「ポルシェなんて、ちょっと勘違いしているんじゃないですかね」

西武、ロッテOBの評論家・山崎裕之氏が苦言を呈したのも無理はない。

西武の菊池雄星(21)が先日、自動車の運転免許を取得し、1000万円相当の高級外車であるポルシェを購入することを明かしたのだ。



ポルシェといえば、高級車好きが多い野球界でも愛好者が少なくない。「大魔神」こと元横浜の佐々木主浩氏が、プロ入り直後に契約金でポルシェを購入した、という逸話もある。

菊池はまだ3年目。今季は4勝止まりでプロ通算では8勝。黄金ルーキーとして鳴り物入りで西武に入団したものの、まだまだ発展途上の段階だ。同じく高校から鳴り物入りでプロ入りした前出の山崎氏はこう言う。

「もう菊池は21歳ですし、免許を取って車に乗ることは否定はしません。でも、いきなり高級外車のポルシェというのは早すぎます。一軍で一度も2ケタ勝利を挙げたことがない菊池のことです。2年、3年と2ケタ勝利を続けて、力を認めてもらうようになってからでも遅くないと思います。こういうことは、周りの大人が止めないといけませんよ」また、山崎氏はこうも言う。

「私も車が好きで、いろいろな車に乗りました。ただプロ野球選手が乗る車というのは、万が一の事故が起こった時の安全性や、車高が低いスポーツカーは避けるなど、体への負担を考えた方がいい。私の経験で言うと、球場への通勤で使うのなら、腰に負担がかからない国産車を選びますね」

菊池はポルシェ購入にあたり、来季は「開幕ローテ入りと10勝」という目標を掲げた。周りからとやかく言われないくらいの活躍をして、見返してほしいものである。

[日刊ゲンダイ]
http://news.livedoor.com/article/detail/7181186/

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