明暗はくっきり分かれた。
笑顔で宙に舞った東洋大の酒井俊幸監督(35)は、「昨年(総合2位)の悔しさがあるので、本当にうれしい。(優勝)記録(10時間51分36秒)に関しては、想像以上に選手が頑張ってくれた」と選手をたたえていた。
昨年3月まで長距離走の名門校・佐久長聖(長野)で指揮を執っていた「優勝請負人」は大会前、「"山の神"(東洋大の柏原=4年連続区間賞)封じの秘策がある」と豪語していた。
しかし結果は総合12位。上位争いどころか、シード権(10位以内)さえ落とした。
<故障者お構いなしのハードメニュー>
2日の往路は、昨年の箱根で最下位から17人抜きで区間賞を取った村沢(3年)が不調。今回も2区で区間賞確実といわれながら3位に終わった。その後の4区でも大失速し、山登りの5区では14位にまで後退。早川(3年)は昨年も5区を走っているが、ここまで調子を落としたのは両角監督の指導法に問題があるといわれている。東海大の某OBは、両角監督就任後のチームの変化をこう明かした。
「故障者や不調の選手がいてもお構いなし。とにかく累積(走行)距離を増やす練習メニューをつくっていた。ある選手が『ケガの選手は別でやるべき。メニューを見直してほしい』と提案すると、『そんな甘いことを言っていたら優勝できない』と却下された。走り込みや追い込むことは必要だろうけど、故障した人間も同じというのは......。もうついていけないと思った選手たちは、6時から始まる早朝練習をボイコットするという事態にまで発展した」
高校と大学では当然、調整方法が違う。今や"日本最強の市民ランナー"として有名な川内優輝(24)も「(母校の)学習院大では、とにかく追い込む高校と違って自主性を重んじる練習方針だったので、走る楽しさを思い出した。また、自分のペースで走ることでケガも減った」と話している。
東洋大の酒井監督は09年に就任すると、スパルタ練習より選手個々の体を理解することから始めた。ケガをした選手とは入念な面談をし、そこから故障の原因を探って「対策と防止」につなげた。
さらには、「食べもの日記」をつけさせ、スポーツドクターによる定期健診も行った。体調管理を何より重視していることが、優勝のベースとなった。
毎年、テレビの平均視聴率が30%近くもある箱根駅伝。優勝すると入学志願者がグンと増えるという。両角監督はそのために東海大にスカウトされたのかもしれないが、少々気負いがすぎたようだ。
[ゲンダイネット]
http://news.livedoor.com/article/detail/6168764/
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東海のことはよくわからんが東洋は強さもチームワークもあってみんな楽しそうだった
アホくさ。箱根を走る連中だけが日本の陸上競技の中心みたいな記事やね。
付いて来れない時点で実業団でも通用しない。
高卒時点でも実力有るのは活躍する。
箱根走ってる連中の半数以上は高校では全国大会出てない地区大会予選レベルなのを理解すべきやね。
柏原はタイム削る前に顎を削れや