ビーチバレー女子の"砂上の妖精"浅尾美和(26)=エスワン=が12日、都内で現役引退会見を行った。ロンドン五輪出場、国内ツアー年間王者の2つの夢がかなわなかったことを理由に挙げた。約1年前から30代半ばの一般男性と交際していることを明かし、「大切な人がいる」と発言。近い将来、結婚することも示唆した。今後はビーチバレーを中心としたスポーツ普及に携わることを希望した。


浅尾美和

コート外でも、泣き虫ぶりは健在だった。テレビカメラ6台、約50人の報道陣が詰めかけた。五輪不出場のプレーヤーとしては異例の対応だ。スーツ姿で会見場に姿をみせた浅尾は一瞬、戸惑う表情をみせ、すぐに言葉を詰まらせた。

「タイトルを取ったわけでもない私が、記者会見を開いて申し訳ない。ここにいていいのかな、という気持ちもある」

4年前の北京に続き2大会連続で五輪出場を目指したが、早々とその夢はついえた。9月のグランドスラム福井大会で、国内ツアー年間王者の可能性が消えた時点で、気持ちが切れたという。

「私にとって大切だと思える人はいる。近々そういう(結婚)ふうになるかもしれないが、そのときは私からしっかりご報告させていただく」。一般男性との交際を認めたうえで、近い将来の結婚の可能性も明らかにした。

今後はビーチバレーだけでなく、好きなランニングを生かしたスポーツ全般の仕事を模索している。早速、14日深夜放送のフジテレビ系「すぽると!」に生出演することが決定。ビーチバレーをメジャーにした功労者は、コート外から支援の手をさしのべる。

[サンスポ]
http://www.sanspo.com/sports/news/20121213/bea12121305030000-n1.html

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