WBC参加国の関係者から、こんな声が出ている。
20日に主催者から開始時間の変更が発表された1次(福岡)、2次(東京)両ラウンドの開催日程。日本代表は、来年3月2日にブラジルとの初戦を迎え、翌3日に中国、中2日空けて6日に強敵キューバと対戦する。すべて19時開始のナイター試合だ。
たしかに前出の関係者が「デキレース」と指摘するのもよくわかる。2次ラウンドまで日本で開催する地の利もさることながら、1次ラウンドの日本の日程は、ライバル国と比べてもかなりの好条件といえるのだ。
例えばブラジルは、2日にナイターで日本と対戦した翌日に、強敵のキューバとデーゲーム(12時30分開始)を戦う強行日程。中国も、3日の日本との初戦から休日なしの3連戦。両国は戦力的にただでさえ不利だといわれているのに、このハードな日程ではいよいよ「まともに戦えない」と不満を漏らすのも当然だ。
日本の最大のライバルであるキューバは3日、4日と連戦のあと中1日で日本戦を迎えるとはいえ、投手の球数制限(1次ラウンドは65球まで)や登板間隔(1試合で50球以上投げた投手は中4日など)のルールがあることを考慮すれば、中2日のアドバンテージがある日本が、もっとも投手のやりくりをしやすい。
対戦国の組み合わせについても、こんな疑惑が浮上している。某球界関係者が言う。
「日本ラウンドの主催国であり、WBCの世界最大のスポンサーである日本に、かなり譲歩した組み合わせになっています。11月に南米のパナマで予選を戦ったブラジルは当初、ドミニカ共和国などが入るプエルトリコラウンドに組み込まれるともっぱらでしたが、ヤクルトのユウイチら日系人が多いということで、話題性を加味して日本ラウンドに"鞍替え"されたといわれています。しかも、ブラジルは日本でプレー経験のある選手が多く、日本はデータ収集をしやすくなった。戦術的にも有利になったはずです」
日本代表の山本監督は、2次ラウンド突破を目指し、「アメリカへ行こう」とスローガンを掲げている。
監督人事が迷走し、日本人メジャーが全滅したこともあり、加藤コミッショナーなんて戦う前から「WBCで勝つことは非常に難しい」と言い訳がましいことを言っているが、日本に有利な環境が整った大会でアッサリ負けるようなら、世界の笑いものになる。
[日刊ゲンダイ]
http://gendai.net/articles/view/sports/140222
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あっさり負ける事が無いので大丈夫です
韓国だけに勝てば問題なし
WBCの世界ボクシング評議会な肛門をクンカクンカしたい