国内映画配給会社"ご三家"と言われるのは、東宝、松竹、東映。興収成績は長らく東宝の独り勝ち状態。
東宝は2014年も歴代4位の720億円という驚異的な数字を叩き出し、松竹も前年比141%の138億円をマーク。この2社が健闘する中で、東映は前年比約3割減の116億円に終わった。
映画界全体が106%と上向いた結果を鑑みると、東映は惨敗といっていいだろう。
主演は、石原プロの伊達男・舘ひろしと東京キッドブラザースで女性ファンから圧倒的な支持を受けた柴田恭兵。どちらもすでに還暦を越えたアラカンながら、俳優として出演すれば未だ安定した人気を放つ2人。
しかし、なぜ、このタイミングで80年代のドラマを映画化するのかといえば、12年に「あぶない刑事」のドラマ全話と映画のメーキング映像をDVDマガジン化したのが累計120万部と大ヒットしたという背景があった。
通称「あぶデカ」は1980年代後半に連ドラがスタートして以降、たびたび特番が放送されてきた。映画はすでに6本。ところが、最新作の7本目をもって終止符を打つという。
刑事ものシリーズで7本というのは世界の映画界でも初めてらしい。そういった記録も打ち出しつつ、公開まで盛り上げていくというプランなのだが、映画の公開は2016年正月。つまり、2015年の目玉ではない...のだが、目玉として取り上げるのは、"あぶデカ"が東映の切り札だからだろう。
アラカンのタカ&ユージが横浜の街を駆けずり回るという意味では、体力的にもあぶない賭けになりそうだが。
[引用/参照:http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/156924]
□ 殉職か定年退職かが興味の焦点!?
「ファッショナブルでオシャレ、当時の流行語でいえば"トレンディー"な刑事ドラマでした(笑)。当時のバブルの風潮とマッチして、一世を風靡しました。
刑事ドラマの1つの定型を確立したといえるでしょう。しかし、スタートから約30年、舘も柴田も還暦を過ぎた60代です。一般的には初老ですからね。最新作ではこれまで通りのキャラが通用するのか、少々不安です」(芸能ライター)
舘は出演オファーを打診された際、バイクにまたがっての銃撃シーンといった十八番のバイクアクションもまだ可能だと応じたそうだが、最新作では2人の実年齢に合わせ、定年退職前の時期が描かれるという。
ファンにとっては、タカとユージの2人が定年退職を無事迎えることができるのか、それとも殉職してしまうのかが、興味の焦点になるだろう。
[引用/参照:http://news.livedoor.com/article/detail/9767425/]
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