これぞ、ひょうたんから駒だ。ヤクルトになんと、身売り先として誤報されたサイバーエージェント(CA)社から売り込みがあり、コラボが実現することになりそうだ。

ヤクルトとCA社は昨年末、一部スポーツ紙で「球団売却」と報じられた関係(その後、誤報を謝罪)。

CA社に詳しい関係者は「東京ヴェルディのスポンサーを撤退し、サッカーチームも支えられなかった会社が、プロ野球の球団を持てるわけがない」と将来的にも可能性は低いが、水面下では思わぬ動きが起きていた。

ある球団関係者は「CAから"年間100万円程度で、ウチのサービスを利用しませんか"と売り込みがあった」と仰天事実を明かす。

これはインターネットなどを利用したサービスだが、「どうせなら神宮球場やユニホームに広告を出してもらってはどうか?」、「ヤクルトファンを公言している藤田晋社長に始球式をやってもらえば話題になる」など、球団内ではさらなる連携拡大ができないか検討されているというのだから驚きだ。

もともと「球団ホームページを運営している会社はCA社の子会社。由規投手らもCA社の『アメブロ』を利用しており、多少のつながりはあった」という。


ヤクルト

ヤクルトは25日、スタッフ会議を開き、キャッチフレーズ「POWER　OF　UNITY　心をひとつに」を発表。小川淳司監督は「みんなが同じ方向を向く、気持ちを1つにする大切さを、当然のことだが改めて感じた。ヤクルトは粒が小さいので、一丸になることが大事」と説明した。

昨年までは心が1つじゃなかったのか?　と突っ込まれかねないが、「実際に去年の5月までは1つじゃなかった」(球団関係者)との声も。昨年はジェットコースターのような1年だったが、今年は災い転じて福となるだろうか?

[ZAKZAK]