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事実上の決勝戦!U-17日本代表

日本の明るい未来を予感せずにはいられない!

U-17世界のトップに迫る戦いでした。

FIFAU-17ワールドカップ準々決勝。

日本はベスト4を懸けてブラジルと激突。

一時は0-3と地力の差を見せつけられる展開。

しかし、日本は一瞬一瞬成長をつづけ、圧倒された前半から怒涛の反撃を見せた後半へと、試合の中で強くなりました。

終わってみれば2-3の惜敗。

ボール支配率では最終的に日本が上回り、「パスで崩して点を取って勝つ」というサッカーをブラジル相手に完遂。

日本の強さを世界に示してくれました。

後半終了間際、2点を返してなおブラジルゴールに迫る日本。

石毛がペナルティエリアに侵入し、送り込んだ鋭いクロス。

走り込んだ高木は懸命に足を伸ばしますが、あと数十センチ届かない。

そして迎えたタイムアップ。

あの数十センチは何の違いなのか、これから選手たちは考えていくのでしょう。

もう少し身体の成長が追いついていれば勝てたよ、もう少し経験を積んでいれば勝てたよ、もう少し落ち着いてやれば勝てたよ…そんな言葉を掛けたくなるほどのわずかな差について。

U-17

絶望するほどのフィジカルの差を感じながら、必死にそれを埋めようともがいた18年前のベスト8世代。

それに比べれば、今回の選手たちは遥かにいい場所からのリスタートです。

フィジカルの差は確かにあったけれども、それを埋めていく術もあるのだと、すでに自分たちのサッカーに手応えを感じているはずですから…。

小気味よくつなぐパスサッカーを武器に、ベスト8まで勝ち上がってきた日本。

この日のコレヒドーラはびっしりと観客で埋め尽くされています。

ブラジル戦だからということもあるでしょうが、それだけではないでしょう。

U-17日本は南野を1トップに据え、いつものようにパスで相手を崩そうと試みます。

しかし、パスは止まる。

ボールは転がらない。

走りにくい。

まるで湿地帯のように日本のパスサッカーのよさを飲み込んでいきます。

勢いに乗ってスペースへ走っても、ボールを受ける頃には一旦足を止めないといけないような状況。

いつもの早い展開は影を潜めます。

一方ブラジルは経験豊富。

こういう日はドリブルだね、とばかりにゴリゴリ仕掛けてくる嫌らしい攻撃。

前半16分には左CKから先制点を挙げ、試合の主導権をガッチリ掌握。

ミスが目立つ日本は、ワンタッチ・ツータッチでの早いボール回しが機能せず、長いボールはことごとくサイドラインを割るような状態。

守備ではヒヤッとする場面多数。

GK中村のセーブに何度救われたことか。

前半は何とか0-1で折り返すも、後半に入っても依然ブラジルペース。

後半3分、追加点、さらに後半15分にズドンと3点目。

日本は得点を奪えず、日本の観衆にも「終わった感」が漂います。

U-17

しかし、ここからが面白かった。

誰もが終わったと思い、ブラジルでさえ「ちょっと緩めてこのままクローズしましょう」なんて思っている状況で、むしろ燃え盛る日本選手たち。

次々にチャンスを演出します。

後半32分には右サイドを深くえぐった高木が、マイナスのクロスを中央に走り込んだ中島に送って反撃の1点。

その後も早川がサイドから切れ込んでのシュート(GKが辛くも弾く)、裏に抜け出した岩波のシュート(わずかに枠の外へ)と、あわやの場面がつづき、後半44分にはセットプレーから早川が決めて2-3に。

現地は割れんばかりの大歓声。

もちろんそれは日本への声援。

ブラジル選手も前半のような勢いはなく、ところどころで倒れ、足をひきずり、顔を歪めます。

さらに日本が、石毛から高木へ「触ればゴール」というクロス(触れず)で攻め立てると、ついにロスタイムにはブラジルに時間稼ぎの交代までさせました。

余裕を奪い、ブラジルを追い詰めました。

最終的に52%対48%と、ボール支配率で上回った日本。

前半は4対6くらいで相手に持たれていたことを思えば、いかに終盤の攻めが凄まじかったわかるというもの。

しかし、どんな相手でも3点取られてから逆転するのは至難。

もう少し落ち着いた戦いができるようになれば…とは思いますが、それも今日のような経験の積み重ねで身につけるもの。

今日のところは、これでヨシとするしかありません。

これが事実上の決勝戦だった(はず)!お疲れさまU-17日本代表!

[フモフモコラム]



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U-17 サッカー 日本代表
[35] 31

サッカーはタイマンじゃないけどね。
それにA代表に入れるぐらいのレベルではないのだ。

[34] 33

ちょっかいしかかけられないお前は人間かぶれかワラワラ

[33] オマエラ日本人の特徴

他者には厳しいけど自分には甘いw
批判してる奴は健闘を讃えることもできない小さな子供w

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