「プンプン」「うるうる」媚びるような猫なで声でぶりっ子&負け犬キャラとして人気を博し、かつてはバラエティ番組の常連だったさとう珠緒(39)。

近ごろすっかり姿を見ないと思ったら、何と所属事務所が"夜逃げ"同然で、"自主営業"を余儀なくされていたという。

昨年テレビの仕事は一、二本。映画や舞台からも遠ざかり、もはや『あの人はいま』状態。最近はパチンコや競艇場の営業などで全国を回って食いつないでいるが収入は激減。マンションの家賃を払えず、引越しも余儀なくされた。仕事がない日は朝から酒をあおり、「私はダメ人間よ...」と自分を責めているという。

仕事にありつけないのは彼女ばかりが原因ではない。所属事務所の関係者が明かす。

四、五年前から事務所の資金繰りが悪化して、事務所の女社長が珠緒を事務所ごと売ろうと画策していた。『珠緒だけで年間五千万円の売り上げがある』と強気と思える交渉をしていたが、実際の売り上げはその半分程度。けっきょく引き受け手は見つからず、昨年の夏、ついに社長は『震災に疲れた』と言い残し、姿を消してしまった。

所属事務所は東京・赤坂の雑居ビルにオフィスを構えていたが、現在はもぬけの殻。ネット上に公式ホームページは存在するものの、記載されている電話番号は不通。社長の携帯電話は何度かけてもつながらなかった。



給料の一部が未払いのまま、スタッフもタレントも放り出され、珠緒も仕事を得る道がなくなった。

「当然、珠緒は他の事務所に移籍することを検討しましたが、前の事務所との契約状況がはっきりしないため、身動きが取れずにいる。珠緒はこれまでの仕事の関係者に、ギャラの支払いを個人口座に変えて欲しいと頼んで回ったが、トラブルを敬遠され、軒並み断られてしまった。仕方なく知人やタレント仲間に頼み、自分で仕事を取っているのが現状です。それでも地方のパチンコ屋を回って日銭を稼ぐのがやっと」(知人)

事務所の社長とは二十年来の付き合いで、珠緒は取締役を務め、かつては姉妹のように仲が良かった。だが、ここ数年は金銭トラブルが原因で信頼関係は破綻していたという。

『社長は本業以外のエステサロンなどの投資に失敗したようです。珠緒がいくら稼いでも大半が運転資金に回され、彼女に支払われるのは固定給の五十万円程度でした。そのくせ、社長はポルシェを乗り回し、高級腕時計を見せびらかしながら『珠緒がもっと稼いでくれないと』などとグチっていた。珠緒が不信感を抱いたのも当然です」

珠緒にAV出演やヌードの話が持ち上がったのも、会社が困窮しはじめた頃のことだった。

以前は本人に脱ぐ気はサラサラないようだったが、今の経済状況からするとオファーを受ける可能性も高い!?

[週刊文春 芸能Factory]
http://stevie.seesaa.net/article/254072240.html

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