人気アイドルグループAKB48の妹分で、大阪・難波を拠点に活動するNMB48が25日、大阪市中央区の心斎橋筋商店街で「一日理事長&店長」を務めた。


NMB48

NMB48が、あわや!?買い物客や観光客でごった返す週末の昼下がりの心斎橋筋商店街が、浪速のアイドル出現で大パニックに陥った。

NMBと同商店街がタッグを組んだキャンペーン「心斎橋に、恋ッ!!」の一環で、難波のNMB48劇場を飛び出したキャプテンの山本彩(17)と渡辺美優紀(17)が一日理事長、山田菜々(19)ら4人が一日店長に就任した。

この日午後、計6人は同商店街振興組合からタスキを受け取り、いざ出陣。最初に訪れた「ジーユー心斎橋店」では、山本がマイクを使って「きょうは暑いので、水分補給を忘れずにお願いします」と通行人に呼び掛けた。

今月9日の第3回AKB選抜総選挙で28位と健闘した山本をはじめとする地元の人気アイドルに、商店街は大歓声。メンバーの周りには、たちまち人だかりができ、その数は一気に約1000人にまで膨れあがった。

スタッフの警告を無視して写真や動画を撮影する者、人混みをかき分けて突進してくる者…。いつ事故が起こってもおかしくない状況となった。

当初、商店街を練り歩く予定だったが、危険であるとの判断から急きょ中止に。その後、「L.D.S心斎橋」「メガネの三城心斎橋本店」「大丸心斎橋店」を順番に訪問したが、店舗間の移動は混乱を避けて裏口を使った。


NMB48

主催者側は最終的に約100人の警備員を動員して厳戒態勢を敷いたが、防護用ロープや柵の外から次々とファンの手が伸びてきて、体のあちこちをベタベタと触られるメンバーが続出。その"惨劇"を目の当たりにした警備員の1人は「本当に危険な状態だった」と振り返った。

それでもメンバーは笑顔を絶やさず、地元愛をアピール。最後の大丸前では、渡辺が「すごいにぎわってますね」とあいさつし、山田も「心斎橋に恋しちゃいそうです」とリップサービスを忘れなかった。

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