正しい育成法とは何なのか。球界ご意見番の張本勲氏(72)が27日、レギュラー出演中のTBS系「サンデーモーニング」でおなじみの"喝"をくらわしたのは、日本ハムの栗山英樹監督(51)だ。


張本勲

ドラフト1位・大谷翔平投手の二刀流育成について、「草野球じゃないんだから」とバッサリ斬り捨てた。もともと張本氏は、大谷は打者で育てるべきだというのが持論。このままでは、打者としても投手としても失敗するという意見だ。プロ野球史上最多の通算3085安打の記録を持ち、日本ハムOBでもある張本氏の言葉だけに聞き流せない。

沖縄・国頭村での2軍キャンプを実際に視察するというから、大谷との"直接対決"が注目を集めることになりそう。

ただ栗山監督としても、大黒柱のダルビッシュ有投手(26)=米大リーグ・レンジャーズ=の抜けたチームを、コーチ経験もなくいきなり1年目でリーグ優勝させた実績がある。いくら球界の大先輩でご意見番が相手でも、簡単に前言撤回はできない。

大谷をめぐっては、別のバトルもある。ライバルの阪神ドラフト1位・藤浪晋太郎投手は、1軍キャンプが決定。栗山監督が、プロの基礎的な体作りを最優先させて大谷を2軍に置くのとは対照的だ。

「現状の実力では藤浪が上、将来性は大谷」というのがプロ野球OB、関係者の大方の見方であり、2人に見合ったスタートともいえる。

しかし、アマと違いプロは結果がすべて。いずれ、大谷VS藤浪の育成法のどちらに軍配が上がるのか見逃せない。

[夕刊フジ]
http://www.zakzak.co.jp/sports/baseball/news/20130129/bbl1301290710002-n1.htm

【関連商品】




ツイート