米ツアーで戦う宮里藍、宮里美香、上田桃子の日本3選手が、「まけるな日本」のバッジと基金を作り、アメリカで震災被災者の救済のための募金活動を始めたが、これに対して激しい批判の声が上がっている。

世界で活躍する女子プロゴルファーの宮里藍、宮里美香、上田桃子が率先して立ち上げたチャリティー活動に大ブーイングが巻き起こっているという。


まけるな日本

その理由は次の2つ

まず一つ目の理由は前週の女子大会、PRドネリー・ファウンダースカップに3人がそろって欠場したこと。

「このファウンダースカップは賞金の出ない公式戦で、米女子ツアーが今年から始めたチャリティー大会です。女子ゴルフ活性化のために50万ドルが寄付に回され、さらにもう50万ドルは、トップ10に入った選手が自分の選ぶチャリティーに寄付できるというものです。」

「試合前に東日本大震災が起こったことから、優勝したカリー・ウェブや2位のポーラ・クリーマーは、ともに500万円以上の寄付を日本の救済基金にした。」

「さらに試合では、上がり4ホールを"日本救済ゾーン"として、バーディーを取れば100ドル、イーグルなら500ドルを寄付することで、多くの出場選手が協力した。そこで何もしないで、今週になって突然、何?　というわけです」(米ゴルフ記者)

ファウンダースカップ参加は、選手にとっては賞金の出ないボランティア大会。日本への寄付金も集まり、米ゴルフ界を盛り上げるために米女子プロ協会が企画した試合に、日本3選手は何も協力しなかったとみられているのだ。

「米ツアーにとって、協力してほしい時にパスをして、翌週に何食わぬ顔で日本のために助けてほしいと言われ、それでシラケているわけです。」

さらに反感をかっているのが3人の「個人的な寄付」

記者会見で個人的に寄付をしているのかと質問された宮里藍は「基金のウェブサイトを立ち上げるのに、3人で金を出し合った。

個人的には(寄付金は)まだだが、復興には長い時間がかかるので、長期的にかかわっていくし、寄付をしていくつもり」との回答を。

他の米ツアープロが、すでに多額の寄付金を出しているのに、肝心の日本3選手が個人的に寄付しないで、おかしいというわけです」(前出の米ゴルフ記者)

自分で金は出さずに「寄付をよろしく」と言っている日本の3選手に厳しい声が続出しているようだが…

[日刊ゲンダイ]

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