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球界と黒い交友関係の実態

巨人・原辰徳監督(53)のスキャンダルは、横浜DeNA・中畑清監督(58)にも飛び火。果たして、球界の"黒い交友関係"の実態はどうなっているのか。

原辰徳監督|中畑清監督
原辰徳監督|中畑清監督

近い将来の監督候補といわれている著名な球界OBの数人が、なぜかなかなか現場復帰しない。ファンも疑問に思っているだろう。球界関係者がその裏事情を明かす。

「おそらく監督になれないだろう。黒い交友関係がウワサされているからだ。監督という公職に就けば、週刊誌などに書かれてしまう恐れがある。当然、球団側も噂は知っているからリスクは犯せない」

一部だが、こうした現実があるのは否定できない。もちろん球界、球団も手をこまねいているわけではない。日本野球機構(NPB)は12球団、労組・日本プロ野球選手会と一体とともに、暴力団等排除活動に取り組んでいる。新人選手研修会でも、暴力団の巧妙なアプローチや具体的な対策など、警察関係者らが講師となって教えている。

プロ野球はかつて、暴力団が仕掛けた八百長事件、通称"黒い霧事件"という痛恨の経験をしている。存続さえ危ぶまれた事件を契機に、球界全体で暴排活動に熱心に取り組んでいる。

しかし、それでも闇の勢力との関係を根絶するのは難しいのが現実。ファンを装って近づく暴力団関係者に対し、脇の甘い選手、球界OBがいるのは確かだ。実は、プロ野球界だけでは解決できない問題もある。

アマ球界でも"ボス"のような存在の監督たちの中には、黒い世界とのつきあいに鈍感な人も少なくない。そんな指導者たちがプロ入りした教え子に対し、無自覚で暴力団関係者を紹介、結果的に黒い交友を強いている場合があるのだ。

プロ選手も、最終的には一般人と同じで個人の自覚しかない。黒い交友関係を根絶する特効薬、即効薬はない。

[zakzak]
http://www.zakzak.co.jp/sports/baseball/news/20120628/bbl1206281147002-n1.htm

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