「このドラマは昨年3月に撮影し、6月には発注どおりの92分間の完パケ(CMなどを考慮し、途中であらすじなどのダイジェストカットも盛り込んだ「完全パッケージ」の略)で制作会社に納品されていました。ところが昨年末になって、フジ側が急に放送時間を変えると言ってきたのです」(ドラマ関係者)
平山監督は経緯をこう説明する。
「去年の暮れに制作会社から『74分に削って欲しい』と連絡がありました。『とんでもない!』というのが第一声でした。作り手としては主人公をただのキワモノにはしたくなくて、人間性を描くさじ加減にこだわって作りましたから。
『深夜枠になっても全編を放送して欲しい』と訴えましたが、『枠は動かせない』と交渉の余地はなかった。それで『縮めるならそちらでやってくれ』と。ただ、僕の作品ではなくなるから、僕のクレジットは外すように話しました」
結局、フジ側が74分にカット。制作スタッフからも「監督が自作と認めないものに、自分の名前を入れて欲しくない」と辞退者が続出し、全員のクレジットを外すことで決着したという。
フジテレビは週刊文春の取材に「監督始めスタッフの了承を得て、本編をカットする対応をいたしました。クレジット表記に関しても、監督のお考えを尊重して対応いたしました」と回答した。
[引用/参照:http://shukan.bunshun.jp/articles/-/4847]
□ フジからの仕事は拒否する意向
同ドラマは02年に福岡県久留米市で発覚した事件を描いたジャーナリストの森功氏の「黒い看護婦-福岡四人組保険金連続殺人-」(森功氏著・新潮文庫)が原作。
主演の大竹しのぶを始め、寺島しのぶ、坂井真紀、木村多江のいずれも演技派の4人が演じた看護師が保険金目当てに仲間の夫を連続して殺害する内容。
番組の宣伝では「犯罪史上前代未聞の連続保険金殺人事件をドラマ化!」とうたわれていたものの、視聴率は6.6%と大惨敗だった。
エンドロールや番組ホームページには監督、演出はじめ照明や音響など制作陣の記載が一切無し。気になるその原因だが、同局が完成した作品の放送時間を変え、それに合わせて強引に時短編集して放送することが決定。
それに抗議した制作陣がクレジットを取り下げるという異常事態に発展したという。
平山監督は「何を信じて作品を作ればいいのか。事態の経過によっては、何らかの対応も検討しなければならないと感じています」とコメントしている。「平山監督によると、大竹や寺島からは気遣いの連絡があったというが、2人とも今回の一件を機にフジからの仕事は受けなくなりそう。
ただでさえドラマが軒並み低視聴率で打開策を制作サイドが検討している現状なのに、自分で自分のクビを締めるようなことをしている。このままだとフジの浮上はなさそう」(芸能記者)件の平山監督だが、V6・岡田准一が主演する16年公開の映画「エヴェレスト 神々の山嶺(いただき)」の監督をつとめることを各スポーツ紙が報じている。
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コーセーミウラとフジは完全終了だねw