかけては秋の改編期と年末年始特番の収録が重なること。芸人にとっては書き入れ時ですからね。スギちゃんのテレビのギャラはゴールデン・プライムで1本70万円～。営業のギャラは100万円～。CMもソフトバンクを筆頭に4、5本あり、引き合いも多い。また、休業中の3カ月で50本以上の営業はこなせたはずです。テレビ、CMなどのギャラを合わせると、軽く1億円以上は吹き飛ぶ計算です」(前出の芸能プロ関係者)

「ワイルドだろ～」は今年の「新語・流行語大賞」の有力候補。年内休養となれば授賞式にも出席できず。ケガも痛いに違いないが、懐への打撃もハンパじゃない。

[日刊ゲンダイ]
http://gendai.net/articles/view/geino/138504

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