ふんぞり返る池田勇太
「こんなクラブ、使えねえよ。どこ当てんだ? だいっ嫌いなんだよ、こんなクソクラブ!」
先週のブリヂストンオープンで2連覇した池田勇太(24)の怒声だ。
賞金ランク4位に浮上した男子ツアーの有望株が、人目をはばからず怒鳴り散らしていたのだ。
“事件”は、一般にも公開された開幕前日(水曜日)の練習場で起きた。
来月新発売する契約メーカーのドライバーが気に入らなかったようだ。
悪態を目の当たりにしたファンがこう言う。
「練習場で池田プロは、新ドライバーに矢継ぎ早に文句を言うばかり。
最初はパフォーマンスかなと思いましたが、すごいけんまくにビックリしちゃいました。
池田プロのイメージが悪くなってしまいましたね」
先月のANAオープンで優勝すると歓喜のあまり涙を流すなど純粋な面をみせる一方で、態度が悪いと眉をひそめる関係者は実に多い。
予選落ちした4月のつるやオープンでは、「おれ、あんまりこのグリーン入らないから」と、コースを冒涜している。
マスターズでは初出場で予選通過したうれしさから、ハメを外して毎夜ドンチャン騒ぎしていたという情報もある。
最近では、試合で優勝圏外になると、チンタラとプレーするなど投げやりな態度を見せることが多くなった。
キヤノンオープン最終日には、早朝からの雨でスタートが遅れ、「こんな雨でゴルフなんかできっかよ。
替えのパンツ持ってこいよ。
そしたら、(雨中で)プレーしてやるよ」と不満タラタラ。
悪ガキのような物言いを目撃した大手広告代理店関係者はこう言う。
「池田の周囲にいた関係者が必死になだめていましたが、『フザケんなよ! てめえっ、やらせるのかよっ』と何度も大声が聞こえました。
スポンサーに対して大変失礼な行為であり、その場にいたキヤノン幹部も苦々しく見ていました」「アンタはいつからそんなにエラくなったんだ」と注意したくなるほど、最近の池田の傲岸な態度は目に余る。
小さいころから尾崎将司に憧れ、服装や言動をマネているようだが、勘違いもはなはだしい。
ファン、スポンサー、契約メーカーへの感謝の気持ちをなくしたプロは早晩、人気もなくなり、表舞台から消えていくことになる。
心を入れ替えるなら今のうちだ。
[日刊現代]
僕を見習いなさい