モデル撮影会の裏事情!儲かる仕組みとは?

男の女性写真コレクター癖を生かしたビジネス

「男は、四角いものを集める習性がある----」

これは、某美少女ゲーム会社社長の弁だが、確かにトレーディングカードゲームやオタク向けテレカ、CDやDVDの外装パッケージなど蒐集癖につながるものは、確かに四角い。

トレーディングカード

そして、女のコの写真。これも四角い。アイドルが許せば、写真を撮りたい。風俗に行けばポラロイドで風俗嬢の写真を取るオプションも必ずあったりする。男は画像があれば、蒐集したくなる。それが証拠に、男のPCや携帯の画像フォルダに、ネットで拾った女の子の画像を保存している人はかなりの数にのぼるはずだ。

そんな隠れた男の需要を嗅ぎ取り、ビジネスとしているのがグラビアモデル事務所をなどの"業界"の人たち。

グラビアや芸能の仕事が減っている昨今、「撮影会」を主力ビジネスとしている事務所は多いという。マニアックそうなのに、なぜ撮影会は儲かるのか。

誰もが損をしない仕組み

まず、撮影会は客にやさしい。「カメラが趣味」という建前がたつので、参加する側としてもハードルが低くなる。客としては、自分の思い通りの撮りたい写真をとってそれを蒐集でき、ファンであるモデルとも近くで話せ、客の人数が少なければ、自分だけに目線をもらえるという嬉しい利点がある。

事務所側としてもオイシイ。

撮影会

3部構成にし、第一部野外撮影→第二部室内撮影→第三部スペシャル撮影とそれぞれ別に会費を取れる仕組みができている。だんだんと高くなり、まるで風俗のタケノコハギのようだが、第三部まで行く人は限られるため、モデルと個人撮影に近い感覚になれるメリットも。同じファンが3部全部に出ることにより、事務所はより多くの会費を受け取れる。

さらに、自社の所属タレントだからギャラは後払い。持ち出しはスタジオ代と、仕切りスタッフの人件費のみ。スタジオも知り合いや自社の物件を使えばタダ同然となる。募集はネットだからほぼ無料だし、暇そうなモデルの空きスケジュールも埋まる。大変なのは過激な客の制止程度で、それもデータは取り上げ条文で返金しないと縛ってしまえばそこまで。

客、タレント、事務所の三方良しなビジネスモデル(ただしデータ流出のリスクはあるが)。といっても、ファンの身元もある程度押さえているし、肖像権を主張できるほど売れていないモデルであれば、さほど気にするほどでもないのだろう。

これらの仕組みは最近、アイドルだけでなく、アダルト業界のモデル撮影でも一部取り入れられているという。ただその場合は「第三部」が超高額で、内容がグレーゾーンであるケースもあるようだが...。