複数の韓国メディアは29日、東京国立競技場で30日に行われるサッカーのU―20(20歳以下)女子ワールドカップ(W杯)準々決勝の日韓戦で、日本人サポーターが「旭日(きょくじつ)旗」をスタジアムに持ち込み応援する可能性があると報じた。韓国では「旭日旗」を日本の軍国主義の象徴と見ることから、警戒感が広がっている。


ヤングなでしこ

準々決勝では、スイスに快勝しA組を1位通過した日本女子代表(ヤングなでしこ)と、ブラジルを下しB組2位通過した韓国が対戦する。韓国代表は2010年に行われたU?17(17歳以下)女子W杯決勝で、PK戦の末に日本を破っている。

韓国のメディアは、ロンドン五輪サッカー男子に続く日韓戦に両国では高い注目が集まっていると説明。しかし、日本の右翼系ネットユーザーらが、「旭日旗」をスタジアムに持ち込んで応援するよう呼びかけているため日韓関係に新たな騒動を巻き起こしそうだと伝えた。

「旭日旗」応援について、韓国メディアは、ロンドン五輪の日韓戦終了後に朴鍾佑(パク・チョンウ)選手が竹島(韓国名・独島)領有を主張するメッセージを掲げたことや、李明博(イ・ミョンバク)大統領の竹島訪問に対する反発心の現れだと分析した。


領有を主張

一方、日本サッカー協会はスタジアムへの「旭日旗」持ち込みをいったん禁止したが、開幕直前の8月17日になって撤回した。当時、協会側は「政治・宗教的なメッセージと結びつけてはならない」とするFIFA(国際サッカー連盟)の規定を職員が「過大解釈」したと説明した。

[サーチナ]
http://news.livedoor.com/article/detail/6900811/

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