出川哲朗 22年目で安定ポジションへ

あの出川哲朗(48)が、10月8日にNHKで放送された『ギャクテン教室!』で総合司会を担当した。だがこの話、お笑い関係者でもその"事実"を知らない連中は少なくない。

『ギャクテン教室!』

番組は、スタジオに鈴木福(8)や小林星蘭(8)ら今をときめく子役スターを集め、出川がいじりまくる内容。

鈴木福|小林星蘭

たとえば「どうしてその気もないのに"今度ごはんでも"って言うの?」「なんで国会議員の人はヤジを言うの?」「苦いピーマン、大人になると食べられるようになるのはなぜ」といった子供の疑問を出川が一緒に解くわけだ。

視聴対象が子供なのが、お笑い系タレントから無視された要因ではなかろうか。

出川自身、今回、話がきたときかなり驚いたようだ。NHKではすでに『大!天才てれびくん』にレギュラー出演しているが、今回は総合司会なので意外だったという。

出川哲朗

「正直、ありがたい話だが、なぜ俺なのかわからない」

問題は、なぜ出川なのかという点。

「'07年から始まった日テレ系『世界の果てまでイッテQ』が大きいでしょう。出川はその中の『男のロマン』企画で世界各国へ行っている。時には〈強風の中、人は傘で飛べるのか〉に挑戦し、何度も失敗するのだが、それでも立ち向かう姿に共鳴され、子供たちの人気を絶大なものにした。『天てれ』でも、子供たちに振り回されるシーンは実によくかみあっている」(番組制作関係者)

出川の正式なデビューは'90年、日テレ系『ウッチャン・ナンチャン with SHA・LA・LA』だった。それから22年目で、やっと総合司会を務めたことになる。それもNHKだ。

以前の出川は、下半身スキャンダルや風俗通いなどを写真誌に撮られ、芸能界において欠かせない"汚れ役"としてその地位を確立していた。当然、女性層から敬遠され、女性ファッション誌『an・an』が毎年おこなっている読者アンケート「SEXしたくない男ランキング」では常に上位にランクインするようになる。

だが、人間万事塞翁が馬である。今や子供向け番組の総合司会者で成功。ギャラは安いが、安定したポジションを得てしばらくは活躍できそうだ。

[週刊実話]
http://wjn.jp/article/detail/3580679/

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